2003年11月8日(土)日本医科大学橘桜ホールで開催された日本未病システム学会「第5回21世紀食と健康フォーラム」で、大和薬品(株)は「精製ナットウ菌培養物(NKCP)の血液に対する影響について」と題して発表しました。

日本未病システム学会は、健康と病気の境界にある未病の次期において、早期診断とセルフプリベンションで医療負担の軽減を計るシステム化を研究の対象としています。今回のフォーラムは、薬物療法だけではなく食事や運動など生活習慣の改善を科学的に実践することに着眼し、健康と食の関係を見直すことを目的としています。今回の発表は、NKCPに期待される血栓梗塞症の予防効果について、大和薬品の製品プロフィールや今まで集積された研究成果を用いて作用機序を説明したものです。

大和薬品は、納豆の血栓を溶解しうる効果に着目し、納豆培養物から菌体および納豆特有の臭気や粘性、ビタミンKを除去した精製ナットウ菌培養物(NKCP)を開発しました。

大和薬品が獨協医科大学、半蔵門胃腸クリニックと共同で行なった臨床試験では、被験者は、1錠中にNKCPを125mg含有している錠型商品「エヌケイシーピー」を1日1回夕食後に2錠(NKCP換算で250mg)毎日摂取しました。2週間の連続摂取試験を行い、次に、ヒトの慢性摂取の影響を確認する目的で、長期摂取の被験者を対象に、2カ月目までの臨床観察を行ないました。

その結果、1日250mgのNKCPを摂取したときの影響は、線維素溶解現象(ELT)の短縮化として認められ、血栓の線溶活性能の亢進が示されました。 自覚症状では、「肩こり」が摂取後に改善しており、症状の分布に統計的有意差が認められました。これは、NKCP摂取による血液流動性の増加によって、筋肉と周囲組織における局所循環が改善した効果だと考えられます。

NKCPの経口摂取で得られた所見は、血栓症の予防や局所循環の改善に有用であると考えられますが、今後も、さらなる基礎的および臨床的な検討が必要であります。

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