vol.144 2015年8月号

vol.144 2015年8月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
◎千葉大学の江頭祐嘉合先生が日本食物繊維学会賞を受賞されました
江頭祐嘉合先生(千葉大学 教授)が、米ぬかアラビノキシラン等の研究における功績により「平成26年度日本食物繊維学会 学会賞」を受賞されました。

◎【新連載】:矢澤一良先生(早稲田大学)「オメガ3と健康」
ホームページ「なるほど健康塾 ドクターからの健康アドバイス」で新連載が始まりました。今回は、矢澤一良先生(早稲田大学)に「オメガ3と健康」についてお話しいただきます。

◎バイオ台湾2015に出展
大和薬品株式会社は、「2015 Bio Taiwan Exhibition」(台湾)に出展しました。

■オメガ3と健康
1)「序論~魚食の疫学研究~」
早稲田大学 矢澤一良先生
近年注目を集めているEPA、DHAなどの海産性オメガ3系高度不飽和脂肪酸について、わかりやすく解説します。

■ワールドヘルスレポート
アメリカで食物アレルギー患者増加、望まれるアレルゲン表示
アメリカで食物アレルギー患者が増加傾向にあります。アメリカにおける食物アレルギーの現況、アレルゲン表示の義務化と問題点について報告します。

■健康豆知識 健康の温故知新
67)「機能性表示食品」制度がスタート
昨年、健康食品の新たな機能性表示制度が掲げられ、今年4月に新制度がスタートしました。今回はこの「機能性表示食品制度」の概要と現況についてご紹介します。

■気になるからだ
第65回 「誤嚥による肺炎」に注意
本来は食道に入るはずの飲食物や唾液が、誤って気管の方に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)と言います。今回は、誤嚥が原因で起きる「誤嚥性肺炎」についてお話しします。

大和薬品最新情報

■千葉大学の江頭祐嘉合先生が日本食物繊維学会賞を受賞されました
江頭祐嘉合先生(千葉大学 教授)は、米ぬかアラビノキシランの研究、食物繊維素材の開発、アラビノキシラン脂質改善作用機序における研究の功績により「平成26年度日本食物繊維学会 学会賞」を受賞されました。

■【新連載】:矢澤一良先生(早稲田大学)「オメガ3と健康」
ホームページ、メルマガで新連載が始まりました。今回は、矢澤一良先生(早稲田大学)に「オメガ3と健康」についてお話しいただきます。

近年、オメガ3系の高度不飽和脂肪酸や魚油の摂取量が、生活習慣病をはじめ、脳・心臓血栓性疾患、炎症性疾患、うつ病、がん、アルツハイマー病等の罹患率に大きな影響を持つことが明らかになっています。このことから、疾患の予防・治療の観点からEPA、DHAなどの海産性オメガ3系高度不飽和脂肪酸が注目を集めています。
今回の連載では、予防医学的食品・医薬品素材と海洋資源の有効利用に関する研究がご専門の矢澤先生に、オメガ3と健康について12回にわたって解説していただきます。どうぞご期待ください。

■バイオ台湾2015に出展

大和薬品株式会社は、「2015 Bio Taiwan Exhibition」(台湾)に出展しました。

同展示会は、2015年7月23日~26日の日程でTaipei World Trade Center(台北市、台湾)で実施されました。台湾におけるバイオテクノロジー関連の展示会としては最大規模で、台湾のみでなく日本、シンガポール、アメリカなど海外からの企業も含め600以上の企業や研究団体が出展し、38カ国から9万人を超える来場者を数えました。大和薬品では、バイオブラン、NKCP、米ケフィラン、エポグランをご紹介し、多くの来場者にお問合せをいただきました。特にバイオブランは高い関心を集めました。

今後とも海外への市場展開を積極的に進めていきます。

気になるからだ 「誤嚥による肺炎」に注意

普段何気なく食事をしていて、うまく「ごっくん」と飲み込めず、むせてしまうことがありますね。本来、食道に入るはずの飲食物や唾液が、誤って気管の方に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)と言います。一方、就寝中などにも、知らず知らずのうちに唾液などを誤嚥していることがあります。むせて排出されることなく、口の中にある様々な細菌が肺にまで到達します。
それは健康な人ならば問題ないのですが、寝たきりの人、脳卒中を起こしたことがある人、認知症の人、抵抗力が落ちているときなどには肺の炎症につながることがあります。これを「誤嚥性肺炎」と呼びます。肺炎は高齢者によく見られる病気ですが、年齢が上がれば上がるほど、誤嚥性肺炎の割合が大きくなっていきます。
誤嚥性肺炎の対策としては、口の中で病原菌が増えないように、清潔に保つ必要があります。食べ物の性状を工夫したり、食事の時の体位を調整したりすることも大切ですし、ものをしっかり飲み込めるようにするリハビリも、専門施設では行われています。それから、知らないうちに誤嚥が起きていたとしても肺炎を発症しないように、体の抵抗力を低下させないことが重要です。例えば、肺炎の原因となる菌(肺炎球菌)の予防接種を受けておくことや、持病があれば治療しておくことなどが挙げられます。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は9月15日頃配信予定です。

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