vol.142 2015年6月号

vol.142 2015年6月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
【学会発表】バイオブラン/MGN-3(米ぬかアラビノキシラン)はマウスの乳腺癌腫瘍細胞のパクリタキセルへの感受性を高める
バイオブランの最新の研究成果について2015年米国癌研究会議年次総会で発表しました。

第2回 統合医療学会(ハンガリー)に参加しました
ハンガリーにて「第2回 統合医療学会」に出展し、バイオブランを紹介しました。

「健食原料・OEM展2015」に出展しました
大和薬品株式会社は、「健食原料・OEM展2015」に出展しました。

関西地区勉強会を開催
関西地区の薬局・薬店の方々を対象に「大和薬品 関西地区勉強会」を行いました。

SEKCAMA 20th (乳癌国際学会/スロバキア)に出席しました
スロバキアにて「SEKCANA 20th (第20回 乳癌国際会議)」に出席しました。

■糖質制限食のすすめ
10)糖質を減らすと寿命が延びる
銀座東京クリニック 福田一典先生
様々な栄養素は成長過程においては重要な働きを担っていますが、成長を終了した後は摂取を適度に減らした方が、がんの予防と長寿の達成には有利になると考えられます。

■ワールドヘルスレポート
米国で野菜・果物の消費量が減少
アメリカにおける近年の野菜・果物の消費傾向と疾患発生率との関係について報告します。

■健康豆知識 健康の温故知新
65)アレルギーは文明病なのか?
アレルギー人口の増加と文明や医療の発達との関係についてお話しします。

■気になるからだ
第63回 皮膚にできるがん・メラノーマ
皮膚がんの一種、悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)についてお話しします。

大和薬品最新情報

■【学会発表】バイオブラン/MGN-3(米ぬかアラビノキシラン)はマウスの乳腺癌腫瘍細胞のパクリタキセルへの感受性を高める

Drew大学を中心とする研究グループは、「バイオブラン/MGN-3(米ぬかアラビノキシラン)はマウスの乳腺癌腫瘍細胞のパクリタキセルへの感受性を高める」と題して、バイオブランの最新の研究成果について2015年米国癌研究会議年次総会(AACR: American Association for Cancer Research)で発表を行いました。同学会は2015年4月18日~22日の日程で、ペンシルバニア コンベンションセンター(フィラデルフィア・米国)で開催されました。

引き続きバイオブランの様々な可能性を追求します。

■第2回 統合医療学会(ハンガリー)に参加しました

ハンガリーにて「第2回 統合医療学会」に出展し、バイオブランを紹介しました。同学会は、ブタペスト(ハンガリー)にて2015年4月24日~25日の日程で開催されました。プレゼンテーションでは、Hajito教授が癌患者の治療におけるバイオブランの使用について新しい知見を報告し、多くの参加者が熱心に聴講しました。

■「健食原料・OEM展2015」に出展しました

「健食原料・OEM展2015」に出展しました。同展示会は健康食品原料の販売・OEM製造に特化した展示会で、東京国際フォーラムにおいて2015年4月21日(火)~22日(水)の日程で開催されました。当社ブースでは、日本の伝統的な食材を基に開発したオリジナル素材の米ぬかアラビノキシラン「バイオブラン」、精製ナットウ菌培養物「NKCP」とLK乳酸菌米培地生成物「米ケフィラン」をご紹介し、多くのお客様からお問合せをいただきました。企業プレゼンテーションでは、「NKCP(精製ナットウ菌培養物)とバイオブラン(米ぬかアラビノキシラン)の有用性」と題して発表し、NKCPやバイオブランの最新のデータをご紹介しました。

今後とも積極的に新たな市場展開を推進します。

■関西地区勉強会を開催

2015年5月24日(日)に大阪府教育会館 たかつガーデンにおいて関西地区の薬局・薬店の方々を対象に、「大和薬品 関西地区勉強会」を行いました。当日は、小松和史先生(小松薬品/日立市)にご講演いただき、腸管免疫とM細胞のはたらきや、バイオブランとNKCPによる実際の有効例についてご説明いただきました。多くの参加者の方々に熱心にご聴講いただき、充実した勉強会となりました。
今後とも有益な情報の発信に尽力します。

■SEKCAMA 20th (乳癌国際学会/スロバキア)に出席しました

スロバキアにて「SEKCANA 20th (第20回 乳癌国際会議)」に出席しました。同学会は2015年5月14日~15日の日程でブラチスラバ(スロバキア)で実施され、多くの医療従事者や研究者が出席しました。学会では、乳癌についての最新の診断方法や治療方法、代替療法が紹介されました。Dr.Tibor Csokaが従来の癌治療にBioBranを併用した症例を報告しました。講演には、200名を超える腫瘍学者が参加し、熱心に聴講しました。

気になるからだ 皮膚にできるがん・メラノーマ

悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)は皮膚がんの1種です。メラノーマとも呼ばれます。病名から想像できるように黒褐色の病変で、足の底、手足の爪、顔にできやすい病気です。過度の日光照射を受け続けることなどで、がんを抑制する遺伝子が力をなくしたり、逆にがんの原因となる遺伝子が活気づいたりするものと推測されます。白人に比べて黄色人種では比較的少なく、日本における発生率は年間10万人あたり2人くらいとされています。
胃がんや肺がんなどと比べて頻度は低いので過度に心配することはありませんが、頭に入れておいてもよいでしょう。もちろん、黒褐色を呈する皮膚の病気は他にもあります。病院で特殊な拡大鏡で観察すると、他の病気との区別の助けになります。
根治可能な治療法は手術です。進行した場合は薬物治療が行われます。最近では免疫療法薬の開発が急速に進み、メラノーマはがんの中でも免疫療法の応用が進んだ病気として注目されています。2014年に実用化された免疫療法薬は、免疫システムに働いてこれを活性化させ、免疫細胞にがん細胞を攻撃させます。
なお、先ほど病因の一つに過度の日光照射を挙げましたが、日光は人間にとって有益な点もあるので、良い点と悪い点を知ったうえで上手に付き合うのが賢いと言えます。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
次回の「e-健康かわら版」は7月15日頃配信予定です。

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