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いのちのエネルギーを高めるために

掲載4

「心・体・気」について

心・体・気、人間はこの3つからなっています。ですから、この3つが一体となった人間まるごとを、養生も医療も見ていかなくてはいけません。養生も、体だけ診て、体に傷をつけないようにして病を未然に防ぎ、そして天寿を全うする、というのがこれまでの養生でした。

これは体に焦点を当てたことから出てくる考えで、心とか命に焦点を当てると、命のエネルギーを日々高めていく、死ぬまで高めていくという積極性のある養生になると思います。ですから、養生のあり方が変わってくるわけです。

これを医療の立場からいうと、体だけを中心に、病を「体の故障」として捉えて、機械の修理みたいにして治していく西洋医学だけでは間に合わないわけで、心に働きかけて、あるいは命のエネルギーに働きかける治療法と併せた治療法になっていかなくてはいけないわけです。

体は目に見える身体ですが、命は、体の中にある命の場のエネルギーだといえます。そのエネルギーの状態が刻々と変化しながら脳細胞を通して外に共鳴されたものが心だとすると、心の本体もエネルギーです。そうすると、これらを3つに分けないで2つに分けるというやり方もあるわけです。体とエネルギー場と。

20世紀は体を対象にした西洋医学が大きく発展しましたが、翻って21世紀はエネルギー医学(Energy Medicine)の時代であるといえます。このEnergy Medicineという言葉は、欧米では盛んに飛び交っています。これからは、そういう時代になると思っています。

ストレスは、これら3つのバランスに関わってきます。心・体・気のどれにもあてはまります。現代生活では、ストレスなしで生きていくことはできませんから、ストレスとうまく付き合うことをそれぞれが工夫していかなくてはいけません。適度なストレスであれば活動のエネルギーになりますから、ストレスが全くないというのはよくないことで、少しはあった方がかえっていいのです。

プロフィール
帯津 良一(おびつ りょういち)氏

帯津三敬病院 名誉院長

帯津 良一(おびつ りょういち)

1936年埼玉県に生まれる。61年東京大学医学部卒業。東京大学病院第三外科、共立蒲原総合病院外科、都立駒込病院外科を経て82年帯津三敬病院を設立。院長。
ホリスティックなアプローチによるがん治療を実践。2000年、「楊名時太極拳21世紀養生塾」を設立し、塾頭に。2001年、帯津三敬病院名誉院長。現在、NPO法人日本ホリスティック医学協会会長、調和道協会会長、楊名時太極拳21世紀養生塾主宰、日本ホメオパシー医学会理事長などを兼務。

<主な著書等> 『いのちの場と医療』(春秋社)、『気と呼吸法』(春秋社)、『気功的人間になりませんか』(風雲舎)、『がんになったとき真っ先に読む本』(草思社)、『身近な人がガンになったとき何をなすべきか』(講談社)、『ガンを治す大辞典』(二見書房)他多数。

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