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健康かわら版

Vol.17 2005年1月号

ごあいさつ

謹賀新年
本年もよろしくお願い申し上げます。メールマガジン担当の本間です。
年末・年始はいかがおすごしでしたでしょうか。
昨年のホームページリニューアルから6ヶ月目となりました。
この度新コーナー「マスコミ・メディア情報」にドクターインタビュー等を掲載。
「バイオブラン」「NKCP」について解説いただいております。ぜひご覧ください。
本年も内容の充実を目指して取り組んで参ります。

【毎月更新】ドクターからの健康アドバイス
◎VDT(visual display terminals)との付き合い方
(日本生活習慣病予防協会 池田義雄先生)

◎生活習慣病としてのおとなのがん (浜松医科大学 遠藤雄三先生)

今月のメニュー

■新年の御挨拶 (代表取締役社長 二宮泰夫)
■ダイワ3兄弟  (研究開発部長 前田浩明)
■大和薬品(株)関連最新情報
◎「バイオブラン」の化学療法における副作用軽減作用について発表
◎新素材「米ケフィラン」について最新の研究成果を発表

■☆新素材”米ケフィラン”トピックス☆
■健康お役立ち情報
【1】植物療法(Phytotherapy)について
【2】DHEA――スーパーマンは作れない
■連載シリーズ…….第11回 高血圧のコントロールは自己測定から
■編集後記

■新年の御挨拶
代表取締役社長  二宮泰夫

明けましておめでとうございます。
お蔭さまで、「e―健康かわら版」も創刊から2年目をむかえることができました。これも、偏に皆さま愛読者のお蔭と、心から感謝申し上げます。
さて、今年は酉年。十二支でいわれるトリとは鶏のことですが、酉の文字は「医」の古い文字の一部になっています。医療費の急増や混合医療の問題など、医療をめぐる環境はますます厳しくなっており、健康を担う企業として責任と使命の重さを痛感しております。
当社は、創業以来「安心・安全」「自然との調和」「エビデンス重視の商品開発」を企業コンセプトに掲げて活動してまいりましたが、今年は新食品素材「米ケフィラン」を発売する運びとなりました。
これは、「バイオブラン」「NKCP」に次ぐ第三のオリジナル商品で、農林水産省の助成事業として5年間にわたり開発を進めていたものです。
すでに多くの企業から引き合いがきております。
エビデンスに基づいた商品として、当社の商品を採用していただく医療機関が国内外で増えておりますが、海外については、「バイオブラン」がすでに世界27カ国で販売されているなど、市場を着実に広げております。
海外拠点については、イギリス(ケンブリッジ)、タイ(バンコク)に次いで三つ目の現地法人を昨年アメリカ(ロサンゼルス)に設立しました。
今後も、ISO9001とHACCPの認定企業であることを肝に銘じ、安全性を重視した商品開発とキメ細かなサービスに全社を挙げて努めていきたいと、決意を新たにしております。
本年もよろしくお願い申し上げます。

■ダイワ3兄弟—「バイオブラン」「NKCP」「米ケフィラン」
~研究開発部長 前田浩明~

新年明けましておめでとうございます。
大和薬品(株)は伝統食にオリジンを求め、新規機能性食品素材の開発を行っていることは皆様御承知のことと存じます。
米ぬかから免疫強化食品バイオブラン、納豆から血液の線溶活性バランスに働く食品NKCPを開発しました。
そしてこの度第三弾として米と乳酸菌から粘性の高い多糖<米ケフィラン>の開発に成功しました。米ケフィランは脂質代謝の改善に役立ち、コレステロールや中性脂肪を防ぐ作用が明らかにされており、動脈硬化の進展防止と肥満の防止に役立つものと考えています。
米ケフィランは桜の季節には量産に入る予定です。
「お米で余分な脂肪が減ってダイエット」なんて初夢に相応しいかもしれません。
大和薬品(株)の製品はすべて作用物質、安全性、メカニズム、有効性が明らかにされた機能性食品です。
健康の自己管理と体力作りに目的に応じてダイワ3兄弟を活用していただきたいと思います。

■大和薬品(株)関連最新情報

◎「バイオブラン」の化学療法における副作用軽減作用について発表。

第5回九州補完代替医療研究懇話会が11月27日、多数のドクター、医療関係者を集めて福岡市で開催され、弊社・前田浩明研究開発部長は、「化学療法におけるバイオブランの副作用軽減作用」について発表、医療関係者と活発な意見交換が行われました。
バイオブランについては開発から10年以上経過、これまでに化学療法あるいは放射線治療中の飲用者からこれらの治療による副作用が軽減されたとの声が多く寄せられており、当社ではその裏づけとなる動物実験を数多く実施、その効果とメカニズムを実証してきました。
これまでに蓄積されたエビデンスは下記のとおりです。

(1) 放射線照射ラットの副作用軽減作用
(2) 抗腫瘍剤による毒性誘発ラットに対する効果
(3) 抗腫瘍剤の副作用によるマウスの体重減少に対する有効性
(4) デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘起大腸炎に対する保護作用
(5) フェレットに対する抗腫瘍剤誘起催吐防止作用

 

◎日本フードファクター学会で、新素材「米ケフィラン」について最新の研究成果を発表。

日本フードファクター学会(JSoFF)第9回学術集会が、12月6・7日兵庫県・淡路夢舞台国際会議場で開催され、弊社・前田浩明研究開発部長は、新食品素材「米ケフィラン」についての最新の研究成果を発表しました。
今回の発表は、「米成分を主な培地として用いて生成させた乳酸菌発酵物の性状」と題し、大阪府立大学大学院農業生命科学研究所(北村進一教授)との共同研究によります。
研究は、高脂肪食を負荷した高血圧ラットを用いて、ケフィラン及びケフィラン含有乳酸菌発酵物を30日間投与することにより、脂質代謝改善作用ならびに血圧上昇抑制について検討したものです。
研究の結果、ケフィラン及びケフィラン含有乳酸菌発酵物が機能性食品素材として生活習慣病の予防と改善に利用できる可能性が示唆されました。
脂質代謝改善作用の作用機序については、現在さらなる検討を行っています。
弊社の「米ケフィラン」は、乳酸菌の世界的権威である光岡知足博士(東京大学名誉教授)のもと、農林水産省の助成事業として5年間にわたって研究を進めてきたもので、「コメ培地による乳酸菌発酵食品」という従来の常識を覆したことが大きな特徴です。いくつかの試験結果については、すでに海外の学術誌に論文として発表されて、内外で注目を集めています。

 

■☆新素材”米ケフィラン”トピックス☆
「バイオブラン」「NKCP」に次ぐ新素材「米ケフィラン」について全6回シリーズでお届けします。

第5回・・・「米ケフィラン」の多彩な有用性-2
弊社の「米ケフィラン」はラットを用いた試験結果から
(1)血圧上昇抑制・抗動脈硬化作用/(2)整腸作用/(3)脂質代謝改善作用/(4)血糖降下作用
など多彩な機能が明らかになってきました。
今回は(3)・(4)についてご紹介します。

☆脂質代謝改善作用

高脂肪食を負荷した高血圧ラットを用いて、ケフィラン及びケフィラン含有乳酸菌発酵物を30日間投与することにより、脂質代謝改善作用ならびに血圧上昇抑制について検討。
研究の結果、① ケフィラン及びケフィラン含有乳酸菌発酵物投与群に濃度依存的に脂質代謝の改善及び血圧上昇の抑制が認められた。
② 脳ならびに大動脈、冠状動脈における病理組織学的な検査の結果、コントロール群(対照群)に脳底動脈及び大動脈弓部の内膜に脂質沈着が認められたが、ケフィラン投与群は病変が軽度であり、認められた個体数も少なかった。
これらの結果から、ケフィラン及びケフィラン含有乳酸菌発酵物が機能性食品素材として生活習慣病の予防と改善に利用できる可能性が示唆された。

☆血糖降下作用

糖尿病モデルマウスを用いてケフィランの経口投与による血糖降下作用を検討した。投与期間は30日間とした。その結果、ケフィラン投与マウスは濃度依存的に満腹時および空腹時血糖の上昇抑制が認められ、コントロール群(対照群)と有意差が確認された。実験で観察された現象は食物繊維が糖質吸収を物理的に遅延するという血糖降下作用機序に類似しており、ケフィランはその作用を持つ素材であると考えられる。

(つづく)

次回(最終回)は「米ケフィラン~米と乳酸菌の組み合わせの妙味」をお届けします。

■健康お役立ち情報

【1】「植物療法(Phytotherapy)について」
植物療法(フィトテラピー)は、ヨーロッパに古くから伝わる伝統医療で、現代の西洋医学の起源といわれています。なかでもハーブは最も古い歴史をもつフィトテラピーで、これはアジアやアメリカでも、医薬品として使われています。また、ハーブといえば、日本ではすぐハーブティが連想されますが、中にはイギリスやドイツ、フランスなどでは医薬品として利用されているものが少なくありません。
アメリカでは、最近ハーブが栄養補助食品として広く利用されるようになりましたが、これは栄養補助食品に関する新しい法律「DSHEA法」(Dietary Supplement Health and Education Act)が1994年に成立し、1999年に施行されたことによります。
医薬品として規制の厳しいヨーロッパに比べ、アメリカではビタミン剤のように自由に販売されていることや値段が比較的安いことなどから、ハーブのマーケットは年々大きくなっていると言われます。
植物療法は、植物がもつ有効成分を活用する医学ですが、これはインドのアーユルヴェーダや中国の漢方といったもう一方の伝統医学とも共通しており、まさに医学の原点と言えます。
西洋医学で一般的に用いられる化学薬品は、特定の症状を治す抜群の効果がある反面、副作用も懸念されますが、こうした反省から植物のもつ力に期待が集まっているわけです。自然界にあるものを活用するこの手法は、代替医療の中でも最も古く、また代表的なものであるといえましょう。
私たちの周辺でも、植物療法は、従来の病気の治療から予防、健康維持といった健康法としても見直されるようになってきました。
日本では、アメリカ同様に天然物由来の抽出物が薬品として承認されるのは難しいですが、最近のアメリカではFDAがハーブ製剤について医薬品として承認に向けた検討を進めているといわれますので、この流れは日本にも波及することが期待されます。

【2】・・・海外統合医療ニュース 第11回
DHEA――スーパーマンは作れない

DHEAというサプリメントを聞いたことがありますか。正式な成分名は「デヒドロエピアンドロステロン」。アメリカでサプリメントとして販売され、日本でも個人輸入すれば使用可能となっています。
もともと体内にある物質で、20歳代でピークに到達した後、加齢とともに減少します。寿命の長さと関連するという報告もあり、「アンチエイジング成分ではないか」とみられています。
04年11月のアメリカの医学専門誌には、加齢による体内DHEAの低下が見られる56人の男女(65~78歳)を2つのグループに分け、一方には1日50㎎のDHEAサプリメントを、もう一方には偽薬(プラセボ)を摂取してもらった研究があります。6カ月後には、内臓周囲の脂肪の面積がプラセボ群では2平方㎝増加したのに対し、DHEA群では13平方㎝減少していました。皮下脂肪も同様の傾向でした。
他にも骨密度の上昇、性的関心の改善といった働きがヒトの試験で明らかにされています。アンチエイジングの可能性は考えられるのでしょうが、現時点ではその使用には慎重であるべきとする専門家もいます。
というのも、体内での働きや長期的な影響が未解明であるからです。
DHEAは体内で性ホルモンに変化するため、性ホルモンの濃度が上昇して体に悪影響を及ぼすことも考えられます。
もっとも、アンチエイジングとは言っても「スーパンマン(ウーマン)を作るものではない」(フランスのボリュー医師ら)。
これだけは確かなようです。

出典・JAMA vol.292 p.2243-2248、2004

■連載シリーズ・・・第11回 高血圧のコントロールは自己測定から

日本生活習慣病予防協会 理事長
池田 義雄

軽症高血圧を含めると、我が国の30歳以上の高血圧者は3000万人と推定されます。高血圧がもたらす障害は、心臓、脳、腎臓など主要な臓器に及びます。ですから中高年の血圧コントロールは、肥満、糖尿病、高脂血症対策と並んで動脈硬化予防の重要な手段となります。
血圧測定は若いうちは定期健康診断でも充分ですが、高血圧家系のある方、高血圧を合併し易い肥満、特に内臓脂肪型肥満、2型糖尿病、高脂血症を有する方では、血圧の自己測定による血圧モニターが欠かせません。
医療機関等での血圧測定に際しては「白衣性高血圧」といって通常生活での血圧値よりも、より高い血圧値を示す場合がみられます。
例えば、中等度の高血圧がみられ薬物療法を行っている場合など医療機関だけの血圧値で治療をすすめていくと、通常の生活では血圧が下がり過ぎてしまっているということが起こり得ますので、高血圧と診断された場合、そして高血圧の治療をしていく場合には、血圧の自己測定による管理が欠かせなくなります。
この際には上腕か手首ではかる血圧測定器を用い、1日の血圧変動を記録して治療上の参考にしてもらいます。
なお医療機関ではかる血圧値は上(収縮期血圧)が140mmHg以上、下(拡張期血圧)が90mmHg以上で異常(高血圧)と診断されます。
これに相当する家庭血圧は白衣性高血圧分を差し引く結果、上が135mmHg、下が80mmHgとなり、これ以下へのコントロールが望まれます。

日本生活習慣病予防協会

特定非営利活動法人 セルフメディケーション推進協議会

■編集後記
みなさまはお正月に初詣をされましたでしょうか。私の自宅から比較的近い川崎大師は皆様ご存知のとおり、毎年お正月は大勢の参拝客で大混雑します。私は3日に参拝いたしましたが、1時間半ほど並びました。
川崎大師の近くにはたくさんの久寿餅(くずもち)屋さんが軒を連ねており、その中の住吉(すみよし)というお店の久寿餅をいただくのが楽しみです。

皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は2月10日配信予定です。
今後とも大和薬品株式会社をよろしくお願い申し上げます。

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