Vol.13 2004年9月号

Vol.13 2004年9月号

ごあいさつ

こんにちは。大和薬品E-メールマガジン担当の本間です。
おかげさまでメールマガジン発行から2年目となりました。
今回は感謝の気持ちを込めて、プレゼント企画を用意いたしました。
みなさまからのご応募お待ちしております。
また、弊社の新素材”米ケフィラン”トピックスを新連載いたします。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

◇◆ ご注目! ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

e-健康かわら版  創刊1周年記念
プ レ ゼ ン ト 企 画

◇◆ ご注目! ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

弊社メールマガジンのご愛読誠にありがとうございます。
発行1周年を記念いたしまして下記のアンケートにお答えいただいた方の中から抽選で5名様に「レンチンプラス1000(30包入)」をプレゼント。
(当選は発送をもって代えさせていただきます。)
残念賞・・・50名様に記念品もご用意しました。
皆様のご応募お待ちしております。

【ご応募方法】
eメール・葉書・FAXいずれかでお申込ください。
必要事項はつぎの(1)~(7)です。
(1)お名前 (ふりがなもお願いします)
(2)住所(郵便番号からお願いします)
(3)電話番号
(4)年齢
(5)職業
(6) e-健康かわら版」メールマガジンのご感想
(7)大和薬品ホームページのご感想

【宛先】
■郵送の場合
〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋1-16-19
大和薬品株式会社 「メールマガジンプレゼント係」行
■FAXの場合
FAX 03-5787-3780 (「メールマガジンプレゼント係」行)
(お電話でのお申込はできません。よろしくお願い申し上げます。)

【しめきり】
平成16年10月31日(当日消印有効)

皆様のご応募お待ちしております。

今月のメニュー

■大和薬品(株)関連最新情報
◎【予告】米国に子会社を設立
◎【予告】アメリカ展示会(SSW)にNKCPを出展
◎東南アジア3カ国で「バイオブランワークショップ」開催
◎「第4回日本統合医療学会 第6回日本代替・相補・伝統医療会議」にて特別
講演
◎第21回和漢医薬学会大会にて「HRB」「NKCP」の研究成果発表
◎「食のコミュニケーション会議」イベントに参加
◎医薬専門誌「薬理と臨床」でさらに論文1報発表
■☆新素材”米ケフィラン”トピックス☆
■健康お役立ち情報
【国内情報】「性格とがんの関係」について
【海外情報】マルチビタミンがHIV感染症の進行を遅延
■連載シリーズ…….第7回 快眠を得るための4ヶ条
■編集後記

■大和薬品(株)関連最新情報

◎【予告】米国に子会社を設立します。

弊社は、北米市場の販売を強化するため、今月中に米国のロサンゼルスに100%子会社 DHD USA INC.を設立することになりました。

弊社の主力商品「バイオブラン」は、全米でも多くの医療機関で使用されており、高い信頼と支持を受けています。今回の現地法人設立の目的は、バックアップ体制を強化して新たな販売チャンネルを確立し、さまざまなニーズに対応できるようにするものです。
また、南米の市場開拓も視野に入れています。
弊社の海外子会社設立は、2000年に英国のケンブリッジに設立したDHD (EUROPE) Co.,Ltd.、2002年にタイのバンコクに設立した SIAM DHD Co.,Ltd.に引き続き、3社目となります。
すでに稼動している英国およびタイのDHDはいずれも着実に成果をあげており、現地の販売強化だけではなく、地元の大学や研究機関などと共同研究や情報交換を積極的に行っています。これに加えて、世界最大の市場であり、サプリメント先進国である米国での新たな展開は、弊社の販売力強化のみならず生きた情報の収集や新製品の開発に寄与することが大きいと期待しています。
弊社では、バイオブランに続く自社開発素材、「NKCP」「コメケフィラン」の生産・供給体制も整い、これを機に、現地法人を拠点にして、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカにおける本格的な販売を開始します。

◎【予告】アメリカ展示会「SSW」に精製ナットウ菌培養物(NKCP)出展

弊社は9月29日~10月1日にアメリカのラスベガスで開催予定の機能性食品素材展SSW(「8th annual SUPPLY SIDE WEST」)に出展、主にナットウ菌培養物(NKCP)の展示・紹介を行います。
SSWは出展社数680と世界最大規模を誇る展示会で弊社は精製納豆菌培養物(NKCP)の米国での拡販を目的として昨年に引き続き参加します。
健康食品の最大市場をもつアメリカでは、近ごろ大豆やその加工食品、とくに納豆に関心が高まっていますので、NKCPの将来について大きな可能性があると弊社はみています。
今回は、商品の展示に加え、10月1日には獨協医科大学の一杉先生のプレゼンテーションを予定しています。

◎東南アジア3カ国で「バイオブランワークショップ」開催

弊社では、この7月にマレーシア、タイ、シンガポールの3カ国で「バイオブランワークショップ」を開催。
現地のディストリビューター主催、弊社後援によるもので、同社の主要製品「バイオブラン」の開発者の一人であり、世界的な免疫学の権威であるM.ゴーナム博士(UCLA/DREW大学教授)も出席し、講演、質疑応答と、各会場とも成功裏に終了しました。
7月27日(火)に開催されたマレーシアのフォーラムは、「がん治療への新しいアプローチ――バイオブランのNK活性効果やアポトーシス効果について」がテーマ。
出席者は、医師や医療従事者などおよそ80名。
最新の症例を含めたゴーナム博士の講演は好評で、この後行われた質疑応答は、予定をはるかに上回る1時間以上にわたりました。
29日(木)にタイ、バンコクで開催されたドクター、研究者向けセミナー(同国政府外郭団体NIA=National Innovation Agency共催)では、約100名が出席。ここでも、ゴーナム博士の講演に出席者の関心が集まりました。
タイでは、引き続いて一般向けセミナーも開催。80名を超える出席者が、講演や質疑応答に聞き入りました。
31日(土)には、シンガポールで同様のセミナーを開催。
ドクターを中心に80名を超える出席者があり、ゴーナム博士の講演、博士と3名の医師による共同研究の発表、パネルディスカッションに耳を傾けました。
また、3カ国とも、主要新聞や業界紙を中心としたプレスコンファレンスを同時開催しました。
とくにマレーシア、シンガポールではゴーナム博士も出席し、講演のほかレベルの高い質疑応答を繰り広げ、バイオブランに対するメディアの関心の深さが証明されました。
弊社としては、今後もこの種のワークショップについて開催国を増やしてレギュラー化していきたいと考えています。

◎「第4回日本統合医療学会 第6回日本代替・相補・伝統医療会議」にて特別講演

大和薬品(株)がメンバーとなっている日本食品機能研究会(JAFRA)は7月31日(土)~8月1日(日)に北海道大学学術交流会館で開催された「第4回日本統合医療学会 第6回日本代替・相補・伝統医療会議北海道支部会合同学会」にて特別講演を行いました。
「21世紀の統合医療――西洋医学と代替相補伝統医療の新たな共存の道」をテーマとした今回の大会で、JAFRAの前田浩明主任研究員は「食品機能の概念と評価法のグローバルスタンダード」と題してわが国の食品機能の評価についての現状を衝き、問題提起をしました。
講演では、まず先進国における生活習慣病やがん患者増加の主たる原因の一つとして、食品の精製度の高さによることが証明されていること。
近年わが国でも、食品成分は摂取後の生体との関わり合いで動的な機能として評価すべきとの考えが支配的になってきたが、多くの場合これらの成分は食品の品質や味、食感等を損ねる成分として食品加工の過程で除去されてしまう現状を解説。
薬物は主として病因物質の除去を目的としているが、食品機能とは食品成分が栄養状態の維持・改善に働く作用であり、生命維持作用であるとのことから、Treatmentに用いられるのが薬物(Drug)であり、Curingを支えるのが食品機能であると、薬品と食品の棲み分けについて持論を披露しました。
前田主任研究員は、最後に自身が開発に関わったfunctional food バイオブラン(米ぬかアラビノキシラン誘導体)について触れ、免疫強化に役立つ食品素材としてある程度のレベルに達している、と結論付けました。

◎第21回和漢医薬学会大会にて「HRB」「NKCP」の研究成果発表

第21回和漢医薬学会大会が8月21日(土)~22日(日)、富山市富山国際会議場・富山市民プラザで開催され、弊社は一般講演で、「米ぬかエキス水解物(HRB)」と「納豆菌培養液精製物」の作用についての新しい研究成果を発表しました。併せて、「米ぬかエキス水解物」のポスター展示も行いました。
今回の大会は、「自然の摂理と天然の恵みを巧みに利用した全人医療の確立をめざして」をメインテーマに開催されたものですが、この医学系学会大会は回を重ねるごとに広く注目され、21回目となる今回も満員の会場は熱気に包まれました。
本学会は和漢薬の作用性の検討を主軸とした学会ですが、近年は機能性を持つ天然由来の食品の作用性についても検討されるようになってきました。
今回の発表演題は以下の通りです。
○「米ぬかエキス水解物の高齢者におけるかぜ症候群予防効果」
(獨協医科大学、富山医科薬科大学、医療法人大智会介護老人保健施設アトレーユうおさきとの共同研究)
○「納豆菌培養液精製物の血液凝固・線溶系に及ぼす影響」
(獨協医科大学との共同研究)
○「米ぬかエキス水解物の喫煙者における呼吸器症状軽減効果の検討」(ポスター発表)
(獨協医科大学、東京慈恵会医科大学、医療法人財団晴幸会エヌ・エスクリニックとの共同研究)

◎「食のコミュニケーション会議」イベントに参加

8月26日(木)に東京農業大学(東京都世田谷区)で開催された「食のコミュニケーション会議」(通称「食コミ」)に前回に引き続き参加しました。
これは、東京・世田谷保健所が区や区民、大学、企業、NPOなどと協働で「食育」(正しい食を通じて健康づくりを推進する)のPRを目的としたネットワークで、弊社もこの趣旨に賛同し、設立時より参加しています。
今回のメインテーマは世田谷区で収穫された野菜について知り、調理して試食するなどして区民に親しんでいただくものでしたが、弊社は今年度が国連が提唱する「国際コメ年」(米を守る国際的な世論喚起を呼びかける)であることから、米の加工者の立場で展示発表を行いました。
主要製品である「米ぬかアラビノキシラン誘導体」(バイオブラン)や、近く商品化を予定している「米ケフィラン」などは、古くからの食習慣として日本人と深い関係のある米の有用性に着目して開発したものです。
今回の展示でも、企業としての真摯な姿勢や開発・製造に関わる安全性・確かさが出席者から評価されました。

◎医薬専門誌「薬理と臨床」でさらに論文1報発表

医薬関連の代表的な専門誌「薬理と臨床」(医薬出版発行)の7月号(第14巻第4号)で、当社はバイオブランの臨床データについて新たに論文を発表しました。
同誌については、前号(第3号)でバイオブランを中心とした5本の論文を一挙に掲載し各方面から注目されましたが、今回はそれに次ぐものです。
今回の発表論文は、以下の通りです。

○慢性関節リウマチに対するバイオブランの投与経験
市橋クリニック(神戸市)  市橋研一先生

この研究は、ステロイド剤を用いた対症療法を主とする慢性関節リウマチの患者に対して、「米ぬかアラビノキシラン誘導体(バイオブラン)」を長期間投与し、ステロイド剤、鎮痛剤、温熱療法等のリウマチの通常療法に対する補完効果を検討したものです。
当社のバイオブランに関しては、国内外の病院や大学、研究機関等で常時研究が行われており、今後も皆様に発表情報をお届けいたします。

■☆新素材”米ケフィラン”トピックス☆
「バイオブラン」「NKCP」に次ぐ弊社新素材「米ケフィラン」について全6回シリーズでお届けします。

第1回・・・はじめに
~健康志向の時代に「米」が贈る”伝説の栄養源”~

世界有数の長寿地域コーカサス地方で、かつて門外不出とされた発酵乳ケフィール。
そのケフィールの素”ケフィール粒”の特徴的な乳酸菌ラクトバシルス・ケフィラノファシエンス(以後L.ケフィラノファシエンスと省略)は、特有の粘質性多糖ケフィランをつくります。
このケフィランには多くの生理機能が秘められていると長年注目されてきましたが、大量生産する技術はこれまで確立されていませんでした。
大和薬品はこのケフィランの機能性食品素材としての有用性にいち早く注目し、日本人の主食である”米”を培地とした独自の技術でL.ケフィラノファシエンスを培養し、植物性ケフィランの効率的生産に成功。健康食品・一般食品など、幅広い分野への利用を可能にしました<つづく>。
次回は、”「米ケフィラン」の特長について”をお届けします。

■健康お役立ち情報

【国内情報】 「性格とがんの関係」について

「性格とがんの関係」について
やせた日本人男性は、標準体形の男性に比べてがん発生率が最大29%も高い、という研究発表がありました。厚生労働省研究班の大規模疫学調査によるもので、従来肥満でがんのリスクが高くなる危険性は指摘されてきましたが、やせ形もがんになりやすいことが示されたわけです(8月20日頃の新聞各紙)。
がんに関しては、いままでいろんな調査がされてきましたが、さきに東北大学が実施した「性格とがん」についての調査結果は、アメリカの国立がん研のジャーナルに報告され、世界の注目を集めました。
同大学公衆衛生学のグループが、宮城県の14町村に住む40~64歳の男女30,277人について、7年間にわたって追跡調査したもので、結果は「神経症的傾向」「外向性―内向性」「逸脱傾向」「律儀さ」といった性格傾向はがんの罹患リスクと関係ない、というものです。
調査の時点で、すでにがんにかかっていた人については「神経症的傾向」が強いグループほど、こうした人の割合は多かったものの、調査時点でがんの既往がなかったにもかかわらず、その後新たにがんに罹患した人については、分析の結果、「神経症的傾向」が強いグループでも弱いグループでも、がんの罹患率に差はなかったというものです。
これは、がんになった結果としては「神経症的傾向」が強まるが、「神経症的傾向」が原因でがんになるわけではない、ということを示唆しています。
この調査研究は、性格とがんについてのものとしては最大規模のものといわれますが、それでもまだ多くの課題は残されています。
これから、「自分はがんに罹りやすい性格ではないか」などと、不必要な心配をして思い悩むことはない、ということでしょうか。
(出典:Journal of the National Cancer Institute
2003;95:799-805)

【海外情報】・・・海外統合医療ニュース 第7回

マルチビタミンがHIV感染症の進行を遅延

途上国での統合医療の可能性を示すデータが発表されたので、ご紹介しましょう。
アフリカのタンザニアで行われた臨床試験(平均追跡期間61.4カ月)で、エイズウイルス(HIV)に感染した妊婦271人に対してマルチビタミンを飲んでもらったところ、偽薬群267人に比べて病気の進行が抑えられたというものです。
食欲を減退させQOL低下を引き起こす消化器症状(口の中の潰瘍、吐き気、下痢など)も軽減されることがわかりました。
研究グループでは、マルチビタミンの摂取が免疫機能を増強させたことと、ビタミンCとEによる抗酸化作用がウイルスの複製を減少させたためと見ています。
エイズの薬は高価なために、恩恵にあずかれない人たちがいることは以前から言われていました。
一方、抗エイズ薬を飲むとさまざまな副作用に苦しめられることも事実です。
マルチビタミンでエイズを克服できるというわけではありませんが、治療に取り入れると病気の進行を遅らせ、抗エイズ薬を飲み始める時期を先延ばしできることになります。
しかも、試験に用いられたマルチビタミンは年間およそ15ドル(約1700円)とのこと。
サプリメントと医薬品、両者のメリットを使い分けることの大切さが裏付けられました。
この試験で用いられた処方は、ビタミンB1・20mg、B2・20mg、B6・25mg、ナイアシン100mg、ビタミンB12・50μg、ビタミンC500mg、ビタミンE30mg、葉酸800μg(いずれも1日量)です。なお今回の研究では、マルチビタミンにビタミンAは含まない方がよいという結果になっています。
(出典・New England Journal of Medicine Vol.351、p.23‐32、2004)

■連載シリーズ・・・第7回 快眠を得るための4ヶ条

日本生活習慣病予防協会 理事長
池田 義雄

私たちは、生涯の3分の1の時間を休養のための睡眠に費やしています。
この時間こそは、残りの3分の2の時間帯における充実した生活行動の原動力となります。
睡眠の仕組みは、ノンレム睡眠とレム睡眠によって構成されています。
床に入って眠りについた際、脳波的にみて最も深い眠りが訪れてきます。
これがノンレム睡眠で、「脳の眠り」と別称されています。
この深い眠りに次いで、ほんの短い時間(10分程度)のレム睡眠が訪れます。
レム睡眠は「夢見る眠り」と言われたり、手足などの筋肉の緊張がすっかり解きほぐされてくるため「身体の眠り」とも呼ばれます。
快眠が得られないというのはこのノンレム睡眠の質的低下によって起ってきます。
そこで快眠を得るための工夫の第1は、日中を活動的に過ごすこと。
第2は、朝の一定時間に起床し、たっぷりと光を浴びること。
第3は、起床後14時間をめどに就眠の準備をする。
即ち、カフェイン類の摂取を止める。温めのお湯でゆったりと入る。
五感に心地よい刺激を与えてくれる音や香りや色を上手に利用するなどです。
そして第4は、これらの努力によっても快眠が得られない場合、中高年者ではかかりつけ医に相談し適切な睡眠薬を処方してもらうことをお勧め致します。

■編集後記
そろそろ夏にたまった疲れが出てくる頃ではないでしょうか。
この時期はまだ冬場に比べ眠りも浅くなりがちです。
「快眠を得るための4か条」ぜひご参考ください。
暑さもいましばらくの辛抱です。どうかおからだには十分お気をつけください。

皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は10月8日配信予定です。

今後とも大和薬品株式会社をよろしくお願い致します。

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