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病気を癒す「身・口・意」のパワー

昔から、「身・口・意」が病気を招くといわれてきました。「身・口・意」とは「身=身体」「口=言葉」「意=意識・イメージ」のことです。この「身・口・意」をいかにセルフコントロールするかが、病気を遠ざけ、健康を維持するカギであり、また同時にそれは、病んだ体を根本から修復する秘訣でもあるといえます。

目に見えない領域へ働きかける

できれば病気とは無縁でありたいものです。病気には、「食」のあり方が大きく影響しますが、それにもまして、「身・口・意」に関わるもの。つまり、「身=身体」「口=言葉」「意=意識・イメージ」が、病気を招く大きなファクターとなります。

「身・口・意」のセルフコントロールが健康のカギといえそうですが、身体の適度な運動はともかく、口・意となると、目に見えない領域へ働きかけることになります。そのために、何か特別なテクニックが必要なのでしょうか。

2010年2月7日(日)、グランドプリンスホテル赤坂で「第3回 国際臨床和合医療セミナー」(主催:国際臨床和合医療協会)が開催されました。
医療技術は日々進歩しているものの、医療の本来の目的は心と魂の救済ではないか。そのように考える多くの医師やセラピスト、企業が一堂に介しました。この中で、3人の講師の方々が、病気を癒す「身・口・意」のパワーについて講演しました。

瞑想・呼吸法で、心と魂を救済

和合医療ヒーリング施設「やま」の会長である氏家五十六氏は、これまで数多くの末期ガンの患者さんと寝食を共にしながら、マンツーマンで治療にあたってきたといいます。

氏家氏は、「身・口・意」のパワーを高めるために、例えば、余命三ヶ月のガン患者さんには次のように指導するといいます。

初日、まず回帰瞑想をおこないます。これは記憶にある全ての人々と心の中でコンタクトをとる瞑想法です。両親からスタートし、してもらったこと、してあげたことなど、全て思い出し、心の中で「ありがとう」と唱えます。

さらに、幼稚園、小中学校、高校時代、嬉しかったこと、悲しかったこと、辛かったことなど思い出し、最後、何を気づいたか、が重要であると氏家氏はいいます。瞑想中に、自分はなぜガンになったのか、望んでガンになったのではないか、ということに気づかされるといいます。

二日目は呼吸法の習得です。呼吸の乱れは心の乱れにつながり、病気を招く元となります。病気の予防には、まず呼吸を整えることが大切です。

具体的に、鼻呼吸について氏家氏は次のようにいいます。「鼻の右の穴には太陽のエネルギー、左には月のエネルギーが流れている。そのため、右の鼻呼吸を続けると生命力が沸き、元気になる。日常生活では意識していなくても呼吸は一時間ごとに左右で入れ替わる。勝負時やアドレナリンを上げたい時は、右の鼻の穴で強い呼吸をすると効果がある」。

また、足裏にあるツボ「湧泉」に鼻がついているとイメージし、右の鼻の穴からお腹の中心あたりまで息を吸い上げます。こうした呼吸法を10分も続けると、下半身がポカポカ温まるといいます。

三日目は、気の磁力についてです。魅力的な人間は強い磁力を発しているといいます。氏家氏は、実際に指先を動かし、自分の気を感じさせたり、目で確認することを患者さんに教えるといいます。

四日目は、脳の中の振動を感じることを学びます。脳の中に、脳下垂体と松果体がありますが、ここで呼吸をしているイメージをし、光を上下させます。これにより磁極のバランスが取れるようになるといいます。

こうした方法で、潜在意識に働きかけることで、病は自然に消えていくと氏家氏はいいます。

マントラ・イメージで、人間を高性能化

西洋医学と東洋医学を融合させた矢山クリニックの理事長で、現在、バイオレゾナンス医学会を設立、「気」のエネルギーを生かした総合的な医療に取り組む矢山利彦氏は、人間は苦しみや悩みを抱える生き物で、それが病気へとつながる、その根源には情報をうまく処理できないということがある。そのため「人間を高性能化」しなければならないといいます。

研究を進めていくうちに、気功に至り、歴史上の人物で、とくに高性能であったであろう、弘法大師空海に行きついたといいます。空海のあらゆる書物を解読していくうち、「三密加持すれば速疾に顕わる」という言葉に出逢い、「人間を高性能化」する極意を見つけたといいます。

この「三密」とは、まさに「身=身体、口=言葉、意=意識、イメージ」のことであり、これらを一体にし、一点集中すると人間は雑念が浮かばなくなり、宇宙と同化することができる、という意味だといいます。その手法として、「マントラ」という声に出す呪文があるといいます。

矢山氏は私達がふだんの生活の中でも簡単にできる「マントラ」があるといいます。「アエイオウン」という、息を吸うイメージで行うマントラで、宇宙の中心から生命エネルギーが体内に流れ込んでくるという意識で唱えます。

次に、これを逆にし、「ンウオイエア」という息を吐くイメージで、自分の中の不純物が宇宙に吸収されていくという意識でマントラを唱えます。右手のひらを上に向け、「アエイオウン」、次に左の手のひらを上に向け「アエイオウン」と唱え、取り込んだ気の玉を両手で持つようにして「アエイオウン」と唱えます。

続いて、左手のひらを上にむけ、「ンウオイエア」と唱え、次に右手のひらを上に向け「ンウオイエア」と唱えます。そして取り込んだ気の玉を両手で持つようにして「ンウオイエア」と唱えます。手の動きも大切で人間の右脳左脳を共振させるのに役立つといいます。

マントラの音の響きにイメージを持たせ、さらに手の動きをつけることで、三密が一点に集中しやすくなります。慣れたらマントラを声に出さなくても、心の中で唱えるだけでいいといいます。

体・心・魂に響く「ありがとう」の言霊パワー

柔道整復師、かこた治療院の内尾政明氏は「ありがとう」という言葉の言霊には癒しのパワーがあるといいます。内尾氏は診療をしていても患者さんが自分の体に対して「ありがとう」という言葉をほとんど使っていない、といいます。

内尾氏自身、以前はイライラすることが多く、鬱病になった経験もありますが、ある人に「ありがとう」という言葉をもっと使うように指摘され、そこから多くのことが変わったといいます。鬱病を患った時も、それに抵抗することを止め、それを受入れ、「ありがとう」と思った瞬間、鬱病が治ったといいます。

患者さんには、例えば、整体院などで治療を受けている時に「ありがとう」、痛みのある部分に「ありがとう」、そうした現象をみせてくれて「ありがとう」という言葉を添えてほしいといいます。

「ありがとう」という言葉は元々「有り難し(めったにない)」の意味で神に使う言葉であったといいます。室町時代に庶民の言葉へと変わっていきますが、どんな状況にあっても「ありがとう」の言霊で、自身のエネルギーがポジティブなものへと変わっていくといいます。

そして自分自身にも、心から褒められるようになったとき、ヨガでいうチャクラが整い、自分自身も幸せなのだと脳が判断し、幸せな方向へと向かうようになるといいます。