Vol.14 2004年10月号

Vol.14 2004年10月号

ごあいさつ

こんにちは。大和薬品E-メールマガジン担当の本間です。
創刊1周年記念のプレゼント企画が締め切り間近になりました。
みなさまのご応募お待ちいたしております。
ホームページも8月から刷新。ドクターからの健康アドバイスを掲載しております。
ぜひご覧ください。

◇◆ 締め切り間近! ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

e-健康かわら版  創刊1周年記念
プ レ ゼ ン ト 企 画

◆◇ 締め切り間近! ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

弊社メールマガジンのご愛読誠にありがとうございます。
創刊1周年を記念いたしまして下記のアンケートにお答えいただいた方の中から抽選で5名様に「レンチンプラス1000(30包入)」をプレゼント。
(当選は発送をもって代えさせていただきます。)
残念賞・・・50名様に記念品もご用意しました。
皆様のご応募お待ちしております。

【ご応募方法】
Eメール・葉書・FAXいずれかでお申込ください。
必要事項はつぎの(1)~(7)です。
(1)お名前 (ふりがなもお願いします)
(2)住所(郵便番号からお願いします)
(3)電話番号
(4)年齢
(5)職業
(6)「e-健康かわら版」メールマガジンのご感想
(7)大和薬品ホームページのご感想(パソコン閲覧可能な方のみ)

【宛先】
■郵送の場合
〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋1-16-19
大和薬品株式会社
メールマガジンプレゼント係
■FAXの場合
FAX 03-5787-3780 (「メールマガジンプレゼント係」行)
(お電話でのお申込はできません。よろしくお願い申し上げます。)

【しめきり】
平成16年10月31日(当日消印有効)

皆様のご応募お待ちしております。

今月のメニュー

■大和薬品(株)関連最新情報
◎国際レオロジー学会(韓国)にてNKCPの研究成果を発表
◎日本応用糖質科学会大会にてバイオブランの最新の研究成果を発表
◎日本食品機能研究会(JAFRA)が「第4回国際代替医療ワークショップ」、大和薬品(株)が「バイオブランワークショップ2004」を、イギリスにて開催
■☆新素材”米ケフィラン”トピックス☆
■健康お役立ち情報
【1】シュタイナーの「人智学」と健康・病気
【2】海外統合医療ニュース 第8回 爪分析と糖尿病
■連載シリーズ…….第8回 ドライアイについて
■編集後記

■大和薬品(株)関連最新情報

◎国際レオロジー学会で、NKCPの研究成果を発表

第14回国際レオロジー学会が、8月22日~27日ソウル(韓国)で開催され、弊社は「ナットウ菌由来精製タンパクがヒト血液(レオロジー)に及ぼす作用」と題して研究発表を行いました。
この研究は、獨協医科大学がとりまとめ、精製ナットウ菌培養物「NKCP」のヒト血液のレオロジー(弾粘性)に及ぼす影響 を基礎的、臨床的に検討したものです。
その結果、基礎的な検討では、従来より言われてきた線溶活性の亢進ばかりでなく、抗凝固活性が認められました。臨床においては線溶活性の有意な亢進が認められ、自覚症状で認められた肩こり等の改善は抗凝固効果による局所循環の改善 を示唆していることを発表しました。
また,これらヒト血液のレオロジーに及ぼす影響については、血栓症の予防につながる効果であることから今後さらなる検討が必要であると述べました。
今回の発表については、出席者と有意義かつ活発な討論が行われました。

◎日本応用糖質科学会大会にて「バイオブラン」の最新の研究成果を発表

日本応用糖質科学会平成16年度大会(第53回)、第12回糖質関連酵素化学シンポジウムが、9月15日~17日、かごしま県民交流センター(鹿児島)で開催され、弊社は、主力素材である「バイオブラン」について最新の研究成果を発表しました。
日本応用糖質科学会は、澱粉をはじめとする各種糖質化学および関連する酵素化学の進歩を図り、科学、技術および関連産業の発展に寄与することを目的とした団体で、産学官から幅広い研究者、技術者が参画し、基礎・実用両面からの研究活動を積極的に行っています。
今回の発表は、「糖質の機能」をテーマにした一般講演の中で行われたもので、「米糠由来免疫調節物質の化学構造」と題して「バイオブラン」について弘前大学との共同研究の成果を発表したものです。
今回の発表は、米糠由来「バイオブラン」の免疫賦活活性について、マクロファージの活性化を指標として検索し、免疫調節に関わる成分の化学構造の分析を行ったものです。
高い活性を示す画分の構成糖分析や糖結合様式分析の結果から、「バイオブラン」に含まれる有用物質は複雑な構造を有するヘテロ多糖であることが示唆されました。
「バイオブラン」については、1992年以降国内外で効果・基礎試験などの研究が繰り返され、いままでに40を超す学会発表と10を超す論文が発表されています。

◎日本食品機能研究会(JAFRA)が「第4回国際代替医療ワークショップ」、大和薬品(株)が「バイオブランワークショップ2004」を、イギリスにて開催

日本食品機能研究会(JAFRA)と弊社では、9月23日(木)~28日(火)統合医療を中心としたワークショップをイギリス・オックスフォードで開催しました。どちらも、日本をはじめアジア、ヨーロッパ各国から100人を超える出席者をむかえ予想以上の盛況となりました。
JAFRA主催の「インターナショナルワークショップ」は、いままで、ホリスティック医学、シュタイナー医学(人智学医療)、ホメオパシー、クナイプ療法、ヒーリング、フィトセラピー、心理療法、音楽療法など、統合医療を多岐に亘って取り上げてきましたが、今回は、ガンの温熱療法、インドの伝統的治療であるアーユルベーダ、ガンの免疫療法、ガン患者に対する心理的アプローチなどについて、世界のトップレベルの専門家による講演、発表となりました。

また弊社が主催した「バイオブランワークショップ」は、発売10年になるバイオブランについて内外の医師・研究者が基礎試験・臨床試験の成果を発表・討論するもので、ヨーロッパでの開催は今回で3回目となります。
今回の発表は、次の3つです。

1)前立腺癌のフィトセラピー~期待か現実か
Ben L. Pfeifer 博士 (Aeskulap 癌センター=スイス)
2)生体反応修飾剤としてのアラビノキシラン
Kampon Sriwatanakul 博士 (マヒドン大学=タイ)
3)バイオブラン基礎研究の最新情報
前田浩明 研究開発部長 (大和薬品株式会社)

これに続き、浜松医科大学の遠藤雄三博士を座長として「バイオブランの抗炎症作用」について活発な討論があり、有意な意見が交わされたことなど、今回のワークショップが予想以上に成功裏に終了したことから、来年以降についても引き続き開催したいとして、計画を進めています。

■☆新素材”米ケフィラン”トピックス☆
「バイオブラン」「NKCP」に次ぐ弊社新素材「米ケフィラン」について全6回シリーズでお届けします。

第2回・・・「米ケフィラン」の特長について

<1>先端技術が生んだ画期的素材
乳酸菌L.ケフィラノファシエンスの大量培養および植物性ケフィランの効率的生産に成功。食品製造に応用されたのは本品がはじめてです。

<2>貴重な植物性ガラクトグルカン
ケフィランの化学構造式であるガラクトグルカンは動物由来が一般的ですが、当社の「米ケフィラン」は純植物性です。

<3>信頼の開発体制
乳酸菌研究の第一人者、東京大学光岡知足名誉教授の指導のもと、技術開発を行いました。また、この技術開発は農林水産省助成事業として5年間にわたり実施し、高い評価を得ています。

次回は”「ケフィール」「ケフィラン」「米ケフィラン」の違い”についてお届けします。

■健康お役立ち情報
【1】 「シュタイナーの「人智学」と健康・病気」

シュタイナーの思想や生き方を学ぼうとするグループや個人が増えています。
ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)は、旧オーストリア(現クロアチア)生まれの思想家・哲学者で、独自の新しい世界観「人智学」(アントロポゾフィー)によって広範な精神運動を創設したことで知られています。
この思想は、単に机上の学問としてではなく、医学や薬学をはじめ、芸術、農業、社会学など、あらゆる分野でいまでも実践されています。シュタイナーは、この精神科学を広めるために生涯で6000回を超える講演を行ったと言われます。
この「人智学」については、人間は誰しも生まれながらにして霊能力を持っているが、物質主義に寄っているためにその力は抑えられてきた。
しかし、瞑想したり、念をこめて知力を上げると、この状態は克服できる、という考えが根本にあります。
シュタイナーの思想の影響を受けたのがドイツを中心とした医学で、これは現代にも引き継がれています。最近では、原点に基づいた人間的な医学として注目されています。
病気に対する処置法として、シュタイナーは次の三つの方法を挙げています。
1) 医薬等物理的な手段を用いる方法。
2) 芸術を通して身体に治癒的に働きかける方法。
3) 精神科学への瞑想的沈潜による方法。
ややもすれば薬品や化学療法一辺倒になりがちな医療ではなく、自然の摂理の中の人間を宇宙の中の一部と見て、ヒーリングやセラピーなどといった精神科学の領域にまで立ち入って病気に対峙するものです。
そこには、医学として独立したものではなく、歴史や社会学、倫理学、 芸術などの学問と相関した姿が見てとれます。哲学者だから完成しえた思想ということでしょうか。
シュタイナーの思想については、非常に広範でしかも極めて難解ですので、ここですべてをわかりやすく解説することは不可能です。
それでも興味のある方は、どれか一冊シュタイナー関連の本をご一読ください。

■「人智学から見た家庭の医学」シュタイナー著(風涛社)
■「内面への旅」シュタイナー著(筑摩書房)
■「病気と治療」シュタイナー著(イザラ書房)
■「シュタイナー入門」西平直著(講談社現代新書)

【2】・・・海外統合医療ニュース 第8回 爪分析と糖尿病

病医院で行う検査というと何を思い浮かべますか。血液、レントゲン、尿。
この3つは経験したことがあるのではないでしょうか。
では、髪の毛はどうでしょう。爪は?
これらは皮膚疾患(脱毛症、爪水虫)の検査として行われるケースはありますが、血液や尿と比べると実施頻度は少なくなります。
しかし、統合医療の現場では毛髪や爪を検体として積極的に活用するケースがあります。
栄養素や化学物質といった体内環境の評価に役立つからです。
体に取り込まれた成分が血液にのって全身を巡り、髪の毛や爪にたどり着くと考えれば分かりやすいでしょう(物質によっては体内での分布に差があって、爪や毛髪での分析に向かないものがあります)。
例えば9月には、爪に含まれるミネラル分析のデータが報告されました。
40~75歳の男性を対象に、クロム(ミネラルの1種)の濃度と糖尿病との関連を見たものです。クロムは糖代謝の改善が期待される栄養素です。
その結果、足の爪のクロム濃度は、糖尿病患者(688名)が0.61μg/g、糖尿病に心臓血管疾患を合併した患者(198名)が0.52μg/g、健康成人(361名)が0.71μg/gとなっていました。研究チームでは「糖尿病に心臓血管疾患を合併した男性は、健康な男性より爪のクロム濃度が低いことが示唆された」と結論付けています。
血液や尿、問診などに加えて、爪や毛髪も生体からの情報源として有益というわけです。

出典・Diabetes Care Vol.27 p.2211‐2216,2004

■連載シリーズ・・・第8回 ドライアイについて

日本生活習慣病予防協会 理事長
池田 義雄

パソコンの画面を長時間にわたって注視するVDT(visual display terminals)作業が、眼の健康障害を生み出しています。その典型例が「眼の乾燥(ドライアイ・dry eye)」で、これが眼の疲れ、いわゆる眼性疲労を来す大きな要因になっています。
私達の眼球は、常時分泌されている「基礎的な涙」と刺激によって出てくる「反射的な涙」によって保護されています。眼球の表面は眼を開いたままにしておくと、早い人では10秒ほどで眼球表面が乾いてきます。
このため、通常、誰もが無意識に瞬きを繰り返し、基礎的な涙で眼球の表面を覆いこれを保護する仕組みを働かせています。
ドライアイでは、この涙液の分泌量が減少するため眼球表面が乾燥し、様々な障害を生じさせている状態です。これが著しい場合には、眼の痛みや、視力の低下、更には角膜表面に角化変性を起こすようになります。
ドライアイ対策としては、VDT作業時における休息を可能な限り頻繁に取り(30-40分毎に10-15分休む)、これにても不十分な場合には、市販の「人口涙液」のこまめな点眼もお勧めです。眼の疲れを感じているときは、先ずはそれがドライアイのせいかも知れないことに想いを馳せ、日頃から眼の健康に留意するように致しましょう。

■編集後記

今年は各地で異常ともいえる猛暑が続きましたが、これからは日毎に秋色が深まってまいります。
比較的体調を整えやすい時期です。くれぐれも無理なさらず、「読書の秋」「食欲の秋」「芸術の秋」・・・で健やかにお過ごしください。

皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は11月10日配信予定です。

今後とも大和薬品株式会社をよろしくお願い致します。

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