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いのちのエネルギーを高めるために

掲載5

病気に立ち向かう(がんとの共生)

がんは体だけの病気ではありません。心にも命にも深く関係してきます。体だけでなく、エネルギーの場にも関係しているのです。
エネルギー値の低下ががんになってくるわけですから、エネルギー値をいかに上げるかが問題になってきます。

体の場合ですと、自転車の修理や冷蔵庫の修理と同じで、故障箇所を見つけてこれを直す。結果は、直ったか直らなかったかです。相手がエネルギー場になると、治ったか治らなかったのかの二極化ではふさわしくなくなります。

エネルギー値はいっぱいあるわけで、今のエネルギー値からわずかでも上がればいいわけです。そうすると、一気に治すなどということは考えないで、とにかく一歩前進、イチローのように塁に出ることだけ考えればいいわけです。これが、がんとの共生ということになります。

一気に治そうというのではなくて、一歩一歩前に出て行く、次の機会にまた行く、これはいまでは世界的な傾向になってきています。西洋医学中心の領域ではそこまで考えが行っていませんが、一般の現場では一歩ずつ進めていく、昨日より今日、今日より明日という考え方が、これからのがん治療のあり方だと思っています。

がん患者さんを診ていても、がんがきれいに消えたという人ばかりではなくて、がん細胞をいっぱい持っていて小康状態を得ている人は圧倒的に多いです。これでいいのだと思います。

がんの場合は、治ったか治らなかったかという二極化は当てはまらないと思います。この中間が非常に多いわけです。
がんは個性的な病気ですから、それぞれの患者さんに合わせた戦略を立てていく必要があります。

プロフィール
帯津 良一(おびつ りょういち)氏

帯津三敬病院 名誉院長

帯津 良一(おびつ りょういち)

1936年埼玉県に生まれる。61年東京大学医学部卒業。東京大学病院第三外科、共立蒲原総合病院外科、都立駒込病院外科を経て82年帯津三敬病院を設立。院長。
ホリスティックなアプローチによるがん治療を実践。2000年、「楊名時太極拳21世紀養生塾」を設立し、塾頭に。2001年、帯津三敬病院名誉院長。現在、NPO法人日本ホリスティック医学協会会長、調和道協会会長、楊名時太極拳21世紀養生塾主宰、日本ホメオパシー医学会理事長などを兼務。

<主な著書等> 『いのちの場と医療』(春秋社)、『気と呼吸法』(春秋社)、『気功的人間になりませんか』(風雲舎)、『がんになったとき真っ先に読む本』(草思社)、『身近な人がガンになったとき何をなすべきか』(講談社)、『ガンを治す大辞典』(二見書房)他多数。

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