Vol.88 2010年12月号

Vol.88 2010年12月号

ごあいさつ

こんにちは。メルマガ担当の石原です。
今回の健康戦略シリーズは5ヶ月ぶりに浜松医大の遠藤雄三先生にお願いしました。お腹の中で成長していく胎児は自己か非自己か?
人間が持つ免疫システムの絶妙なバランスについて書いていただいています。
その他、ワールドヘルスレポートや健康豆知識など盛りだくさんの内容でお届けいたします。

トピックス

■病理専門医からみた健康戦略シリーズ 第二弾 炎症と免疫
1)自己とは?非自己とは?
医学博士 遠藤雄三 先生
◎お母さんとお腹の中の赤ちゃんは、別の個体なのにひとつに繋がっています。なぜそのような事が可能なのでしょうか。免疫寛容の入り口をお読みいただきます。

■ワールドへルスレポート
米国で極度のストレスを訴える人々が増加
◎長引く不況の影響などで、体調を崩すほどの強いストレスを感じているアメリカ人が急増しています。しかも、その影響が家族におよび、子供たちまでイライラや不眠を訴えているとの事です。ストレスに病む米国の実体を報告します。

■健康豆知識 健康の温故知新
11) 日本人の温泉習慣、長寿に貢献
◎欧米では体を清潔に保つためにシャワーを浴びますが、日本には加えて、入浴という「温浴」の習慣があります。「温浴」の健康効果を少し深堀りしていきます。

今月のメニュー

■大和薬品関連最新情報
◎DHD・USAがSIO(統合腫瘍学会)に出展しました(NewYork)
■気になるからだ
◎第9回 胃液が”逆流”する病気って?
■編集後記

■大和薬品関連最新情報
米国現地法人DHD・USAが第7回International of the Society for Integrative Oncology(国際統合腫瘍学会)に出展しました。同学会には、補完療法を導入し統合的ながんの治療に従事している基礎・臨床の先生方が全米から集まり、最先端の情報を交換する場となります。
特に今回は米国外からの来場者も多く、製品をアピールする絶好の機会となりました。
DHD・USAはSIOのオフィシャルスポンサーを務めており、次回は最新のデータを発表し、より積極的に市場への導入を進めて行く方針です。

第7回SIO 国際統合腫瘍学会
場所:The New York Academy of Medicine, NY
日時:2010年 11月11日~13日

■気になるからだ 胃液が”逆流”する病気って?
逆流性食道炎という病名をテレビや新聞などで見かけることが増えてきました。胃液が食道に逆流して、胸やけなどが現れる病気です。胃液に含まれる胃酸は強い酸性なので、食道の粘膜が長くさらされると、荒れてしまい、胸やけにつながるのです。粘膜の荒れがなくても症状が出る場合があります。胸やけの他には、げっぷ、せきやかすれ声、のどの違和感なども出ることがあります。
胃は粘液などで胃酸から守られていて、自らが消化されないようになっています。一方、食道は胃酸に対する抵抗力が弱いので、もともと食道と胃の境目は、筋肉によって「バルブ」のように締め付けられ、胃液が逆流しないようになっています。この病気では、それが破綻して胃液が逆流してしまいます。
食生活の欧米化やストレスの増大、飲酒などによって患者数が増加しています。食べ過ぎや脂肪の多い食事は逆流を起こしやすいからです。肥満の人もなりやすいとされます。
治療には、胃酸の分泌を抑える飲み薬が使われます。
良くなったからといって途中で飲むのをやめると、症状がぶり返すことがあります。生活習慣を見直すとともに、根気よく治療しましょう。

■編集後記
今月のメールマガジンはいかがでしたか?
遠藤先生がエッセイの中で触れていたましたが、確かにお母さんと赤ちゃんは違う個体なのに拒絶反応が起きません。
生命の不思議について改めて感心させられました。
さて、妊娠中に重要な栄養素といえば「葉酸」が有名ですが、どの様な食材から摂れるのでしょう?今回の編集後記では少し趣向を変えて、栄養素の葉酸に注目してみたいと思います。

葉酸は、適量を摂取することで、先天性異常の子供が生まれにくいという研究が報告されているビタミンです。日本では2000年に厚生労働省が、保健機能食品として1日0.4mgの摂取を推奨しています。
レバー、豆類、ホウレン草などに多く含まれますが、熱に弱く調理に適さないので、生野菜などでの摂取が必要です。
また葉酸を多く含み、12月が旬の食材にはクレソンなどがあります。

お知らせ

現在大和薬品のHPへコラムを連載していただいている、沖縄ハートフルクリニック平良茂先生の情報です。統合医療やサプリメント療法、補完代替医療を様々な形で啓蒙する活動をされています。

平良茂先生の12月の予定です。

【ハシモトクリニック主催、アンチエイジング講演会】
対象者:一般
料金:無料
日時:平成22年12月12日(日) 平良先生・・・13:05~14:30
場所:東京都新宿
平良先生講演内容:アンチエイジングについて
問い合わせ先:〒151-0053東京都渋谷区代々木2-16-7
山葉ビルメディカルセンター4F
医療法人 清香会 ハシモトクリニック (南 様)
TEL.03-5302-0790 / FAX.03-5302-0791
申込み締めきり:前日まで(12月11日)

【日本補完代替医療学会学術集会】
対象者:ドクター、会員、一般
料金:¥8,000(一部、無料セミナーあり 学生は学生証提示により¥1,000。)
日時:平成22年12月12日(日) 15:15~15:30
場所:〒170-8445 東京都豊島区東池袋2-51-4 帝京平成大学 池袋キャンパス
平良先生講演内容:高濃度ビタミンC点滴について
問い合わせ先: 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-11-8
STビル4階 学会事務局
TEL.03-3661-2570 / FAX.03-3661-2571
申込み締めきり:当日まで

今年も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。来年も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は1月11日頃配信予定です。

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