Vol.109 2012年9月号

Vol.109 2012年9月号


ごあいさつ

こんにちは、メルマガ担当の石原です。
今月の健康豆知識では腸管免疫の活性化について日本免疫学会の研究者らが 行ったトークショーについてレポートしています。免疫の観点から考えると、嫌われ者の細菌やバクテリアから最も恩恵を受けているのは人間なのかもしれません。
その他、ワールドヘルスレポートなどお役立ち情報をお届けしますので、お楽しみください。

お知らせ

弊社が会員となっております「日本食養の会」主催の「第12回食養フォーラム」 のチケットを先着8名様に進呈いたします。参加ご希望の方は弊社国内営業部 (Tel:03-5430-4153)までご連絡ください。詳しいパンフレットとチケットをお送りいたします。なお、先着順ですので終了の際はご容赦ください。

「第12回食養フォーラム」概要
開催日:2012年9月30日(日)
時 間:開場12:45
開演13:15 終演16:30
会 場:ホテルグリーンタワー幕張4Fロイヤルクレッセント (千葉市美浜区ひび野2-10-3)
主 催:日本食養の会
後 援:千葉市、市原市、東金市各教育委員会
講演内容:「免疫力を上げる子育て法」「すごい!!玄米のちから」「頭とカラダの栄養学」

日本食養の会については下記ホームページでご確認ください。
http://www.nihon-syokuyounokai.com/


トピックス

■ワールドへルスレポート
脂肪・塩分・糖分を控える米国民 ~2012年版米国民の食と健康意識調査(3)
◎米国では生活習慣病の予防や健康維持のため、食材選びに慎重になっている傾向があるようです。脂肪を極力避け、塩分や糖分は控え目にすることが、常識になりつつあります。International Food Information Council Foundation (IFICF) の「2012年版米国民の食と健康意識調査」から、米国の消費者の食材選びについて の報告です。

■健康豆知識 健康の温故知新
32)腸内有用菌、腸管免疫を活性化
◎2012年8月19日(日)、日本科学未来館で、「免疫ふしぎ未来2012」(主催:NPO 法人日本免疫学会)が開催されました。今回のキャッチフレーズは「研究者と話そう! 探検しよう、やってみよう、免疫学!」。日本免疫学会は、約5,500名の免疫学者を擁する学術団体で、会員の学術交流や研究成果の社会還元を目的に活動しています。 今回は、研究者らのトークショーの中から、「免疫のメカニズム」や「腸内細菌と 免疫との関わり」についてご紹介いたします。

今月のメニュー

■気になるからだ
◎第30回 喘息は季節の変わり目に注意
■編集後記

■気になるからだ 喘息は季節の変わり目に注意
秋の初めのこの時期は、喘息の急な悪化に注意が必要な時期でもあります。発作が起きると、特に夜中や明け方、息をするときに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」 という音がして、とても息苦しくなります。 喘息の人は、空気の通り道である「気道」に普段から炎症が起こっています。その ため、わずかな刺激でも反応して気道が狭くなり、息苦しくなるというわけです。発作のきっかけとしては、気候の変化やアレルギーの原因物質(ダニ、ほこり、ペットの毛など)との接触、風邪といったことがあります。 気道炎症が病気の本態なので、治療は炎症を抑える「抗炎症薬」が主体となります。抗炎症薬の代表はステロイド薬です。主に吸入薬で、1日1回から2回の吸入を続けます。そうすることで、気道炎症がコントロールされ、発作が起きにくくなります。 それでも、この時期のように発作が起こってしまったときは、狭くなった気道を 広げる薬を吸入して発作を鎮めます。抗炎症薬の種類や量の再検討も必要でしょう。副作用として、吸入ステロイド薬には「声がかれる」などが、気管支を広げる吸入薬には「ふるえ」などがあります。医師の指示に従って薬を正しく使うこと、発作のきっかけを知ってそれを避けるようにすることが治療のコツです。

■編集後記
今月のメールマガジンはいかがでしたか?
さて旬の食材は鰹(カツオ)をとりあげます。9月の戻り鰹は初鰹にくらべて脂がのり美味しさが増します。不飽和脂肪酸の含有量も3倍近くまで上昇し、脳を活性化 し、血流をサラサラにするEPA/DHAが豊富に摂れます。また、血合いに含まれる、 ビタミンB12は魚の肉では最も多く含まれ、貧血予防にも役立ちます。加熱すると 食感がパサパサしているので、たたきや刺身で食することが多いですが、傷みやすい 魚でもあるのであまり長時間放置するのは避けたほうが良いでしょう。
旬の食材を楽しみながら、健康に役立てましょう。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうご ざいました。
今後も充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は10月10日頃配信予定です。

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