vol.177—2018年5月号

vol.177—2018年5月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
◎FSSC22000認証取得

◎DHD・USAがNATURAL PRDODUCT EXPO WEST 2018に出展

■酵素の働き
3) 魚油は本当に健康に役立つか?
DAN KENNER, Ph.D., L.Ac (Acupuncture and Integrative Medicine College in Berkeley)
魚油に含まれるオメガ-3の健康への効果は、近年注目を集めています。今回は、魚油のオメガ-3をめぐる米国での議論について報告します。

■ワールドヘルスレポート
朝型の人と夜型の人、どちらが長生きする?
早寝早起きが苦にならない朝型の人と比べ、宵っ張りで朝寝坊の夜型の人は短命に終わる可能性が高いことを示唆する研究結果が発表されました。今回は、朝型/夜型の健康への影響について考えます。

■健康豆知識 健康の温故知新
100)なぜ認知症になると「におい」がわからなくなるの?
平成30年度科学技術週間参加行事として、内田さえ氏(東京都健康長寿医療センター研究所)が「なぜ認知症になると『におい』が分からなくなるの?」と題して講演しました。今回は、この講演をもとににおいと認知症についてお話します。

■気になる旬の食材 
にら

にらはネギやニンニクと同じユリ科の植物で、このように強い臭気をもったものは薫菜とよばれ、食欲を増進させて衰弱を補い疲労回復に役立つとされてきました。日本での食用の歴史も古く、「古事記」に記載があるほどで、当時は薬草として扱われていたようです。ビタミンA・B群を多く含みますが、特徴的なのはアリシンで、この物質には抗菌性とともにビタミンB1の腸内での吸収利用率を高める働きがあります。そのうえ、野菜の中でも特に体を温める作用が強く、体力が落ちているとき、風邪気味のときなどに特におすすめです。風邪をひいたときににら卵粥を食べたことはありませんか?にらと同じく胃腸を保護し、精をつける卵と組み合わせた定番の「にら玉」は最高の滋養食です。にらと卵のお吸い物にしても手軽に食べられるでしょう。また、塩ゆでにしたにらを刻んで、納豆、しらすと和えてしょうゆ(もしくはだし汁)で味をつけ、のりを散らすと栄養が豊富な副菜になります。
また、にらは強靭な食物繊維で、腸内の老廃物をからめとって排出する便秘の特効薬でもあります。水分代謝を整える働きがある春雨とスープにすると、便秘に有効な一品になります。疲れているとき、何となく体調が悪かったり食欲がないとき、また、便秘の時には意識的ににらを食べてみてください。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
次回の「e-健康かわら版」は6月15日頃配信予定です。

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