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いのちのエネルギーを高めるために

掲載3

自然治癒力を高める

自然治癒力は、実はヒポクラテスのあたりから言われているのに、いまだに正体がはっきりしていない力です。広辞苑にも、まだこの言葉は出ていません。まだわかっていない世界で、免疫学などと混同されています。

免疫力は、免疫の働きですから、免疫が円滑に働くための司令塔にあたるのが自然治癒力と言えます。自然治癒力と免疫は、レベルが違うわけです。自然治癒力はどうして正体がつかめないかというと、本来は場に備わった能力だからです。

場というのは、体の中の命の場も環境の場もそうですが、場に備わった能力で場のエネルギーが何らかの理由で低下したとき、これを回復すべくそういう能力で、本来場に備わっています。

ですから、これは体の中だけで見つけていたのでは、なかなか見つかりません。環境の場の中に自然治癒力を求めていく、こうしたことによってこれからだんだん明らかになってくると思います。

そういう意味でも、自然治癒力を高めることによって、いろんな病気が克服されていけば、場のエネルギーを高めるというその場そのものを対象にして考えることがどうしても必要になってくるのです。

自然治癒力を高めるには、ヒポクラテスの西洋医学の養生や中国の養生などをはじめとする、食の養生、心の養生、気の養生が大事になってきます。

食に配慮し、心の治療を工夫して、気功やヨガや日本古来のいろんな行法など気の養生を手がけていくことも大切です。ここでは、ある意味で生活習慣も必要になります。また、最近いわれてきた自然治癒力と笑いの関係については、エビデンス(科学的根拠)が見られるようになりました。

プロフィール
帯津 良一(おびつ りょういち)氏

帯津三敬病院 名誉院長

帯津 良一(おびつ りょういち)

1936年埼玉県に生まれる。61年東京大学医学部卒業。東京大学病院第三外科、共立蒲原総合病院外科、都立駒込病院外科を経て82年帯津三敬病院を設立。院長。
ホリスティックなアプローチによるがん治療を実践。2000年、「楊名時太極拳21世紀養生塾」を設立し、塾頭に。2001年、帯津三敬病院名誉院長。現在、NPO法人日本ホリスティック医学協会会長、調和道協会会長、楊名時太極拳21世紀養生塾主宰、日本ホメオパシー医学会理事長などを兼務。

<主な著書等> 『いのちの場と医療』(春秋社)、『気と呼吸法』(春秋社)、『気功的人間になりませんか』(風雲舎)、『がんになったとき真っ先に読む本』(草思社)、『身近な人がガンになったとき何をなすべきか』(講談社)、『ガンを治す大辞典』(二見書房)他多数。

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