■大和薬品最新情報
◎ 「日本先制臨床医学会」に出展しました
■腸内細菌と健康に関する話題
3)腸内細菌と疾患(2):腸の病気
古澤 之裕先生 (富山県立大学工学部准教授 医学博士)
古澤 之裕先生によるドクターからの健康アドバイス第3回の今回は、腸内細菌と免疫についてお話いただきます。
■ワールドヘルスレポート
生活習慣の改善でアルツハイマー病の進行が抑制か
食事や運動などの健康的な生活習慣を組み合わせて取り入れることにより、軽度認知障害(MCI)や初期の認知症の患者の認知機能維持に役立つことが、米国の非営利団体である予防医学研究所(Preventive Medicine Research Institute)所長のDean Ornish氏らが実施したランダム化比較試験(RCT)で示されました。このRCTでは、健康的な食事、定期的な運動、ストレスマネジメントなどを組み合わせた生活習慣改善プログラムを受けた患者の約71%で認知症の症状が安定、または薬剤を使わずに改善していました。それに対し、こうした生活習慣の改善を行わなかった対照群では約68%の患者で症状の悪化が認められたといいます。この試験の詳細は、「Alzheimer’s Research and Therapy」に6月7日掲載されました。Ornish氏らは、「生活習慣の改善が認知症やアルツハイマー病の進行に影響を与えることを示した研究は、これが初めてだ」と説明しています。
次回の「健康かわら版」は2024年8月20日頃配信予定です。