Vol.99 2011年11月号

Vol.99 2011年11月号

ごあいさつ

こんにちは、メルマガ担当の石原です。
今月も浜松医科大学(第一病理)遠藤雄三先生のコラムが引き続き更新されました。今回は、ペニシリンの誕生秘話などを交えてI型及びIV型アレルギーについて解説していただきました。その他、ワールドヘルスレポートなど盛りだくさんの内容でお届けいたします。お楽しみ下さい。

トピックス

■病理専門医からみた健康戦略シリーズ 第二弾 炎症と免疫
8)自己とは?非自己とは?
浜松医科大学(第一病理) 医学博士 遠藤雄三先生
◎前回に続きアレルギーのはなしです。中でもI型とIV型について詳しく解説していただきました。アトピーや接触性皮膚炎は両方が原因となる疾患で、治療の難しさがわかります。

■ワールドへルスレポート
米国不況で、さらに高まるセルフケア志向
◎景気低迷が続く米国、節約のため「医者になるべくかからないように」とアメリカ人の間でセルフケア志向が高まっています。体に良いとされる食べ物やサプリメントで病気予防を心がけ、ちょっとした病気なら医者に頼らず自然な代替医療で治す、そうした風潮が広がりつつあります。

■健康豆知識 健康の温故知新
22)長寿は腸の健康から、米ケフィラン
◎世界の長寿地域における数々の疫学研究から、長寿と腸との関係が明らかになりつつあります。腸内には100種類100兆匹の菌が棲息するといわれています。大和薬品ではこの腸内細菌に着目し、腸内の有用菌を効率的に増やす「米ケフィラン」を開発し、研究データの蓄積を行ってきました。今回は米ケフィランの開発経緯や花粉症への有用性をご紹介します。

今月のメニュー

■大和薬品関連最新情報
◎ドイツ(ミュンヘン)でForum Oncology 2011が開催されました
■気になるからだ
◎第20回 パソコン・エアコンで要注意「ドライアイ」
■編集後記

■大和薬品関連最新情報
10月22日にドイツのミュンヘンでForum Oncology 2011が開催されました。
Dr.Handgretinger (Tubingen大学教授、Tubingen大学病院小児癌医師)他2名のドクターにより、医師 ・代替療法士を中心に130名の聴講者を集め講演が行われました。
特にDr. Handgretingerの、IL-2と米ぬかアラビノキシランの併用効果についての研究発表は参加者の関心も非常に高く、講演後も熱心な質疑応答が行われました。

■気になるからだ パソコン・エアコンで要注意「ドライアイ」
11月になり、肌の乾燥が気になる季節になってきました。住宅やオフィスのエアコンで、乾燥度合いもアップしそうですね。エアコンで乾燥するのは肌だけではありません。外界と接している「目」もその1つです。目が乾く、ゴロゴロする、あるいは痛い、視力が低下する。そんな症状が現れたら……。目の表面を覆う涙が変化して、目に障害がおきた状態かもしれ
ません。「ドライアイ」という立派な病気です。
原因には、長時間のパソコンの使用、コンタクトレンズの使用、さらには加齢なども関わっています。それらによって、目の表面を覆っている涙が少なくなったり、すぐに蒸発してしまったりするのです。パソコンをじっと見ているとまばたきをする回数が減り、涙が蒸発しやすくなるので、意識してまばたきをすることが大切です。そうすれば、目の表面の乾燥を防げます。パソコン操作時の姿勢やエアコンの使い方などにも気をつけましょう。
私たちの生活では、目を通して得る情報が大きな割合を占めています。ドライアイに限らず、目の病気に伴うQOL(生活の質)の低下は見過ごせません。気になったら眼科を受診しましょう。医療機関では、保湿効果のあるヒアルロン酸の目薬などが使われます。

■編集後記
今月のメールマガジンはいかがでしたか?
さて今月の旬の食材は小松菜です。今は一年中店頭に出回っている小松菜ですが、本来は冬の野菜で、これからが美味しい季節です。見た目がホウレンソウに似ていますが、カルシウムの含有量がとても高く、成長期の子供や骨に関連する疾病の予防に役立つといわれています。また、ビタミンCやミネラルも豊富に含み、アクが少なく調理の手間もかからないのでなるべく沢山食べたい食材のひとつです。
旬の食材を楽しみながら、健康に役立てましょう。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
今後とも充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は12月9日頃配信予定です。

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