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2007年12月記事 vol.43

色の作用で心身を癒す、カラーセラピー 

kaigai42 色が持つそれぞれ特有の波長で心と体が癒されると注目のカラーセラピー。不眠やストレスの解消、精神の鎮静化など代替医療としても有効性が立証されつつある。最近では、アロマやヨガとの組み合わせでより効果を高める利用法も工夫されている。カラーセラピーの現況を報告する。

古代エジプトでも医療に使われていた

トレンディーなスパやヨガスタジオなどで利用され、オシャレなイメージのあるカラーセラピー。その起源は古代文明までさかのぼる。

古代エジプトでは、色のついたガラスの部屋に日光を取り込み、患者たちはそこで色の波長に包まれるようにして、体調を整えたといわれる。

古代中国やインドでも色を用いた施術があり、現在も古代インド医学のアーユルヴェーダとの組み合わせで使われるなど用途は幅広い。

ヨーロッパでは19世紀、天然痘やはしかの治療に赤い部屋を使っていたといわれる。また、アメリカでも19世紀半ば頃から代替医療のひとつとして注目され、現在、専門のセラピストは数百人にものぼるといわれる。

アロマやヨガとのコラボでより効果

カラーセラピーは、色の波長を利用し、心身のバランスを整えて健康を取り戻すというもの。ストレスからくる不眠、不安、呼吸器系疾患のほか、うつ症状といった心身の不調改善に用いられる。

セラピストは、患者の心身の健康状態やこれまでの病歴などを聞き、問題解決に役立つ色を処方する。多くのセラピストが、アロマやマッサージ、リフレクソロジー、ヨガなど他のセラピーと組み合わせて使っている。

ニューヨークのあるスパでは、ストレスから体調を崩したクライアントに、心を静める作用のある淡いブルーやグリーンの布で体を包み込み、同色のライトを10分ほどあてたところ、「気分がよくなった」と好評を博したという。

虹の7色の心身への作用

光は虹の7色から構成されているといわれる。この波長の異なる7色の心身への作用を参考までに紹介しよう。

赤:冷えや血行が悪いときに利用する(赤のエネルギーが増えすぎると、高血圧に)。心拍、呼吸、血圧を高める。生殖機能を活発にする。

オレンジ:消化器官の働きを活発にする。エネルギーが不足すると、インシュリンの分泌に影響。

黄:鬱の改善や記憶力に影響。消化系のトラブルを改善し、食欲を起こす。

緑:沈静効果および神経系のバランスを整える。心臓疾患、高血圧、潰瘍といった疾患にもよい。

青:高度の緊張を和らげる。呼吸器系の疾患および喉の炎症にもよい。

藍色:副鼻腔炎や顔面のトラブルによい。藍色のエネルギーが増えすぎると、鬱症に。

紫:食欲を抑える。頭痛や偏頭痛を和らげる。免疫力を高め、ガンや関節炎の症状緩和に。

偏頭痛の症状が緩和

カラーセラピーの有効性は科学的にも立証されつつある。1982年に、サンディエゴ州立大学看護学部がリューマチ性関節炎の症状緩和を報告している。そ れによると、リューマチ性関節炎の中年女性患者60人がブルーのライトのついた箱に痛みのある手を15分間入れたところ、痛みが和らいだという。

また、1990年には、偏頭痛の緩和も報告されている。偏頭痛を訴える患者の目にレッドライトを点滅させたところ、対象の93%が痛みが和らいだと報告、うち72%は治療後1時間はまったく痛みを感じなかったという。

 

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