Vol.28 2005年12月号

Vol.28 2005年12月号

ごあいさつ

こんにちは。大和薬品E-メールマガジン担当の本間です。
本年もメールマガジンやホームページにつきまして励ましのお便りや御提案を賜り、誠にありがとうございました。
今後ともご高配の程宜しくお願い申し上げます。

お知らせ

当社ホームページに「検索機能」がプラスされました。
トップページの右上にgoogle検索機能をプラス。キーワードをご入力いただくと、当社ホームページ内の検索結果を表示いたします。
ご活用ください。

大和薬品ホームページもぜひご覧ください。

■ドクターからの健康アドバイス
◎プラシーボ効果と心身一如:心が治癒力を左右する
(銀座東京クリニック院長 福田一典先生)

■ワールドヘルスレポート
「音の癒し、医療現場で活用 ミュージックセラピー(2)」

■つくば季節のフォトギャラリー(つくば工場の紅葉など追加)

■「食と健康」「代替療法」など幅広い最新情報を掲載!
日本食品機能研究会(JAFRA)ホームページもぜひご覧ください。

今月のメニュー

■大和薬品(株)関連最新情報
◎第27回日本臨床栄養学会総会・第26回日本臨床栄養協会総会で、「NKCP」の研究内容について発表しました。
◎週刊朝日増刊号に遠藤雄三先生の取材記事が掲載されました。
◎ISO 9001-2000認証の更新審査が行われました。
■健康お役立ち情報
【1】セカンドオピニオン
【2】デトックス
■編集後記

■大和薬品(株)関連最新情報

◎第27回日本臨床栄養学会総会・第26回日本臨床栄養協会総会で、「NKCP」の研究内容を発表しました。

「第27回日本臨床栄養学会総会・第26回日本臨床栄養協会総会」が、11月11~13日、パシフィコ横浜(神奈川県)で開催され、当社は、主力製品である「NKCP」について「精製ナットウ菌培養物(NKCP)の血液性状に対する生理活性について」と題した研究発表を行いました。
医療に対する栄養学の重要性がますます高まっていることもあり、大会には医師や栄養士をはじめ大学関係者、研究者、学生など予想を超える数が集まりました。
今回の大和薬品の発表は、獨協医科大学との共同研究によるもので、とくに今回は「NKCP」における血栓溶解(線溶亢進)の作用に加え抗凝固作用の存在が明らかになったこと、さらに振動式粘度計の導入により、臨床用量での血液粘度低下作用も予見されたことが参加者の関心を集めました。

◎週刊朝日増刊号に遠藤雄三先生の取材記事が掲載されました。

11月30日発売の週刊朝日増刊号「予防医学の権威がすすめる健康食2005」に遠藤雄三先生(浜松医科大学)の取材記事が掲載されました(p.76)。
週刊朝日では毎年「健康食」特集号が発行されており、今回のテーマは「アンチエイジング最新情報」で7冊目となります。
遠藤先生の取材記事は「サプリメント編」に掲載されており、米ぬかアラビノキシラン誘導体に関する研究内容についてわかりやすく紹介されています。

※当社ホームページにも遠藤雄三先生の「病理医からみた一人ひとりのがん戦略」でがん予防の手引きのお話をいただいております。
ぜひご覧ください。

◎ISO 9001-2000認証の更新審査が行われました。

ISO 9001-2000の認証取得から3年を経ての外部機関による更新審査が11月28日(つくば工場)~29日(本社)に実施されました。当社スタッフの積極的な関わりもあり、認証更新推薦の「審査報告書」が授与されました。
後日認証が発行されることになります。
審査員からは、3年前と比較して当社スタッフの積極的な関わりが目立ったこと、また品質マネージメントシステムがきちんと維持・改善されているとのコメントがありました。
今後の外部維持審査は年1回(11月頃)の頻度で継続して行われます。
当社は今回の認証更新を機会に再度原点に立ち返り、システム全体の検証にも注力するよう努めてまいります。

■健康お役立ち情報

【1】セカンドオピニオン

最近、よくセカンドオピニオンという言葉に接します。
これは、直訳すれば「第二の意見」という意味になりますが、とくにガンのような重大な病気の場合に、担当の主治医以外の別の医師に診断や治療などについての意見(セカンドオピニオン)を聞くことによってよりよい治療が受けられるようにすることで、こうした動きは全国に広まっています。
アメリカでは、この考えは国民に定着しており、医師が診察のときにセカンドオピニオンをとるかどうかを聞くのは常識になっているといいますが、まだ日本では、医師に対する遠慮や「そんなことを言ったら医師の感情を害して気まずくなるのではないか。失礼にあたらないか」といった心配が先にたって、なかなか言い出せない、といった場合が多いのではないでしょうか。
しかし、病気の治療法を判断するのは最終的には患者自身や家族であることから考えれば、主治医以外のセカンドオピニオンを求めることは、治療の選択肢を広げその中からよりよい治療法を選ぶことになり、これは患者にとっては当然の権利といえます。
とくに、ガンや血管にかかわるような重大な病気では、治療法は目まぐるしく進歩していますので、広く専門医の意見を聞くことは重要です。
近頃では、大学病院など大きな病院を中心に「セカンドオピニオン外来」を新設する医療機関も増えていますが、対象となる診療科や料金などは病院によってまちまちです。ただ共通しているのは、どの病院でも事前の予約と主治医の紹介状(診療情報提供書)が必要であるということ。
料金は、30分数千円のところから数万円のところまで、病院によって違います。
セカンドオピニオンについては、医療機関だけでなく推進する団体も多くなっていますし、インターネット上で提供される情報もたくさんあります。
医療は患者中心であるべきという医療の原点から考えて、セカンドオピニオンはもっと定着していってほしいものです。

【2】・・・海外統合医療ニュース

第22回 デトックス

健康雑誌・番組で話題の「デトックス」(解毒)。
一般的には「体内の毒素や有害物質(水銀、鉛など)を排出して美容と健康に役立てること」の意味で用いられているようです。
方法は食物繊維などのサプリメント、岩盤浴や遠赤外線の利用、さらには断食などで、いくつか体験した方もいるかもしれません。
医療におけるデトックスには、薬物・毒物中毒の際に行う「キレーション療法」があり、統合医療の現場ではこれを心血管疾患治療などに使うことがあります。
「キレーション」の由来はchela(キーラ=エビ、カニ類のはさみ)。
その名の通り、有害物質を「はさみ込んで排出する」というわけです。
もっとも、心血管疾患への有効性については議論のあるところで、先月報告されたカナダとイギリスの共同研究によると、「EDTA」という解毒剤を用いたキレーション療法は、「現在入手できるデータからは、心血管疾患に対する治療効果は支持できない」となりました。
これまでに行われた7件の試験を再解析した結果です。
キレーション療法をめぐっては、米国立衛生研究所(NIH)でも5年をかけて臨床試験を進めており、今後の研究の進展が待たれる状況です。

出典・BMC Cardiovascular Disorders vol.5、p.32、2005

■編集後記
遠藤雄三先生から風邪・インフルエンザの予防法についてアドバイスをいただきました。日頃からマフラーで首をあたためる他、マスクで口内をあたたかく保つことも有効とのことです。ウイルスは35℃あたりを最も好みます。
殺菌効果のある緑茶などをプラスするのも良いですね。
そして普段からサプリメントを上手に活用して自然治癒力UPを図りたいものです。
年末で何かとお忙しいことと存じます。
ご無理なさらず良いお年をお迎えください。

皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は1月10日配信予定です。
今後とも大和薬品株式会社をよろしくお願い申し上げます。

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