Vol.211–2021年3月号

Vol.211–2021年3月号

今月のトピックス

■ アンチエイジングとプライムエイジングの違い

4) 私が見た海外のプライムエイジング
飯塚 翠 先生(M再生クリニック)

連載4回目の今回は、アメリカ、ヨーロッパ、韓国など、様々な海外のプライムエイジングについご紹介します。

■ワールドヘルスレポート

腰痛治療の新ガイドライン ―まずは薬物療法以外を

寒い日が続き、自宅や屋内で過ごす時間が長くなっている方も多いのではないでしょうか。このような時に、気になるのが運動不足と、座りっぱなしによる腰痛。今回は、腰痛について国内外からの研究報告をご紹介します。

■健康豆知識 健康の温故知新

133) 笑う門には福来たる?~医学で解き明かす笑いの効果~

今回は、「笑い」がもたらす効果について、令和元年12月8日に実施された第18回東京都医師会 都民公開講座「フレイル・認知症を知って、楽しく健康長寿」から、「笑う門には福来たる?~医学で解き明かす笑いの効果」(大平哲也氏/福島県立医科大学医学部疫学講座 主任教授)の講演をご紹介します。

■食と健康の歳時記

啓蟄(けいちつ)とさわら

3月上旬から下旬にかけて、今頃の季節を「啓蟄(けいちつ)」と呼びます。花々のつぼみが少しずつ膨らみ始め、冬ごもりの虫たちが、生き生きと活動を始めます。まだ肌寒さが少し残るものの、春のやわらかい、さわやかで優しい日差しに心が弾みます。今回は、「魚偏」に「春」と書く、今が旬のさわらについてご紹介します。

特に関西地方では春を代表する魚として人気で、上品な白身は西京漬けや酢〆が好まれます。さわらはサバ科の回遊魚で、脂がのった柔らかい肉は特有の旨味があります。栄養成分としてはカリウムの含有量が多く、食塩のナトリウムの吸収を阻害して高血圧の予防につながります。また、カルシウムの吸収を促進する効果のあるビタミンDの含有量が多く、骨の健康維持に役立ちます。また、サバなどに比べて脂質が少ないため、カロリーを気にされる方にはお勧めの食材です。
また、西京漬けや塩焼きなどの和食だけでなく、ムニエルやフライなどの洋風でも美味しくいただくことができます。様々な方法で、楽しんでみてください。

次回の「e-健康かわら版」は4月20日頃配信予定です。

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