
アメリカで販路を広げている当社のバイオブラン/MGN―3について、このほど、アメリカで3つの専門誌に論文が発表されました。

いずれも、同商品の開発者の一人でありその後も臨床等の試験を続けているM.ゴーナム博士(UCLA/Drew医科大学教授)が中心になって進めてきたもので、その成果は商品の新しい有用性を示すものとして各方面から注目を集めています。

「米ぬか由来の修飾アラビノキシランであるMGN-3/バイオブランが、ヒト乳がん細胞の化学療法剤ダウノルビシンの感受性を上昇させる」と題した論文は、「Cancer Detection and Prevention」誌(2007年)に掲載されました。

論文要旨は以下の通りです。
MGN-3について、強力な生体反応物質(BRM)であるとして先の研究でヒト白血病細胞をアポトーシス誘導型細胞死受容体(CD95)に感作させることが証明されたと発表しているが、今回は、乳がん細胞(BCC)に対するin vitroでの化学感作を評価し、がん細胞の生存率をMTT分析によって判断し、薬剤の蓄積をフローサイトメトリーによって検討した。
結果、MGN-3の投与により、BCCのDNRに対する感受性がDNRのみで処理したBCCと比べ増加した。MCF-7細胞に対しては5.5倍、HCC70に対しては2.5倍)MGN-3の感作作用はがん細胞中におけるDNRの蓄積の増加と関連していた。
今回得られたこれらのデータから、MGN-3が効果的な化学感作物質であり、乳がんの治療に対する強力な新規補助剤となる可能性がることが証明された。

「Nutrition and Cancer」誌(2008年)に掲載された論文は、「Ehrlichがん担がんマウスに対する米ぬかサプリメントMGN-3/バイオブランのin vivo
抗腫瘍作用」

以下がその要旨です。
Swiss albinoマウスの右大腿部にEhrlich腹水がん(EAC)細胞を筋肉注射。固形Ehrlichがん(SEC)担がんマウスに対して、処置8日目にMGN-3を腹腔内注射により投与して、MGN-3の腫瘍増殖、サイトカイン産生およびアポトーシス作用を検討した。MGN-3投与群では、腫瘍容積(63.27%)および腫瘍質量(45.2%)がコントロールと比較して有意に小さかった(P<0.01)

MGN-3が抗腫瘍作用を発現するメカニズムには、アポトーシスおよび免疫調整誘導能が関与しているようである。フローサイトメトリーおよび組織病理学的検査からは、MGN-3によってアポトーシスSEC細胞の割合が1.8倍であることが示された。MGN-3投与による副作用は認められず、すべてのマウスが正常な摂餌/飲水および生命活動パターンを示した。
これらのデータは、MGN-3を固形がんの治療に使用できる可能性を示唆するものである。

「米ぬか由来アラビノキシラン誘導体(MGN-3/バイオブラン)はin vitroにおいてヒト貪食細胞によって病原菌の細胞内破裂能を増強させる」は、「INTERNATIONAL JOURNAL OF IMMUNOPATHOLOGY AND PHARMACOLOGY」誌(2008年)に掲載されました。

以前の研究では、MGN-3/バイオブランが、マウス腹膜内のマクロファージとマクロファージセルラインを活性化することが確認されましたが、今回は以下のような成果になっています。
末梢血において大腸菌を貪食するヒト貪食細胞の貪食能および、酸化的破壊誘発に伴うサイトカインの産生について、MGN-3が亢進させるかどうかを検討した。貪食細胞はジクロロフルオレセインジアセタート染色で予め染色され、また、フィコエリスリンで染色された大腸菌と一緒に、MGN-3の存在下、非存在下で培養。貪食作用および酸化的破壊はフローサイトメトリーで計測した。
結果、MGN-3処理群で、酸化的破壊の増強が認められ、さらに、好中球と単球による大腸菌の貪食能の増強を示した。さらに、サイトカイン(TNF-α、IL-8、IL-10)の有意な誘導も示した。これは、バイオブラン1μg/ml存在下で見られ、量依存的に増強した。とりわけ、MGN-3単独では31菌株の成長の影響が見られなかったことから、MGN-3の貪食作用調節能を示唆している。

これらの結果から、バイオブランの高齢者に対する感染症治療や免疫不全患者への応用の可能性が考えられる。
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