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やっぱり、「良い睡眠は健康によい」

夜によく寝ると、風邪やその他の感染症を防げる可能性があるとする研究結果が、「JAMA Internal Medicine411日号に掲載されました。

研究では、一晩の睡眠時間が5時間以下の人が1ヵ月以内に風邪をひいた確率は、睡眠時間が5時間より長い人に比べて28%高いことが明らかになりました。また、睡眠時間が78時間の人に比べて、睡眠時間が7時間未満の人は、1ヵ月以内に80%以上高い確率でインフルエンザ、耳感染、肺炎など、その他の感染症に罹患していたことが分かりました。

この研究を実施した米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)心理学准教授のAric Prather氏らは、過去に、風邪ウイルスに曝露したときの感染リスクと睡眠時間の関連性を示しています。同氏らは、実際の医療診療行為に基づくデータによって、その研究結果を裏づけられるかを調べるためにこの研究を実施しました。20052012年の全米健康栄養調査(NHANES)の多くのデータを用いて、平均年齢46歳の男女23,000人近くを評価しました。対象者は睡眠時間、睡眠障害の有無に加えて、過去1ヵ月に風邪およびその他の感染症(インフルエンザ、肺炎、耳感染症など)に罹患したかどうかを報告しました。

Prather氏は、「平均睡眠時間が5時間以下の人は、78時間の人に比べて、風邪とその他の感染症のリスクがかなり高まった。睡眠不足によって感染症にかかりやすくなる理由は明らかになっていないが、睡眠不足だと、感染症と戦う白血球であるT細胞が十分に機能しないことが明らかになっている」と指摘している。良い睡眠をとるためには、まずは毎日同じ時間に起きることから始め、寝室を涼しく、静かで暗くなるように整えること、そして睡眠前にリラックスした時間を持つことを勧めている。

一方で、十分な睡眠は健康だけではなく美容にも良い効果があります。疲れがとれれば、気分も外見も向上します。米国睡眠財団では、十分な睡眠を取ることで以下のような効果が期待できると紹介しています。

・成長ホルモンの分泌が促進され、日々の活動で受けたダメージを回復できます。

・からだが必要とする水分を十分に行き渡らせることができます。

・ストレスホルモンが分泌されるのを防止します。

・うつ病リスクの低減に役立ちます。

健やかな毎日を送るために、質の高い睡眠を十分にとるように心がけましょう。