Vol.247–2024年3月号

Vol.247–2024年3月号

■大和薬品最新情報

◎ ホームページをリニューアルしました

■首コリ治療医、病理専門医の説く頭痛について ほとんどの“頭痛”とは頭皮痛のこと治療法は松井理学療法と自己姿勢の復帰

11)頚コリ症候群の治療法と対策①
遠藤 雄三先生 (東京脳神経センター総合内科、病理専門医、医学博士)
遠藤 雄三先生によるドクターからの健康アドバイス第11回の今回は、身体構造からみる頚コリとめまい、頚コリ治療法と対策について教えていただきます。

■ワールドヘルスレポート

自然の中の散策は注意力を回復させる?
都会でアスファルトの上を歩くよりも森の中を散歩した方が、頭が冴えるようです。米ユタ大学の樹木園を散歩した人では、アスファルトだらけの医学部キャンパスを散歩した人に比べて、散歩後に、注意力に関係する機能の一つである実行制御が改善することが、脳波(EEG)の測定から明らかにされました。ユタ大学心理学分野のAmy McDonnell氏とDavid Strayer氏によるこの研究結果は、「Scientific Reports」に1月22日掲載されました。

■食で巡る日本~郷土料理紀行~

しょうゆ餅(愛媛県)
不定期連載「食で巡る日本~郷土料理紀行~」。
今回は「しょうゆ餅」についてお話します。

3月になり、梅に代わって桃の花が香る季節になりました。桃の節句、というとひし餅やひなあられを食する地域も多いかと思いますが、桃の節句にまつわるお菓子も、日本各地で様々なものが伝わっています。今回は、愛媛県で食される「しょうゆ餅」についてお話しします。

しょうゆ餅は、上新粉、砂糖、醤油からつくられる松山の郷土菓子で、江戸時代初期に松山藩祖 久松定勝が、3月の桃の節句に家臣の繁栄を願って、しょうゆ餅をつくり分け与えて祝ったことが始まりとされています。元禄期にはお雛様に供えるものになったとも言われます。その後、現代にいたるまで桃の節句の時に作られるようになり、各家庭で親しまれてきました。

材料と作り方はシンプルで、上新粉、砂糖、塩に熱湯を入れて混ぜ合わせ、20分ほど蒸します。ボールにまとめてしょうゆ、しょうがのしぼり汁を加えて混ぜ、小さく分けて小判型などに形を整えて、もう一度蒸したら出来上がりです。形を整える際に、細長く捻ったり、割りばしで格子模様を付けるなどするようです。お店や家庭によって、作り方には細かな違いがあるようですが、独特の触感が口当たりよく、醬油の香りと生姜の風味が口に広がります。
現在では松山銘菓として土産物店でも売られており、あん入りのしょうゆ餅を販売する店もあるようです。

 

次回の「健康かわら版」は2024年4月19日頃配信予定です。

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