vol.139 2015年3月号

vol.139 2015年3月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
論文掲載:MGN-3/BioBranは樹状細胞においてDEC-205の発現を増加させ細胞傷害性CD8T細胞を活性化する
Drew大学を中心とする研究グループにより、BioBranについて新たな論文が発表されました。

論文掲載:血流障害が引き起こす女性生活習慣病患者の諸症状に対するBacillus subtilis var. natto 製品の効果
滋賀医科大学を中心とする研究グループは、NKCPについて新たな論文を発表しました。

■糖質制限食のすすめ
7)糖質摂取を減らすと太りにくくなる
銀座東京クリニック 福田一典 先生
肥満対策として、脂肪やたんぱく質の摂取を制限しがちですが、実際には摂取カロリー量が同じであれば、高脂肪食より高糖質食の方が肥満を引き起こします。今回は、肥満対策と糖質制限食についてご説明します。

■ワールドヘルスレポート
近年、プロバイオティクスが世界中で注目を集めています。プロバイオティクスの市場と最新の研究成果について報告します。

■健康豆知識 健康の温故知新
62)寿命短縮に関わるテロメアとは
時計遺伝子の発見により、「時間生物学」や「時間栄養学」といった学問分野が注目を浴びています。今回は、時計遺伝子と関連し、寿命の回数券ともいわれる「テロメア」についてご紹介いたします。

■気になるからだ
第60回 たかが耳垢、されど耳垢
耳垢は、耳の分泌物と耳の穴の古い皮膚などが混ざり合ったもの。耳垢がたまっていると聞こえが低下してコミュニケーションに支障をきたし、認知機能の低下につながることもあります。今回は、耳垢についてお話しします。

大和薬品最新情報

■論文掲載:MGN-3/BioBranは樹状細胞においてDEC-205の発現を増加させ細胞傷害性CD8T細胞を活性化する

Drew大学を中心とする研究グループにより、BioBranについて新たな論文が発表されました。

・ タイトル:MGN-3/BioBranは樹状細胞においてDEC-205の発現を増加させ細胞傷害性CD8T細胞を活性化する

・ 掲載雑誌:International Journal of Immunopathology and Pharmacology Vol. 27, no.4, 523-530 (2014)

■論文掲載:血流障害が引き起こす女性生活習慣病患者の諸症状に対するBacillus subtilis var. natto 製品の効果

滋賀医科大学を中心とする研究グループは、NKCPについて新たな論文を発表しました。

・ タイトル:血流障害が引き起こす女性生活習慣病患者の諸症状に対するBacillus subtilis var. natto 製品の効果

・ 掲載雑誌:International Journal of General Medicine 2015:8 41-46

気になるからだ たかが耳垢、されど耳垢

耳垢は、耳の分泌物と耳の穴の古い皮膚などが混ざり合ったもの。じとじとした「湿性」とかさかさした「乾性」に大まかに分かれます。日本人は乾性が約9割だそうです。単なる老廃物のかたまりかと思えば、実はそうでもなく、耳の入り口部分にあたる「外耳道(がいじどう)」を保護したり、細菌の繁殖を抑えたりする働きがあります。
外耳道には自浄作用が備わっており、体外へ向かってベルトコンベアのように耳垢を送り出しています。高齢になるとその働きが衰えて耳垢がたまりやすくなります。放置しておくと外耳道をふさいでしまうこともります。不適切な耳掃除で、逆に耳垢を奥へ押し込んでしまうこともあります。
国立長寿医療研究センターの研究では、高齢者約800人のうち17.4%は少なくとも左右どちらかに耳垢がありました。その結果として難聴、さらには認知機能の低下をきたした可能性が示されています。
耳垢がたまっていると聞こえが低下してコミュニケーションに支障をきたし、認知機能の低下につながるというわけです。「たかが耳垢」とあなどれません。
かといって、無理な耳掃除をして外耳道や鼓膜を傷つけてしまうことは避けたいものです。耳掃除後に耳痛などがある場合、耳鼻咽喉科を受診するとよいでしょう。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は4月15日頃配信予定です。

 

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