植物由来の新食品素材「米ケフィラン」発表説明会
を開催


大和薬品(株)(東京都世田谷区・二宮泰夫社長)では、新たに開発した食品素材「米ケフィラン」(原料)の発表説明会を、6月28日(水)東京国際フォーラムで開催しました。

「米ケフィラン」は、「バイオブラン」「NKCP」に次ぐ同社にとっては第3の製品で、農林水産省の助成事業「糖質工学を応用した炭水化物の多面的利用技術の開発事業」の一つとし採用され、腸内フローラ研究の第一人者光岡知足 東京大学名誉教授の指導を受けながら5年余にわたって研究を続けたもので、従来困難とされていたLK乳酸菌単独培養に成功したことで一気に期待と関心が高まりました。

「米ケフィラン」は、長寿で知られるコーカサス地方の発酵乳「ケフィア」由来の乳酸菌(LK乳酸菌)が、日本人が古来より食習慣としている「米」(植物)を栄養源としてつくり出す純植物性の生成物で、有用成分として注目される粘性多糖類「ケフィラン」を高濃度に含有しているのが大きな特徴です。

当日の発表会には、研究者をはじめメーカーの開発担当者や商社の薬食品担当者など、100名近くが集まりました。 冒頭、二宮社長が、安全とエビデンスを最優先させる企業精神や世界38カ国を数える販売網について解説した後、「米ケフィラン」の開発経緯を披露。

基調講演では、光岡知足名誉教授(前述)が「米ケフィランの食品素材としての有用性」と題して、伝統発酵乳ケフィアの歴史や特徴、さらに今回の米を栄養源としたLK乳酸菌の単独培養法およびケフィランの効率生産の確立を中心に解説。ケフィランは、ラットやマウスによる動物実験の結果、血圧上昇抑制、整腸作用など多彩な機能性が明らかになり、生活習慣病予防に有用な食品素材であると結論づけました。

特別講演では、池田義雄氏(日本生活習慣病予防協会理事長)が「メタボリックシンドロームの予防と米ケフィランの可能性」と題して、水溶性食物繊維と同様の機能性を持つ「米ケフィラン」のメタボリック症候群予防素材としての意義について解説しました。 同じく特別講演で、北村進一大阪府立大学大学院教授は、「乳酸菌が産生する多糖、ケフィランを中心として」と題して、ケフィラン生合成のメカニズム解析を中心に解説。さらなる生産性の向上がテーマである、と意見を述べました。

質疑応答や立食パーティーで質問が相次ぐなど、今回の新商品に寄せる関心の高さがうかがえ、発表説明会は盛況のうちに終了しました。

なお、「米ケフィラン」について、大和薬品ではすでに独自に商品化を進めていますが、今後は食品や飲料なども視野に入れて原料としての販路も拡張していきたいとしています。                       

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