整腸作用

        

低繊維食を21日間与えて便秘を誘発させたラット(6週齢、雄性SD系)に、22日目以降よりケフィランを14日間投与し、整腸作用について検討を行いました。本飼育期間中には低繊維食を自由摂取させ、投与開始前7、14日目に自然に排便した新鮮な糞を採取し、糞の水分量及び重量を測定しました。 糞の排泄量及び水分含量は、ケフィランの濃度に依存して有意に増加することが確認されました。試験終了後の解剖時に行った肉眼的観察では、コントロール群において、大腸部分に硬化した糞の蓄積がみられましたが、ケフィラン投与群の2群では、その傾向がみられませんでした。


Effects of an Exopolysaccharide(Kefiran) from Lactobacillus kefiranofaciens on Blood Glucose in KKAy Mice and Constipation in SD Rats Induced by a Low-Fiber Diet