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健康かわら版

Vol.66 2009年2月号

ごあいさつ

こんにちは。メールマガジン担当の川上です。
今月はホームページでNPO法人日本食品機能研究会様からのご協力で、西新宿山手クリニック院長 飯塚啓介先生のインタビューがご覧いただけます。
その他最新の健康アドバイスなど役立つ情報がございます。
今後ともよろしくお願いします。

■ドクターからの健康アドバイス
◎統合医療・ヘルシーインタビュー
通常のガン検査で見つからないガン細胞を、ごく小さな段階で見つける
超早期診断――ガン遺伝子検査――
西新宿山手クリニック院長 飯塚啓介先生

■ワールドへルスレポート
◎全粒穀物、アメリカ人の理想とする健康食のトップに

■健康豆知識
◎健康格言から学ぶ 「酒は百薬の長」

今月のメニュー

■統合医療新着情報【36】肥満を薬で治す
■編集手帳~インフルエンザの猛威~

■統合医療新着情報

【36】肥満を薬で治す

肥満を治療する薬の開発が盛んになっています。近い将来に実用化が見込まれるのは、食事からの脂肪の吸収を抑えるものや、満腹感を高めて食べ過ぎを防ぐものです。
このうち前者は、脂肪を吸収されやすい形にまで分解する「リパーゼ」という酵素の働きを邪魔して、脂肪を吸収されないようにします。すでに海外では「オルリスタット」という成分が広く使われています。食事に含まれる脂肪の吸収を約30%はカット。吸収されなかった脂肪は大便として排泄されるわけです。
海外の研究では、適切な食事と組み合わせて使うと、6割弱の人が1年後でも5%の減量に成功していました。ただし、脂溶性ビタミン(ビタミンEなど)や他の薬の吸収も阻害してしまうことが考えられます。
オルリスタットをめぐっては、日本でもこの1月、大手製薬企業が日本で開発に着手すると発表しました。医療用医薬品となるか一般用医薬品(薬局で処方せんなしで買える薬)かは明確にされていませんが、もし薬局で買えるようになれば、肥満へのアプローチとして大きな選択肢が加わることになります。
とはいえ、薬の安易な使用は禁物ですし、肥満の予防・解消の原則が食事と運動であることは揺らぎません。サプリメントの活用を含めた統合的なアプローチが大切です。

■編集手帳

最近メディアを見ていると、「今年のインフルエンザは薬が効かない」や、「今年のインフルエンザは死者が多数出る」などと良く耳にします。

インフルエンザはよく初期症状で風邪と間違えられやすいものですが、実は全く異なります。
どちらもウイルスによって症状が引き起こされるというのは共通していますが、いわゆる風邪と呼ばれる普通感冒は、鼻や喉の症状が主で出てくるのに対して、インフルエンザは38~40℃の熱が先に出てきます。さらにインフルエンザは、高熱の影響で、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く出てきます。
さらに恐ろしいのは合併症です。気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。

インフルエンザは突然大流行を起こします。世界的に大流行したものには多くの死者を出したという記録も残っています。一度感染してしまいますと、本人だけではなく「空気感染」するためにウイルスをまき散らして周りの人たちにもねずみ算式に増えていってしまうのです。

ではインフルエンザはどのくらいの歴史を持つものなのでしょうか?
古くは紀元前から流行しているという記載もありますが、明らかな記載が残っているのは11世紀です。これは世界の記録なのですが、日本ではいつ頃からあるものなのでしょうか?
古くは平安時代にまでさかのぼりますが、これは確実ではありません。
もしかするとインフルエンザ様症状を呈する別なウイルスの可能性もあります。
はっきりと記録が残っているのは江戸時代の一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、「はやり風邪、琉球風邪」と呼ばれたものです。

インフルエンザの正体はいったい何なのでしょうか?
答えはインフルエンザウイルスです。
インフルエンザウイルスはA型、B型、C型の3つに大きく分けることができます。
ですが相手はウイルス、「種の保存」の概念からインフルエンザウイルスを残していかなければならないために、毎年少しずつ形を変えていきます。
このようなものを「変異株」といい、薬などが効きにくい形となっていくのです。
特にA型は多くの変異株があり、世界的な大流行を引き起こします。
インフルエンザA型ウイルスは渡り鳥などによって地球規模で運ばれており、どの型が流行かという予測は、地球規模の動向を解析して行われます。それにより予防接種の種類が決定されてきます。

常日頃から予防を心がけなければいけないというのが非常に良くわかります。
インフルエンザの予防法ですが、いわゆる「第一次予防」を心がけるのが最重要です。

第一次予防とは
①手洗い・うがい
②マスクの着用
③人ごみを避ける
④予防接種
そして、最も重要なのは
⑤栄養をしっかり取り、身体の抵抗力を上げる
ということになります。

現在、インフルエンザの治療に使われている抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬です。インフルエンザウイルスは素早く増殖し、症状が出てから2~3日後(48~72時間後)に最も数が多くなります。ですから、ウイルスの量が最大になる前、つまり症状が出てから48時間以内に抗インフルエンザ薬を使って増殖を抑えれば、症状の悪化を防ぐことができる可能性があります。

今度のインフルエンザウイルスにはその薬が効かないかもしれないと、先日報道れさておりました。
そうなると身体の中にある白血球によってウイルスをやっつけなければならないのです。常に免疫能を高め、ウイルスに勝てる身体作りをしていきましょう。

さて、ここで一つ非常に重要なことがあります。
最初にお話したとおり、インフルエンザは急に高熱を出します。
誰しもインフルエンザ以外の原因で一度は熱を出した経験があるかと思います。
そのような時は、解熱剤を用いたのではないのでしょうか?
インフルエンザの時にはこれは絶対にいけません。
広く使われている解熱剤はサリチル酸系解熱鎮痛薬です。これによりインフルエンザ脳症が発症してしまう可能性があるというデータが海外にあるのです。

ですから、何よりも予防を心がけ、インフルエンザウイルスに感染しないということが重要となりますので、くれぐれもお気をつけください。

来月も引き続き国内外の展示会情報やコラムをお届けしてまいります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は3月10日配信予定です。

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