Vol.102 2012年2月号

Vol.102 2012年2月号

ごあいさつ

今月は遠藤雄三先生(浜松医科大学・第一病理)のコラムが更新されました。
今回は関節リウマチなどの原因となるⅢ型アレルギーについてとりあげてくださいました。その他ワールドヘルスレポートなど盛りだくさんの内容でお届けいたします。お楽しみ下さい。

トピックス

■病理専門医からみた健康戦略シリーズ 第二弾 炎症と免疫
10)自己とは?非自己とは?
浜松医科大学(第一病理) 医学博士 遠藤雄三先生
◎Ⅲ型アレルギーは免疫反応によって形成される物質が血流にのり、組織障害をひきおこす自己免疫疾患で、代表例には全身性エリテマトーデスや関節リウマチがあげられます。そのメカニズムを含めた詳細を解説していただいています。

■ワールドへルスレポート
米国健康関連市場、2012年トレンド予測
◎プロテインブームがまだまだ続いている米国ですが、はたして2012年の米国健康関連市場のトレンドは―。健康関連雑誌や団体、市場調査会社による2012年の市場予測を報告いたします。

■健康豆知識 健康の温故知新
25)自律神経のアンバランス、呼吸法で調整
◎なにかとストレスの多い現代人。ライフスタイルも夜型傾向にあり、ともすると自律神経のアンバランスを招きがちです。自律神経の失調は、うつ病などさまざまな疾患を引き起こす要因となります。今回は自律神経の調整に最も手軽で効果的な呼吸法をご紹介いたします。

今月のメニュー

■大和薬品関連最新情報
◎アラブヘルス2012に出展しました
■気になるからだ
◎第23回 急増中「マイコプラズマ肺炎」
■編集後記

■大和薬品関連最新情報
大和薬品は、1月23~26日にドバイ(UAE)で開催された中東地域最大のヘルス
ケア分野の展示会「アラブヘルス2012」に出展しました。
同展示会は医療機器や器具のブースも併設しており、欧州系や中国系の企業を中心に多くのメーカーが出展しました。機能性食品の分野では、マレーシアやドイツの受託製造会社やアメリカ、デンマーク、スペイン等のメーカーも出展していました。
現在のところ公式には発表されていませんが、例年にくらべて出展社、来場者がさらに増えてきているように見受けられ、中東地域への注目度の高さが伺えます。大和薬品では今後も中東域のマーケットの開拓に注力していきます。

■気になるからだ 急増中「マイコプラズマ肺炎」
「マイコプラズマ肺炎」という聞きなれない病気が昨年夏から大流行しています。
その名の通り、マイコプラズマという微生物の感染で引き起こされる肺炎です。
症状は強いせきと発熱で(微熱など軽い症状の時もあります)、熱が下がった後もせきが数週間続くのが特徴です。適切な治療をすれば1週間程度でせきは治まります。幼児期から学童期の子どもが多く罹ります。
4年に1回、夏季オリンピックの開催年に大流行することから「オリンピック肺炎」と呼ばれますが、近年はそうでもなく、毎年一定数の人が罹患しています。
特に昨年10~12月は、例年の2倍以上の患者数が報告されました。こうした事態を受けて先日、厚生労働省の研究班が調査に乗り出すと報道されたほどです。
特に問題なのは、主に使われる「マクロライド系」と呼ばれる抗生物質に対する耐性菌の増加が指摘されていることです。耐性菌と言っても、マイコプラズマ肺炎に関しては、重症になったり薬がまったく効かなくなったりするものではないとされていますが、これ以上耐性菌を増やさないためにも、薬は医師の指示通りに飲むことが大切です。また、感染しないために、普段から免疫力を落とさない生活を心がけることが必要です。

■編集後記
今月のメールマガジンはいかがでしたか?
今月の旬の食材は「ヒラメ」です。「左ヒラメに右カレイ」といい身体の左側に両の目がついている特徴的な魚ですが、ビタミンB2やナイアシンなどの成分に加え、美味とされるヒラメの縁側に沢山のコラーゲンを含み健康や美容によいとされる栄養成分を豊富に含みます。さらに高たんぱく質で低カロリーで煮物でも刺身でも美味しく、
ダイエット用の食材としても最適といえるでしょう。

旬の食材を楽しみながら、健康に役立てましょう。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は3月9日頃配信予定です。

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