
当社の主力製品であるバイオブランについて、スロバキア共和国、ブラティスラバ、スロバキア科学アカデミーがん研究会腫瘍免疫研究室が、新しい研究成果を発表しました。
「バイオブランによるヒト単球由来樹状細胞の成熟増強」と題したもので、同アカデミーのCholujova D, Jakubikova J, Sedlak J の三博士がNeoplasma誌(2009,56-2)で発表しました。発表の概要は、以下の通りです。

バイオブラン(酵素で修飾された米ぬかアラビノキシラン)のin vitro でのヒト樹状細胞(DC)成熟促進効果を試験した。
末梢血からプラスチック付着性単球(Mo)を分離し、GM-CSF、IL-4とともに培養誘導した未成熟樹状細胞(iDC)にサイトカイン成熟用混合物1(CMM1:TNF-α、IL-1β、IL-6)またはCMM2(LPS、IFN-γ)を加え、成熟誘導し、成熟DC(matDC1およびmatDC2)を得た。バイオブランのDCの成熟促進効果を評価するため、各CMM存在下または非存在下で、濃度の異なるバイオブラン(10、100、400および1000 μg/mL)を培養物に添加した。

バイオブランはiDCを成熟誘導化した。IL-4/GM-CSF/バイオブランとともに培養したiDCでは、表面抗原であるCD14およびCD1aがダウンレギュレートされ、成熟マーカーであるCD83の発現が著しく亢進した。バイオブラン存在下では、副刺激分子CD80およびCD86のiDC細胞表面発現量の増加が観察された。

また、バイオブランはiDCの機能的成熟を誘導した。これはiDCの細胞内活性低下によって確認された。さらに、バイオブランはサイトカイン混合物の成熟化能を増強させた。CMMだけで培養成熟させたDCと比較して、バイオブランとともに培養したDCでは、matDC1およびmatDC2のいずれにおいても、CD14が完全に消失し、抗原であるCD83、CD80、CD86がアップレギュレートした。加えて、全DCサブセットにおいて、バイオブランはCD123抗原の発現を亢進させた。

興味深い点として、バイオブラン(400 μg/mL)とともに培養成熟させたmatDC2では、細胞表面抗原であるCD123レベルの亢進およびCD11cレベルの低下が認められ、形質細胞様DC株の表現型はCD11c陰性とCD123陽性であった。

これらの結果から、バイオブランにはDC成熟を増強する作用があることが証明され、バイオブランがDC成熟に好ましい環境を生み出す上で有益な物質であることが示唆される。

なお、バイオブランにつきましては、現在46カ国で販売される世界ブランドに成長しましたが、最近ではとくに医師の間で関心が高まっています。
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