ごあいさつ
こんにちは。大和薬品E-メールマガジン担当の本間です。
今年は例年に比べ気温が高く紅葉が全国的に遅れているようですね。
色づきが気になりますが、関東・関西は12月下旬まで楽しめるかもしれません。
紅葉狩りで運動不足解消・心身ともにリフレッシュしたい今日この頃です。
大和薬品ホームページもぜひご覧ください。
■ドクターからの健康アドバイス
◎医食同源とサプリメント:食養生に生かす機能性食品
(銀座東京クリニック院長 福田一典先生)
■スタッフボイス・・・本社営業スタッフの声をお届けします。
営業部営業課 白井規直
「可能性のあるアメリカでさらなる成果をあげたい」
■ワールドヘルスレポート
「腰痛から精神疾患まで幅広いカイロの効用(2)」
■健康豆知識
「笑いと治癒力~NK細胞が活性化」
■つくば季節のフォトギャラリー
■「食と健康」「代替療法」など幅広い最新情報を掲載!
日本食品機能研究会(JAFRA)ホームページもぜひご覧ください。
今月のメニュー
■大和薬品(株)関連最新情報
◎「食品開発展2005」と「第3回国際臨床抗老化医学会議・展示」に参加
■健康お役立ち情報
【1】「これ効きそう」の基準は?
【2】ビタミン
■編集後記
■大和薬品(株)関連最新情報
◎「食品開発展2005」と「第3回国際臨床抗老化医学会議・展示」に参加
「食品開発展2005」(CMPジャパン主催)が10月5~7日東京ビックサイトで開催され、当社は「バイオブラン」「NKCP」「米ケフィラン」を出展しました。
この展示会は、食品の品質向上や安全性、機能性を探求する専門家対象の大型展示会で期間中国内はもとよりアジア各国から約4万5000人と多数の参加者が集まりました。
当社の展示ブースでは、今回デザインを一新したこともあり、熱心な参加者が詰めかけて質問攻勢をかけるなど、予想以上の盛況となりました。
また今回は、同社が農林水産省との共同研究で開発に成功した「米ケフィラン」について、「新食品素材”米ケフィラン”――LK乳酸菌とお米から生まれた伝統の栄養源」と題したプレゼンテーションも実施し(研究開発部長 加藤久宜)、米を原料とする画期性などが注目を集めました。
当社では、これに引き続き10月8~10日に、東京・健保会館で開催された「第3回国際臨床抗老化医学会議・展示」にも参加し、商品展示のほか「バイオブラン」「NKCP」のプレゼンテーションを実施しました。
今月11日(金)~13日(日)にはパシフィコ横浜で開催される「第27回日本臨床栄養学会総会・第26回日本臨床栄養協会、第Ⅲ回大連合大会」参加を予定しており、ここでは商品出展のほか、「精製ナットウ菌培養物(NKCP)の血液性状に対する生理活性について」
と題した講演も行います。
■健康お役立ち情報
【1】ビタミン
人間が生きていく上で必要とする栄養素は、脂質、タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5種類ですが、前の3つは3大栄養素といわれるもので、エネルギー源として細胞を動かし身体を作る上で必要なものです。
これに対して、第4の栄養素ともいわれるビタミンやミネラルは、エネルギー源にはなりませんが、エネルギーの吸収を助けて抵抗力を高めたり病気の予防や治療に役立ったりするいわば生命維持に欠かせない有機物です。
ビタミンというのは合成語で、Vital(生命に必要)とamin(科学分子集団)を組み合わせたものです。ここからも、言葉の意味が理解できます。
ビタミンには、水溶性と脂溶性の2つの種類があります。
水に溶ける水溶性ビタミンは、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、Cの9種類。
油に溶ける脂溶性ビタミンは、A、D、E、Kの4種類です。
ビタミンの種類については、現在25種類前後のものが確認されているという説もあります。
ビタミンの研究については、国内外を問わず枚挙に遑がありませんが、アメリカで約4万人の健康な女性を対象に実施した「ビタミンE摂取により心血管系疾患とガンのリスクが減少するか否か」の二重盲検プラセボ対照試験では、ビタミンEの隔日摂取により心血管系疾患による死亡リスクが減少することが示唆された、との発表がされています。
ところで、「ビタミンの日」というのをご存知ですか。
これは、ビタミン研究の第一人者で文化勲章や日本学士院賞などを受章した満田久輝・京都大学名誉教授を会長とする「ビタミンの日」委員会が制定したもので、12月13日をその日としています。
1910年12月13日に、鈴木梅太郎博士が米ぬかから抽出した脚気を予防する成分を「アベリ酸」と命名して学会に発表したこの日を記念したものです。
アベリ酸は、後にオリザニンと改称され、ビタミンB1と同じであることが証明されています。
【2】・・・海外統合医療ニュース
第21回 「これ効きそう」の基準は?
サプリメントや鍼、心理療法といった、がんの補完代替医療(CAM)をめぐって避けて通れないのが「それらの治療法をどう評価するか」という問題。
利用者の視点で言い換えれば、治療法を選ぶ時に、何をもって「これは効きそうだ」と判断するかということです。
科学の目で厳密に見るなら、多くの人を対象とした試験を行い、その治療を行わないグループと比較して効果を証明することが求められます。
米国ではそうした考えに立って、国立がん研究所(NCI)が予算を組み、サプリメント(ビタミンE、亜鉛、コエンザイムQ10など)を含めたいろいろなCAMの臨床研究が行われています。
NCIのブキャナン氏は9月に発表した論文で、CAM研究の問題点として、有効成分の濃度や均一性が保証されていないことなどを挙げています。
そして、今後のCAM研究は、科学としてのあり方を進歩させるために、それらの問題に対処していかねばならないと述べています。
ただし、例えば前述で述べたような比較試験は医薬品の開発の際に行われるもの。
特にサプリメントの場合、科学的な評価法を突き詰めていくと限りなく薬のやり方に近づいてきます。
果たして食品の評価が薬と同じ方法、基準でよいのでしょうか。
みなさんはどうお考えですか。
出典・Journal of Clinical Oncology Vol.23、p.6682‐6689、2005
■編集後記
これから寒い冬にかけて風邪やインフルエンザが心配です。
高性能なマスクなど予防グッズもたくさん発売されていますが、水でうがいすると、しない場合に比べ風邪になるのを4割近く抑える効果があるとの調査結果を京都大の川村孝教授らがまとめ、先月末に発表しています。
今年は世界的に新型インフルエンザ発生への危機感が強まり、厚生労働省は予防や治療、発生動向の把握など総合的な危機対策推進本部を設置しています。
バイオブランも皆様の健康維持にお役立ていただければ幸いです。
年末に向けて何かとご多忙かと存じます。お体ご自愛ください。
皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
次回の「e-健康かわら版」は12月9日配信予定です。
今後とも大和薬品株式会社をよろしくお願い申し上げます。