製品紹介

米ケフィラン(LK乳酸菌米培地生成物)

近年の健康志向の高まりの中で、様々な発酵食品が注目を集めています。中でもケフィアは欧米を中心に認知度が高く、かつてコーカサス地方では門外不出とされていた伝統的な発酵乳食品です。
大和薬品は、ケフィアの持つ健康食品としての有用性にいち早く注目し、研究開発に着手しました。8年の歳月をかけた結果、ケフィア由来乳酸菌Lactobacillus kefiranofaciensを乳ではなく、日本人の主食である米を栄養源として培養する独自の技術を確立しました。これがお米で育てた乳酸菌「米ケフィラン」です。

開発の経緯

発酵乳ケフィアには、動物の組織や代謝系に直接作用する成分(バイオジェニックス)や、腸内細菌に働きかけて間接的に生体機能を高める成分が含まれています。これらの機能性は乳酸菌L.kefiranofaciensと、それから産生される粘質多糖ケフィランが大きな役割を果たしていると考えられています。
大和薬品は、農林水産省の助成を受けて独自の培養方法を確立し、有効成分を高含有させることに成功しました。その秘訣は日本の伝統食である米を培地にしてL.kefiranofaciensを培養することにあります。従来のケフィアは乳由来の脂肪分が多く含まれており、その発酵の過程でアルコールが発生してしまうなどの難点がありました。しかし大和薬品のこの独自製法により、ケフィアの短所を補い機能性を高めた米ケフィランを開発することができました。

お米で育てた乳酸菌「米ケフィラン」

米ケフィランは、コーカサス地方の伝統食ケフィアの中に息づく乳酸菌L. kefiranofaciensを、米培地を使って培養しています。大変ユニークなこの製造方法により、脂肪や乳成分を含まない健康食品原料が可能となりました。また原料の米には有機米を使用し、その由来にもこだわりをもって製造しています。

日本の伝統食の米にこだわりました

健康志向の高まりとともに日本食は世界中で注目を集めています。その中には、味噌、酢などの調味料や漬物のような身近な食品まで多彩な植物由来の発酵食品が見られます。
大和薬品は米ケフィランの開発にあたり、このような日本の伝統的な食生活をふまえて、乳酸菌を米で育てることにこだわりました。日本人が古くから食してきた米は、炭水化物だけでなくビタミン、ミネラル、食物繊維なども豊富に含みます。
米ケフィランは、日本の伝統食米で育てたヘルシーな健康食品です。

腸内環境について

腸は食べたものから栄養を吸収するとても大切な臓器です。大きくは小腸と大腸に分かれ、消化吸収と排泄を担います。腸から吸収された物質は肝臓に入り、その後血液を通して全身に運ばれます。また、腸は第二の脳とも呼ばれ、脳からの命令がなくても神経系や免疫系を相互に刺激することも分かっています。さらに、腸の中には私たちのからだを形作る細胞を全部足した数よりも多くの腸内細菌が住み着いていて、お互いに共生関係にあります。人間が消化することができないため、食べてもそのまま排泄されると考えられていた物質が、実はお腹に住んでいる腸内細菌にとってはエサとなり、そのエサを食べて育った細菌が生産するさまざまな物質が私たちの身体に影響を与えるというような複雑な関係も解明されてきています。腸内環境は健康長寿を考えるうえでとても大切な要素ですから、日々の心がけによって良好な状態を維持することが重要です。

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