Vol.61 2008年9月号

Vol.61 2008年9月号

ごあいさつ

こんにちは。メールマガジン担当の川上です。
今月もホームページでは一杉先生の最新健康情報がご覧いただけます。
その他最新の健康アドバイスや健康豆知識など役立つ情報がございます。
今後ともよろしくお願いします。

大和薬品ホームページの連載健康情報

■ドクターからの健康アドバイス
◎法医学ドクター健康情報
メタボリック症候群
2)メタボリック症候群を引き起こすのは?
(獨協医科大学法医学講座 准教授 一杉正仁先生)

■ワールドへルスレポート
◎米国で深刻化する肥満、トランス脂肪酸が原因の一つに

■健康豆知識
◎温熱療法~42~43度の温熱加え、腫瘍を抑制する

今月のメニュー

■大和薬品(株)関連最新情報
◎台湾とベトナムでBioBranの講演会を開催しました
◎【予告】健康フォーラム2008がJAFRA主催で開催されます。
■統合医療新着情報【31】眼にも紫外線対策を
■編集後記~集中豪雨にご注意~

■大和薬品(株)関連最新情報
◎台湾とベトナムでBioBranの講演会を開催しました

当社は、2008年8月9日(土)、10日(日)、12日(火)、それぞれ台湾(台北、台中)とベトナム(ハノイ)で、BioBranの講演会を開催しました。

台湾では、「The 5th Arabinoxylan International Workshop 2008」と題して、当社と現地代理店との共同主催で開催。会場の台北医科大学医学総合大楼(台北)、中国医科大学立夫教学大楼(台中)にはそれぞれ、薬剤師、栄養士などおよそ200人が結集。BioBran の開発者であるM.ゴーナム博士(UCLA/Drew University 免疫学教授)の最新の研究成果やケーススタディーの発表を熱心に聞き入りました。

ベトナムでは、「Lentin Plus 1000:An effective BRM in anticancer andin infection」の名称を掲げ、日航ホテルハノイ2Fビジネスセンターで開催(主催:大和薬品、現地代理店)。医師をはじめとする100人を超える聴衆が集まりました。ここでも、M.ゴーナム博士が、BioBranの研究成果やケーススタディーを発表しました。また、肝臓の研究で名高い現地のBach Mai病院の医師が、BioBranを実際に患者に使用して得た肝臓がん、B型肝炎のデータを発表。同博士の診療を実際に受けている患者をはじめ出席者の関心を集めました。

両会場とも、医師や薬剤師、栄養士などを対象に、レベルの高い講演となりましたが、終了後はさらに専門的な質問が相次ぎ、熱心なやり取りが繰り広げられました。
当社では、海外マーケットの拡大も予想以上の早さで進み、販売実績を飛躍的に伸ばしていますが、とくに東南アジアは戦略エリアの一つとして注力していきたいとしています。

◎【予告】健康フォーラム2008がJAFRA主催で開催されます。

9月21日(日)に「健康フォーラム2008」がNPO法人JAFRA主催で開催されます。
本年の健康フォーラム2008は-メタボリックシンドローム、正しい理解とその対策-と題しまして、本症状に対しての研究で草分け的存在である諸先生方にご講演いただきます。
講演内容はメタボリックシンドロームが話題となっている昨今、実際にそれは何か、またメタボリックシンドロームから引き起こされる疾患、その対策と予防などについて、以下の内容でご聴講いただけます。

①生活習慣病とメタボリックシンドローム
日本生活習慣病予防協会理事長 医学博士 池田義雄先生
②メタボリックシンドロームの食事療法
トワーム小江戸病院院長    医学博士 済陽高穂先生
③胃相・腸相から見たメタボリックシンドローム
半蔵門クリニック理事長    医学博士 掛谷和俊先生
④血栓症を予防するために
獨協医科大学法医学講座准教授 医学博士 一杉正仁先生

◇開催場所   東商ホール4F
東京都千代田区丸の内3-2-2 東京商工会議所ビル
◇開催日時   9月21日(日)13:30~17:00(開場:13:00)
◇主催       NPO法人日本食品機能研究会(JAFRA)
◇後援       NPO法人セルフメディケーション推進協議会
日本生活習慣病予防協会
CMPジャパン株式会社 Medical Nutrition
◇聴講料     2,000円

 

■統合医療新着情報
【31】眼にも紫外線対策を

9月になり、紫外線も少し弱くなってきました。
今は紫外線の害が広く知れ渡り(もちろん紫外線には恩恵もあります)、特に女性はばっちりと対策を取っているでしょう。とりわけ、肌には気を使うことが多いと思いますが、実は眼も紫外線の影響を受けます。そして、眼への紫外線の影響は、たとえ陽が傾いても、夏が終わっても、注意が必要だということがわかってきました。
コンタクトレンズのメーカー、ジョンソン・エンド・ジョンソンと金沢医科大学が共同で行った実験では、春・夏・秋で、眼は「日中よりも朝・夕のほうが約2倍程度紫外線を多く浴びる危険性がある」とのこと。
体の中での眼の「位置」を考えれば、それもうなずけますね。
眼の紫外線対策の栄養素としては、ホウレンソウなどに含まれる色素成分「ルテイン」があります。最近ではアイケアサプリメントとして人気です。
食事やサプリメントから摂取したルテインは眼の奥の「網膜」に到達して、光線のフィルター作用や抗酸化作用で眼を守る働きをします。
同じく抗酸化作用をもつビタミンE、ビタミンCやβカロテンも眼病予防によいとのデータがあります。
ちなみに、急に暗やみに入った時に一時的に視力が落ちるのは、光を認識する物質であり、ビタミンAから作られる「ロドプシン」が分解されるためで、すぐに合成されて視力は戻ります(暗順応)。

■編集後記
最近やっと涼しくなってまいりましたが、その代わりに大気が非常に不安定となっております。

短時間の局所的な豪雨をもたらしたり、晴れているかと思えば、突然雨が降り出したりの繰り返しがここ最近多く見受けられます。
先日の大雨を気象庁は「平成20年8月末豪雨」と命名しました。これらは集中豪雨(ゲリラ豪雨)と呼ばれるもので、原因ははっきりしていませんが、要因として
①前線の通過・接近、大気の不安定などにより発達した積乱雲によるもの。
発達した積乱雲が成長すると、下降気流とともに大粒の雨を降らせ、局地的な豪雨をもたらす。
②地表面が日射で温まっている時に、上空に寒気が流れ込むと、上昇気流が発達しやすく、これを「大気が不安定である」と言い、やはり積乱雲の発生・発達を促して豪雨となりやすい。
などといわれております。

これらは、亜熱帯地方の天候に非常によく似ており、ヒートアイランド現象やエルニーニョ現象ひいては、ラニーニャ現象など複数要因が絡み合って引き起こされると考えられます。
水難事故なども多発しておりますので、十分にお気をつけください。

やはり根本となるものは地球温暖化現象です。
一人ひとりの心がけで少しでも温暖化を防ぎたいものです。

来月も引き続き国内外の展示会情報やコラムをお届けしてまいります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は10月9日配信予定です。

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