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健康かわら版

Vol.221–2022年1月号

今月のトピックス

■ワールドヘルスレポート

口の健康と身体の健康
口腔衛生が身体の健康に深く関わっていることが、近年指摘されています。今回は、日本国内での研究から、口腔機能と健康の関係についての報告をご紹介します。

■健康豆知識 健康の温故知新

143) 「食べて、祈って、耕して」~「食」と「寺院」と「農園」が作る認知症共生社会①

人生100年時代と言われる今、認知症と共に生きることや介護をすることは、誰もが経験しうる身近なことになりました。今回は、人間にとっての原始的な営みである「食べること」「祈ること」「耕すこと」をキーワードとした、認知症共生社会を作るための最新の研究を紹介した第159回老年学・老年医学公開講座「食べて、祈って、耕して~食と寺院と農園が作る認知症共生社会」を3回にわたってご紹介します。第1回は、「食べて Eat:食べて育む生きるチカラ」(東京都健康長寿医療センター研究員 枝広 あや子氏)をご紹介します。

■食で巡る日本~郷土料理紀行~

しもつかれ(茨城県)

お正月、節分…と冬の行事が続きます。今回は、お正月料理の残りや節分の豆を美味しくいただく先人の知恵、茨城県に伝わる「しもつかれ」をご紹介します。

「しもつかれ」は、正月の残りの鮭の頭に、節分でまいた豆の残り、そして根菜などを酒粕で煮こんだ茨城県西部地域に伝わる郷土料理です。正月からの残り物を大事に使い、また、冬場の栄養摂取や保存性に優れた先人の知恵がつまった料理といえるでしょう。地域によっては「すみつかれ」とも呼ばれています。「しもつかれ」は、茨城県だけでなく、栃木県や埼玉県、千葉県の一部でもつくられているようです。鎌倉時代に書かれた「宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)」などの説話にも記述されているなど、歴史は非常に古いため、その名の由来については諸説ありますが、「下野国(しもつけのくに:現栃木県)の家例としてつくる料理」から「しもつかれ」と呼ばれたという説や、つくり方の「酢み漬け」から「すみつかれ」と呼ばれたという説などがあります。「鬼おろし」と呼ばれる竹製の鋭利な刃がついたおろし器で粗くすり下ろした大根と人参、短冊切りにした油揚げを、大豆および鮭の頭とともに、酒粕、だし汁で煮こんでいただきます。鮭の頭がない場合は、鮭の切り身でも美味しくいただけます。鮭は日本人に広く親しまれ、鮭の赤い色を作り出すアスタキサンチンは抗酸化作用が高く、万病の元とされる活性酸素を除去して免疫力を高め、全身を活性化する働きがあります。また、血液循環を良くする不飽和脂肪酸やビタミン類も多く含まれることが知られています。「しもつかれ」は、鮭の栄養を無駄なく取り入れ、併せて野菜や油揚げの栄養もいただける絶品の滋養食です。
鮭の頭は悪いものを追い払うとされ、節分の豆も“魔滅(魔を滅する)”を意味することから、「しもつかれ」は縁起物として食べられていました。

参考:農林水産省Webサイト 「うちの郷土料理」

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/index.html

次回の「e-健康かわら版」は2022年2月21日頃配信予定です。

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