掲載7 快眠を得るための4ヶ条
五感に心地良い音や香りや色を上手に利用
私たちは、生涯の3分の1の時間を休養のための睡眠に費やしています。この時間こそは、残りの3分の2の時間帯における充実した生活行動の原動力となります。
睡眠の仕組みは、ノンレム睡眠とレム睡眠によって構成されています。床に入って眠りについた際、脳波的にみて最も深い眠りが訪れてきます。これがノンレム睡眠で、「脳の眠り」と別称されています。
この深い眠りに次いで、ほんの短い時間(10分程度)のレム睡眠が訪れます。レム睡眠は「夢見る眠り」と言われたり、手足などの筋肉の緊張がすっかり解きほぐされてくるため「身体の眠り」とも呼ばれます。
快眠が得られないというのはこのノンレム睡眠の質的低下によって起ってきます。そこで快眠を得るための工夫の
第1は、日中を活動的に過ごすこと。
第2は、朝の一定時間に起床し、たっぷりと光を浴びること。
第3は、起床後14時間をめどに就眠の準備をする。
即ち、カフェイン類の摂取を止める。温めのお湯でゆったりと入る。五感に心地よい刺激を与えてくれる音や香りや色を上手に利用するなどです。
そして第4は、これらの努力によっても快眠が得られない場合、中高年者ではかかりつけ医に相談し適切な睡眠薬を処方してもらうことをお勧め致します。