Vol.215–2021年7月号

Vol.215–2021年7月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
◎ オンラインセミナーを実施しました(国内営業部)

◎ オンラインセミナーを実施しました(海外営業部)

■ワールドヘルスレポート
人生の目的と健康的生活習慣

人生の目的がしっかりしている人ほど、日々の生活を健康的に過ごしていることが埼玉医科大学総合診療内科の廣岡伸隆氏らの研究(「BMC Public Health」2021年4月29日)で明らかになりました。今回は、生きがいと健康についてのレポートをご紹介します。

■健康豆知識 健康の温故知新
137) 健康長寿社会に向けた栄養学の取り組み

高齢化社会において、栄養への関心はますます高まっています。今回は、国立健康・栄養研究所が実施したイベント「健栄研フェスタ」(2021年3月)での講演・講義を3回にわたってご紹介します。今回は、記念講演「健康長寿社会に向けた栄養学の取り組み」(公益社団法人日本栄養士会 代表理事・会長 中村丁次氏)をご紹介します。

食で巡る日本~郷土料理紀行~

冷や汁

宮崎県で夏の暑い時期によく食べられている郷土汁です。ご飯に香味野菜とくずした豆腐、炙ってからほぐした魚の干物をのせ、味噌を溶いた冷たいだし汁をかけていただきます。魚は、アジやタイで作られることが多いですが、淡白でくせのない白身魚もおすすめです。
まず、アジの干物などを焼き、骨を外して身をほぐします。きゅうりは薄い輪切りにしてから塩もみして水気をよくしぼり、好みの香味野菜(みょうが、大葉、生姜などが相性がいいでしょう)をせん切りにします。ボールに冷たいだし汁、すりごま、味噌をまぜあわせます。うつわにご飯を盛り、ほぐした魚の身、くずした豆腐、きゅうりや香味野菜をのせ、合わせただし汁をかけていただきます。「暑くて料理が面倒…」というときは、焼き魚の代わりに鯖の缶詰を使っても、美味しくいただけます。
「冷や汁」は、冷たいから、夏の暑さで食欲が低下したときでもおいしく食べられる、というだけでなく、アジやタイなどをすりつぶして入れ、味噌、豆腐、ごまなどが使われていて、たんぱく質も豊富です。また味噌や豆腐など原料となる大豆、ごまは、代謝に必要なビタミンB群や、ミネラルなども含んでいます。季節の野菜を合わせ、エネルギー源となる糖質のごはんにかけていただくと、1品でもいろいろな栄養素が摂れ、また汗をたっぷりかいた時には、水分補給になります。
ただし、塩分を控えている方は、食べすぎに注意しましょう。

次回の「e-健康かわら版」は8月20日頃配信予定です。

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