長崎市で、ドクターを対象として血栓症予防に関する講演会を開催
当社は、平成19年6月2日(土)、長崎市でドクターを対象とした講演会を開催、獨協医科大学法医学教室の一杉正仁准教授が、「血栓症予防と機能性食品の効能」と題して講演しました。
一杉准教授は、いわゆる“エコノミークラス症候群”と称される肺動脈血栓塞栓症(PTE)の研究で知られていますが、PTEの現状を日米で比較し、日本はアメリカに比べて突然死例の剖検による死因研究は少ないが、診断されないPTEは実際には数多く存在するだろう、と分析。突然死の原因として、血液レオロジーの研究を引き合いに出して、2時間の安静座位が下腿静脈の血液粘度を有意に上昇させ、これが血栓の原因となる、と解説しました。
血栓症による突然死については早期発見が難しく、日ごろの予防が非常に重要であることから、一杉准教授は食生活の改善による予防法に着目。納豆菌が分泌する「バチロペプチダーゼF」を主成分とする「NKCP」(大和薬品開発・製造)を用いて、ヒト血液の凝固線溶パラメーターに対する作用を検討し、抗凝固作用、プラスミン非依存性の線溶作用が確認されたと報告。
また、ヒトを対象とした臨床実験で、線溶活性の亢進、血液粘度の低下と肩こりの低減作用が認められたことから、「NKCP」が血栓症予防の有効な物質として期待される、と結論づけました。
また、バチロペプチダーゼFを主成分とする「NKCP」と、ナットウキナーゼを主成分とする類似商品についても、准教授はin-vitroによるヒトの血液凝固・線溶系に及ぼす影響を検証。結果として、双方ともヒト血液に対する抗凝固作用、プラスミン様活性は認められたものの、「NKCP」は、従来のナットウキナーゼに比べて約100倍の抗凝固作用を有するほか、プラスミン様活性が単位たんぱく質あたり約2.5倍の活性を有することが判明したと結論づけました。
今回の発表にあたり、一杉准教授は、効果が認められたバチロペプチダーゼFの作用機序について、今後も臨床試験により新たな解明を進めたい、とした上で、機能性食品の効用を科学的に分析・検証しそのエビデンスを明らかにすることは、消費者にとっても重要である、と結びました。
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