vol.167—2017年7月号

vol.167—2017年7月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
◎カナダでセミナーを実施(DHD・USA)

■健康な生活のための食生活、栄養と運動
5)食事の内容と質は健康を左右するか?
John E. Lewis先生 (マイアミ大学)
どのような食品をどれくらいの量を食べれば、適切な身体組織を維持するだけでなく、日々健康に過ごすことができるのでしょうか。今回は、食事の内容と質が健康に与える影響についてお話しします。

■ワールドヘルスレポート
眠気覚ましにはカフェインよりも階段?
眠くなると、眠気覚ましにカフェインが入った飲料を飲む方も多いかと思います。しかし、何日か睡眠不足が続いた後では、カフェインを摂取しても覚醒や精神能力を改善する効果が得られなくなることが明らかになりました。今回は、眠気覚ましとカフェインについて考えます。

■健康豆知識 健康の温故知新
90) 感染症を媒介する蚊対策
デング熱、ジカウイルス感染症など、蚊を媒介とした病気が近年大きな問題となっています。2017年6月15日(木)に東京都健康安全研究センターが実施した「感染症を媒介する蚊対策講習会」を基にお話しします。

気になる旬の食材
さやいんげん

さやいんげんは中南米では紀元前から栽培され、日本には江戸時代に中国の高僧、隠元禅師によって伝えられてこの名がついたとされます。成長がはやく、関西では一年に数回収穫できることから「三度豆」とも呼ばれると言われます。今では、若どりしたものをさやごと食べることから「さやいんげん」と呼ばれています。
ビタミンCのほか、カロテンも多く、胃の働きを活性化したり、余分な水分を排出する作用があり、湿気が多く気温の高い日本の夏では暑気あたりを改善する最適な食材だと言えるでしょう。ビタミンB群やβカロテンもバランスよく含み、夏バテ防止にも役立ちます。鮮度の低下がとても速い野菜なので、早目に食べることをお勧めします。全体が細めで豆の形がはっきりしていないものを選ぶようにしましょう。豆がボコボコと形がいびつなものは豆が育ちすぎていて硬可能性があります。また、全体が黒っぽく変色しているものは古い可能性があるので避けるようにしましょう。
ごまあえやおひたしで食べる機会が多い食材ですが、カロテンは油を使うと吸収が良くなるので、てんぷらや炒めものにするとより効果的にいただけます。かぼちゃやナスと一緒に揚げびだしにすると色合いもよく食欲をそそります。また、塩ゆでしたいんげんを、梅干し、みそ、かつおぶし、はちみつを混ぜたものを和えると、梅の殺菌作用、みその解毒作用、はちみつの滋養作用などが得られて薬効の高い一品になります。いろいろな食べ方で、いんげんを夏バテ防止に役立ててみてください。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
次回の「e-健康かわら版」は8月20日頃配信予定です。

TOP