vol.137 2015年1月号

vol.137 2015年1月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
米国現地法人DHD・USAが A4M 2014に出展
大和薬品株式会社の米国現地法人DHD・USAは、A4M (The American academy of anti-aging medicine) 2014に出展しました(2014年12月11日~13日)。

■糖質制限食のすすめ
5)糖質が増えると欧米人は肥満になり日本人は糖尿病になる
銀座東京クリニック 福田一典 先生
インスリン分泌能の低い日本人は、高糖質食でも肥満になりにくい代わりに糖尿病になりやすい体質を持っています。老化関連の疾患を予防する方法として、糖質摂取を減らしインスリンの働きを抑制することの有効性についてお話しします。

■ワールドヘルスレポート
2015年トレンド予測、大豆食品の人気が継続
アメリカにおける健康食品の2015年トレンド予測では、ナチュラリー・ファンクショナルが注目を集めるとして、お茶や大豆食品など日本の伝統食品が挙げられています。2015年のトレンド予測について報告します。

■健康豆知識 健康の温故知新
60)アンチエイジングでQOLを高める
高齢化時代の到来とともにアンチエイジングへの関心が高まっています。
視力の低下や肥満など、加齢に伴うQOLの低下を招く要因についてご説明いたします。

■気になるからだ
第58回 野菜と胃がん予防の新データ
国立がん研究センターは、野菜や果物の摂取量と胃がんの関係についての研究結果を発表しました。この研究によると、果物や野菜の摂取が胃がんの予防に有効である可能性が示唆されました。

大和薬品最新情報

米国現地法人DHD・USAが A4M 2014に出展
大和薬品株式会社の米国現地法人DHD・USAは、A4M (The American academy of anti-aging medicine) 2014に出展しました(2014年12月11日~13日)。A4Mは世界120ヶ国から26,000以上の医療従事者、科学者、政府関係者および関連機関の会員により構成される全米最大規模の抗加齢医学会です。
DHD・USAはバイオブランおよび精製ナットウ菌培養物(NKCP)関連商品を展示し、多くの来場者に商品説明を行いました。ラスベガスのSands Expo(ベネチアンホテル)にて開催された同展示会は、医療従事者向けの機能性食品、化粧品、機器などの関連企業が出展し盛会裏に終了しました。
大和薬品株式会社では、今後とも世界の市場に向けた展開を強化していく方針です。

気になるからだ 野菜と胃がん予防の新データ

野菜による胃がんの予防について、興味深い研究結果が発表されました。全体としては明確な予防効果は見られませんでしたが、男性では、一部の胃がんを予防する可能性が示されました。この研究は国立がん研究センターによるもので、結果はヨーロッパのがん専門誌に掲載されました。
研究グループは日本人約19万人の観察研究をまとめ、野菜や果物の摂取量を5段階に分けて胃がんとの関連を解析しました。
その結果、野菜も果物も1日の摂取量が最も多い群は、がんのリスクが低下する傾向がありましたが、統計学的に大きな差はありませんでした。ただし、男性で野菜の摂取量が最も多い群は、最も少ない群に比べて、胃の下部3分の2に発生するがん(日本人に多いタイプ)が明らかに少ないものでした。女性ではこのような関連性は見られませんでした。胃がん予防に関与する野菜の働きとして、研究グループは抗酸化作用を挙げています。女性で予防効果を示せなかった理由は、女性では野菜摂取量が男性に比べて多いため、リスクになるほど不足している人が少なかったと推察されています。
がん治療は、がん細胞の性質などを考慮し、個人個人に応じて様々な治療方法を選択する流れになりつつあります。予防法についても、性別あるいはがんの部位さらには体質や生活習慣など、個別対応の方向に進むのかもしれません。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。

今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。
次回の「e-健康かわら版」は2月16日頃配信予定です。

TOP