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自然治癒力を高める場の力

昔から、病は気からといいます。気を病むことで、「病気」になるともいわれます。森羅万象、自然や人を形作るエネルギーの素といわれる気。人にあっては生命エネルギーとして内在し、自然治癒力の元となります。この元の気を高めると、「元気」になり、心身とも良好な状態になります。

内なる気は場によって高められる

天然の生命素ともいわれる気。この気を自身に呼び込み、病を寄せつけないようにと、古来より呼吸法や気功、ヨガの行法が注目されてきました。

現代人は、体が病むと、医者にかかり、薬をもらう、という生活パターンですが、本来は、まず自身が持っている自然治癒力を高める生活を送ることが大切です。自然治癒力の発現のためには、呼吸法や気功も良いのですが、実は、場(環境)を整えることが自然治癒力の発動に大きく影響するといいます。

2010年1月10日(水)、「統合医療展エイジングケア2010」が東京ビックサイトで開催され、帯津三敬病院名誉院長で日本ホリスティック医学協会会長の帯津良一氏が講演しました。

その中で、帯津氏は、「自然治癒力は人の体内にのみあるのではなく、場にも備わっている」と述べています。これまで自然治癒力というと、人の内なる気のエネルギーと思われてきましたが、実は環境や場にもそれがあるため、場のエネルギーを高めることが大切といいます。

「祈り」は、心身と場のエネルギーを相乗的に高める

風水や家相では、良い気を取り込むことで、心身を癒したり運気を高めたりということを図ります。心安まる清々しい気の漂う地はイヤシロチ、反対に気が滅入るような低いエネルギーの地はケガレチというふうにも呼ばれます。自らの生命エネルギーを高めるためには、やはり気のエネルギーの高い場に身を置くことが大切です。

さらにいえば、心の持ち方も、癒しの磁場の創造に一役買います。すなわち、「祈り」は、場の気を清浄化し、高い気の磁場を形成します。アメリカでは成人の3分の1が、病気治療に既存医療と併用して、「祈りの療法」を利用しているという報告もあります。

実際に、「祈りの療法」は、鬱、慢性の頭痛・腰痛・首の痛み、アレルギーなどの症状の軽減に効果があることが報告されています。「祈り」は、自身の生命エネルギーを賦活するとともに、場を清め、高い気の磁場を形成し、相乗的な癒し効果をもたらすものと考えられます。

帯津氏は、医療の基本には「祈り」があるといいます。「祈り」により、万物と一体となり、自然治癒力が高まるといいます。そして、どんな状態であれ、今この場が「浄土」と思えるような境地に至ると、同時に場のエネルギーも高まるといいます。

病気が治る、治らないではなく、日々一歩前進を目標に

ともあれ、場のエネルギーは自然治癒力の発動と大きく関わるということです。医療現場は、患者や家族、医療従事者が共有する場、「命の場」ととらえ、エネルギーを高めることが大切です。

実際に、帯津敬三病院では、「今日よりもよい明日を」をモットーに、治る、治らないではなく、日々一歩前進を目標に、病院の場のエネルギーを高めるために、院内の道場で気功を行うなど、「身心脱落」に努めているといいます。

病気は、治療して終わりではなく、私たち一人ひとりが死生観に思いを馳せるチャンスであり、どんな時にでも狼狽しない自分を作ることが大切だと帯津氏はいいます。