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ロコモティブシンドロームを知っていますか?

ロコモティブシンドロームとは

「ロコモティブシンドローム」という言葉を聞いたことがありますか?これは近頃よく聞かれる言葉ですが、加齢による運動器の障害のことを意味します。人間が自分の身体を動かすためには骨、関節、筋肉や神経で構成される「運動器」が連携して働くことが必要ですが、加齢とともにこれらの機能は低下します。「ロコモティブシンドローム」が進行すると介護が必要になるリスクが高くなるため、日本では社会の高齢化に伴って深刻な問題となっています。2017年4月28日(金)に佼成病院において小谷明弘氏(佼成病院 整形外科部長)が「ロコモティブシンドロームを知っていますか?」と題して講演しました。ロコモティブシンドロームは骨粗鬆症、変形性関節症などが原因でとなり、疼痛や転倒などによる骨折などから進行します。近年は、きっかけは分からないが骨折していた「いつのまにか骨折」も増加していると小谷氏は指摘しています。

ロコモチェック

以下のような状態がみられたら要注意です。ご自身でチェックしてみてください。

  • 片脚立ちでくつしたがはけますか
  • 家の中でつまずいたり転んだりしていませんか
  • 手すりにつかまらずに階段を上げることができますか
  • 家のやや重い仕事(掃除など)ができますか
  • 2kg程度の重さの買い物をして持ち帰ることはできますか
  • 15分程度歩き続けることができますか
  • 横断歩道を青信号で渡りきることができますか

ロコモティブシンドロームの予防

ロコモティブシンドロームを防ぐためには、骨や関節のトラブルを起こさないように早期から適度な運動や生活活動を実施して予防することが大切です。運動訓練を続けることで転倒回数を減らすことができ、骨量維持にも役立つと小谷氏は述べています。また、座ってばかりの生活では死亡リスクが高まるという報告もあります。それでは、ロコモティブシンドローム予防のための簡単な運動をご紹介しましょう。

運動の際は、必ず手をついて転倒しないようにしましょう!!

ロコモトレーニング1 2ロコモトレーニング

(「ロコモティブシンドロームを知っていますか?」 2017年4月28日佼成病院 配布資料)

また、ロコモティブシンドロームの予防のためには、食生活の管理も大切です。肥満になると体重が増えた分、腰やひざに負担がかかりますし、一方で、やせすぎで栄養が不足すると、骨や筋肉の量が減ってしまいます。ロコモティブシンドロームを防ぐためにはメタボや痩せすぎにならないことも大切です。

1日3回の食事からバランスよく十分な栄養を摂り、適切な運動を継続することによって運動器の健康を維持するようにしましょう。自分の足で歩き続けて、健康寿命を延ばすように心掛けたいですね。