Vol.216–2021年8月号

Vol.216–2021年8月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
◎ オンラインセミナーを実施しました

■ワールドヘルスレポート
最善の学習法は手で書いて覚えること?
近年、タブレット端末や便利な学習アプリが手軽に使用されるようになり、「勉強をするには、最新のツール?それとも、これまでの手書きのどちらが効果的?」と迷ったことがある方は多いのではないでしょうか。今回は、学習における端末の使用、そしてタッチスクリーンが幼児の集中力に与える影響について、海外の研究をご紹介します。

■健康豆知識 健康の温故知新
138) 国立健康・栄養研究所100周年記念 健栄研フェスタ (2)
高齢化社会において、栄養への関心はますます高まっています。今回は、国立健康・栄養研究所が実施したイベント「健栄研フェスタ」(2021年3月)での講演・講義を3回にわたってご紹介します。2回目は、国立健康・栄養研究所各部からの講演をご紹介します。

食で巡る日本~郷土料理紀行~

泥亀汁(滋賀県)

泥亀汁は、滋賀県湖東地方に伝わる味噌汁です。「日本三大商人」の一つと言われる近江商人が、夏バテ予防のために食べていたといわれる郷土料理です。名前だけ聞くと「泥?」「亀?」と驚かれるかもしれませんが、「泥亀」とはすっぽんのことです。ただし、実際にすっぽんが入っているわけではなく、なすを縦半分に切って、皮に包丁で格子状の切れ目を入れたものを具としていて、このなすがすっぽんに見えることから「泥亀汁」と呼ばれるようになったと言われます。シンプルながらも旬のなすの美味しさを堪能できるお味噌汁です。
味付けは、白いりごまをすり鉢ですり、みそを加えてさらにすり混ぜたものを、かつおだしでひと煮立ちしたものに溶いた香ばしいもの。なすは、汁に加える前に両面をごま油でこんがりと焼くので、さらになすの香りと旨味が引き立ちます。
夏野菜は一般的に体を冷やす作用がありますが、なすは水分が多く、カリウムが多く含まれることから、特に夏バテやのぼせに効果があると言われます。夏の暑い日、夏バテ防止にぜひ泥亀汁を試してみてください。

次回の「e-健康かわら版」は9月21日頃配信予定です。

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