大和薬品(株)(東京都世田谷区、二宮泰夫社長)の主要商品「バイオブラン」について、その開発者の一人M.ゴーナム博士(UCLA/Drew大学教授)が、2つの学会でそれぞれ新しい研究の成果を発表しました。
6月にサンフランシスコで開催された「Federation of clinical immunology
Society (FOCIS)」では、「米ぬかから得られた修飾米ぬかアラビノキシラン(MGN―3/バイオブラン)の インビトロ(試験管内)におけるヒト好中球および単球の機能に及ぼす影響」と題して発表しました。
概要は以下のとおり。
ヒト貪食細胞(単球および好中球)に対する修飾米ぬかアラビノキシラン(MGN―3/バイオブラン)の潜在的な抗菌作用および免疫賦活作用を検討。末梢血中の貪食細胞をMGN―3の存在下、非存在下で大腸菌とともに培養した結果、貪食細胞の大腸菌に対する食作用はMGN―3存在下で用量依存的に増強され、これに伴い、単球および好中球中の活性酸素発生が増加した。
大腸菌が存在しない場合は、MGN−3はこれら貪食細胞の活性酸素発生を引き起こさなかった。また、31種類の細菌に貪食細胞を加えず、MGN―3のみを加えて培養した場合は、細菌の増殖に影響を与えなかった。
したがって、MGN―3が直接的な抗菌活性を有するのではなく、貪食細胞の機能を調節するように作用することが示唆された。これらの所見から、高齢者の感染症の治療に適用できると考えられる。
また、ワシントンD.C.での「International Research Conference on
Food and Cancer」では、「米ぬかアラビノキシラン(MGN―3/バイオブラン)の担エーリッヒ癌マウスに対するインビボ(生体内)腫瘍抑制効果」と題して発表したものです。ここでは、以下のような発表がされました(概要)。
エーリッヒ腹水癌(EAC)マウスに対する修飾米ぬかアラビノキシラン(MGN―3/バイオブラン)のインビボにおける抗腫瘍活性を検討した。マウスの右大腿部に癌を接種し、腫瘍を増殖させてからMGN―3を腫瘍内に注入した。MGN―3の投与により、腫瘍の増殖はコントロール群と比較して有意な遅延が認められ、以下の点が明らかになった。
@ MGN―3は、EAC細胞に対してアポトーシス作用を誘発する。
A MGN―3を大腿部に注入されたマウスは、コントロール群に比べ脾臓のNK活性が有意に上昇した。
これらのデータは、固形がんの治療に対して臨床的な意義を有すると考えられる。
「バイオブラン」は、すでに日本をはじめアメリカ、ヨーロッパ各国など9カ国で製法特許を取得し、日本発のワールドワイド商品としての地位を確立。いまでは38カ国に販売実績があります。
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