vol.131 2014年7月号

vol.131 2014年7月号

今月のトピックス

■大和薬品最新情報
新連載:福田一典先生(銀座東京クリニック)「糖質制限食のすすめ」
大和薬品のホームページ「なるほど健康塾 ドクターからの健康アドバイス」で2014年7月から新連載が始まりました。今回は、12回にわたって福田一典先生(銀座東京クリニック院長)に「糖質制限食のすすめ」についてご説明いただきます。

■糖質制限食のすすめ
1)なぜ糖質制限が議論されるのか
銀座東京クリニック 福田一典 先生
最近、肥満、糖尿病、メタボリック症候群をはじめ認知症やがんなど様々な病気の予防に、糖質制限が注目を集めています。今回から新しく始まるこのシリーズでは、漢方治療と補完・代替治療によるがんの予防や治療を専門とする銀座東京クリニックの福田先生に、糖質制限についてお話しいただきます。

■ワールドヘルスレポート
プロバイオティクス、米国で認知度高まり売上げ上昇
世界規模で成長を続けているプロバイオティクス市場。アジア太平洋やヨーロッパ市場の売上げには遅れをとるものの、アメリカでも消化器官の健康などに有益な商品として関心が高まっています。アメリカのプロバイオティクス市場について報告します。

■健康豆知識 健康の温故知新
54)アンチエイジングと長寿の秘訣
世界有数の長寿国である日本。しかしその一方で、長生きだけでなく生活の質について考える必要性も指摘されています。「平成26年度 第2回都民公開講座アンチエイジングと長寿の秘訣」での講演を基に、アンチエイジングと長寿について考えます。

■気になるからだ 第52回 やはり、高血圧は治療した方がいい

大和薬品最新情報

新連載:福田一典先生(銀座東京クリニック)「糖質制限食のすすめ」

大和薬品㈱のホームページ「なるほど健康塾 ドクターからの健康アドバイス」で2014年7月から新連載が始まりました。今回は、福田一典先生(銀座東京クリニック院長)に「糖質制限食のすすめ」についてお話しいただきます。
近年、糖質の多い食事が肥満、糖尿病、メタボリック症候群、認知症やがんなど多くの病気の発生率を高めていることが明らかになり、食事中の糖質を減らすことによってこれらの病気の発生率を減らせることが指摘されています。

今回の連載では、漢方治療と補完・代替医療によるがんの予防や治療がご専門の福田先生に、糖質摂取量の増加で多くの病気の発生率が増えている理由と、糖質摂取量を減らすことによって健康になる理由について12回にわたって解説していただきます。どうぞご期待ください。

なるほど健康塾 ドクターからの健康アドバイス ← こちらをクリックしてください

気になるからだ やはり、高血圧は治療した方がよい

6月号でも触れましたが、高血圧と診断される147㎜Hg(収縮期血圧=上の血圧)でも、今年4月の日本人間ドック学会の発表では「基準範囲内」となります。人間ドック学会の数値は「厳選された健常者の基準範囲」で、病気の診断基準とは異なる性格のものです。けれども一般市民にはわかりにくいと見え、「治療を受けなくてもよい」といった誤解を招いています。
そうした状況を知ってか知らないでか、国際的な医学専門誌「ランセット」に5月末、「高血圧と心臓血管疾患の発症には関連があり、高血圧が人生に及ぼす影響は甚大である」とする研究論文が掲載されました。この研究は、英国で30歳以上の約125万人(男女比4:6)について、1997年から2010年までの記録を調べたものです。その結果、生涯、心臓血管疾患にかかる確率は、30歳時点で正常血圧の人は46.1%と計算されましたが、高血圧(日本と同じ基準の140/90㎜Hg以上)の人は63.3%と高くなりました。高血圧の人は、健康でいられる期間が正常血圧の人よりも5年短いことも示されました。
一方、心臓血管疾患を発症するリスクが最も低かったのは、収縮期血圧90~114㎜Hg/拡張期血圧60~74㎜Hgのグループでした。やはり、高血圧は治療する方がよいといえます。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は8月11日頃配信予定です。

TOP