Vol.207–2020年11月号

Vol.207–2020年11月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報

◎バイオブランのウェビナーを実施しました(インドネシア)
◎論文掲載:代謝異常に対して有効な機能性食品

■感染症と免疫シリーズ
6) 感染症予防には手洗い、うがい、そして免疫をケアしよう
遠藤 雄三先生 (浜松医科大学 第一病理)

私達が感染症予防のために日常生活でできることはどんなことでしょうか?シリーズ最後の今回は、感染症予防と手洗い、うがい、免疫のケアについてお話いたします。

■ワールドヘルスレポート

風邪の予防やつらい症状に
日に日に寒さが増し、風邪をひきやすい季節になってきました。日常生活の中で、いろいろな予防方法を心掛けている方も多いのではないでしょうか。今回は、風邪の予防やつらい症状について、英国と米国のレポートからご報告します。

■健康豆知識 健康の温故知新
130) 高血圧の治療は認知症を予防する

高血圧が認知症のリスクを高めることが、近年指摘されています。今回は、2020年11月10日に実施された「認知症-超高齢社会を見据えて、今から始める予防策 第3回 認知症と高血圧」(一般財団法人 東京顕微鏡院)の講演をご紹介します。

■食と健康の歳時記

立冬とさば

鮮やかに野山を彩っていた紅葉も次第に木枯らしに舞い、落ち葉を積もらせる頃になりました。冷たい風とともに、冬枯れの景色へと移り変わってきました。早い地域では、そろそろ初雪が舞い、冬支度が始まります。そろそろこたつで鍋物…が美味しい季節になりますね。

今回は、今が旬の魚、さばについてお話します。さばは日本近海を回遊し、漁獲高の約1割を占める、日本で最もポピュラーな魚の一つです。体を温めて血のめぐりをよくし、消化器系の働きを高める作用があります。また、オレイン酸やEPA、DHAの不飽和脂肪酸を多く含んでいますが、これらはコレステロールや中性脂肪を抑え、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を正常に保つ働きがあり、生活習慣病の予防に有効とされています。サバは酢や味噌とよく合うので、しめサバや味噌煮にして食べられることが多いのですが、サバと一緒に大根等の野菜をだし汁で煮て、塩、酒、しょうゆで味付けした「船場汁」は、大阪の船場で古くから食べられていたお吸い物です。また、独特のクセがあるサバは、意外にもカレーのスパイシーな味付けともよく合います。カレー風味のソテーや竜田揚げのカレー風味にしても、ご飯がすすむおかずになります。ただし、「サバの生き腐れ」という表現があるように、鮮度が落ちやすい魚です。買ったら、早めに食べるように気を付けましょう。

また、冬は老化と関係した季節で、老化防止には、まずゆっくり休むことが大切です。疲れをためこまないようにお昼寝もおすすめです。10分程度の昼寝でも、午後の能率向上につながるでしょう。朝はゆっくり起きて夜は早寝し、太陽の動きに合わせることも重要なポイントです。

次回の「e-健康かわら版」は12月21日頃配信予定です。

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