Vol.209–2021年1月号

Vol.209–2021年1月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
◎ 論文掲載:科学的エビデンスに基づく標準化植物由来免疫調節物質(米ぬかアラビノキシラン)はゲムシタビンの効果を相乗的に高めるか?:膵臓癌患者の症例報告

■アンチエイジングとプライムエイジングの違い
2) プライムエイジングと栄養(タンパク質、脂質、糖質、食物繊維、ビタミン、ミネラル)
飯塚 翠 先生(M再生クリニック)
毎日必ず食べる食事ですが、食事に含まれる栄養素がいかに重要で、食べるもので自分の体が作られているという事を実際に認識されている方は少ないのでしょうか?第2回目はプライムエイジングと栄養についてお話しします。

■ワールドヘルスレポート
ヨガの健康効果
健康への効果が高いとされるヨガ。近年、在宅の時間が長くなり、自宅で手軽にできる健康方法として関心が高まっています。今回は、ヨガの心や身体への健康効果について米国からのレポートをご紹介します。

■健康豆知識 健康の温故知新
132)みんなで作ろう!感染症に負けない!免疫力UPの食事
健康維持に大切な要素として、「免疫力」が注目を集めています。今回は、2020年12月16日に実施された公益財団法人かながわ健康財団によるオンラインセミナー「みんなで作ろう!感染症に負けない!免疫力UPの食事」(管理栄養士 松田美根子氏)をご紹介いたします。

■食と健康の歳時記
小寒と冬キャベツ

新暦で1月5日~1月19日頃を二十四節気では「小寒」と呼びます。「小寒」とは、まだ寒さは最大ではない、という意味ですが、次第に寒さが増してゆく季節で、「寒の入り」とも言われます。1月15日は「小正月」で、小豆粥を食べて祝う習わしがあります。また、正月飾りや書初めなどを積み上げて燃やすどんど焼きも、小正月の行事の一つです。今回は、寒玉が旬のキャベツについてお話します。キャベツは、アブラナ科の1年草で、日本へは江戸末期にもたらされ、明治になって本格的に栽培されるようになりました。キャベツの旬は、春に出回る春キャベツと秋から春先にかけて出回る寒玉キャベツがあります。キャベツには、他の野菜にはない特異的な成分としてビタミンUが含まれていて、胃の粘膜のただれを治して抵抗力を強める作用があります。また、ビタミンCを多く含み、淡色野菜の中でも含有量はトップクラスです。ただ、ビタミンU、ビタミンCのいずれも水に溶けやすく熱にも弱いので、千切りや炒め物にするときは、手際よく調理するのがポイントです。キャベツは漬物、サラダなどの生食だけでなく、ロールキャベツやポトフなどの煮込みでも美味しくいただける、調理のバラエティーに富んだ食材です。
「健康豆知識」の講座「みんなで作ろう!感染症に負けない!免疫力UPの食事」(管理栄養士 松田美根子氏/公益財団法人かながわ健康財団)から、手軽なレシピをご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

キャベツの簡単サラダ
【材料(2人分)】
キャベツ 200g(3cm×3cm位にカット。手でちぎっても)
調味料(ごま油 大さじ2、塩 小さじ1/2、白ごま 大さじ2)

【作り方】
ビニール袋にキャベツと調味料を入れてよく混ぜる

キャベツの簡単サラダ

とても簡単に作れて、栄養豊富なキャベツを美味しくいただけます。
副菜のレパートリーの一つに加えてみてはいかがでしょうか。

次回の「e-健康かわら版」は2月22日頃配信予定です。

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