Vol.72 2009年8月号

Vol.72 2009年8月号

ごあいさつ

こんにちは、メールマガジン担当の石原です。
8月2日、バイオブラン研究会 2009年国際大会が大盛況のうちに幕を閉じました。最新の研究報告を聴講し、非常に勉強になりました。
また、一つのイベントを皆で作り上げていくことの難しさ、楽しさを改めて痛感致しました。

今回のメールマガジンでは当社が出展した2つの展示会についてご報告させて頂いております。また川上先生に「夏の冷え性」について執筆していただきました。
他にも先生方の健康アドバイスや健康豆知識、ワールドヘルスレポートなどお役立ち情報満載でお届けしますので、是非お楽しみください。

■ドクターからの健康アドバイス
◎季節の健康情報
夏の冷え性
医学博士 川上智史先生

■ワールドへルスレポート
◎ベビーブーマー世代の高齢化で、米国アンチエイジング市場が好況

■健康豆知識
◎健康格言から学ぶ
風邪は万病の元

今月のメニュー

■大和薬品(株)関連最新情報
◎2009年5月に、東京で相次いで開催された二つの展示会に、当社は主力製品を出展
■統合医療新着情報【42】前立腺がん検診は有益
■編集後期

■大和薬品(株)関連最新情報

◎2009年5月に、東京で相次いで開催された二つの展示会に、当社は主力製品を出展

5月19日(火)・20日(水)、東京国際フォーラムで開催された健食原料・素材・OEM展 2009(主催:ヘルスビジネスマガジン社)には、60を超える素材メーカーや受託製造企業が参加。素材や原料、技術などを展示、アピールしました。当社では、今年度も、米ぬかアラビノキシラン「バイオブラン」をはじめ、ナットウプロテアーゼ「NKCP」、乳酸菌米培地生成物「米ケフィラン」の3点を出展しました。
また、企業プレゼンテーションでは、当社の研究開発部長加藤久宣が、「バイオブラン(米ぬかアラビノキシラン)の樹状細胞分化促進作用」と題して、腫瘍細胞に対しての免疫活性に関する最新の研究成果を発表しました。

5月20日(水)~22日(金)、東京ビッグサイトで開催された第14回国際食品素材/添加物・会議(ifia JAPAN 2009)、第7回ヘルスフードエキスポ(HFE JAPAN 2009)(主催:食品化学新聞社、後援:農林水産省、厚生労働省、各国大使館など)にも、当社は同様に3商品を出展しました。HFE JAPAN セッション会場では、腸内細菌の世界的権威である光岡知足氏(東京大学名誉教授)が「米ケフィランの有用性と腸内細菌叢」と題して講演。
当社が開発・製造する素材を取り上げて、その有用性を述べられました。

健康食品については、従来に増して安全性が求められている現在、当社の商品はいずれも米や納豆といった日本人の古くからの食習慣に結びついた素材を原料としていることや、厳しい品質管理の下で生産されることから、どちらの会場でもいままで以上の注目を集めました。当社は今後も、展示会やセミナー、講演会などを通して商品の正しい情報を、責任と自信を持って広く発信していきたいと考えております。

■統合医療新着情報【42】前立腺がん検診は有益

血液検査による前立腺がん検診の有効性について、しばらく賛否が分かれていましたが(e-健康かわら版vol.50参照)、「有効である」という方向で決着がつきそうです。この検査は「PSA(前立腺特異抗原)」という物質を測るものです。血液中のPSAは前立腺がんや前立腺肥大症などで増加します。
一般の健康診断で実施すれば、増加した場合「この人は前立腺に異常があるかも」という目星がつき、次の精密検査につなげられるというわけで、すでに広く行われています。
ところが、こうしたやり方は「勧められない」という見解を、厚生労働省の研究班が2007年に発表。逆に日本泌尿器科学会は検診を推奨するガイドラインを出版するなど、混乱が始まりました。
そんな中で今年3月、欧州で行われた16万人規模の研究で、PSA検診を4年ごとに受けた人は、受けなかった人に比べて前立腺がんによる死亡率が20%減少することがわかりました。検診を受けているとがんを早めに見つけられるので、治療がしやすいわけです。
この研究は「効果あり」の大きな裏づけとなり、日本泌尿器科学会は4月、「PSA検診はより強く推奨される」ことを表明しています。
今後は、PSA検診で「引っかかった」人に対して、いかに適切に精密検査、治療が行われるかどうかに関心が向けられるでしょう。

■編集後記

8/2にバイオブラン研究会国際大会が開催され、国内外諸先生方のお話を伺い、非常に勉強になりました。改めてバイオブランについて学ぶことができ、これまで知らなかったようなことも多々ありました。
これからも最新データ等を皆様にお届けさせて頂くよう努力して行きたいと考えております。

8月に入り、暑い日が非常に続いております。
川上先生の連載にもあった通り冷房の温度を適度にし、熱中症や脱水症状に気をつけて、くれぐれもお体ご自愛ください。

来月も引き続き国内外の展示会情報やコラムをお届けしてまいります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は9月9日配信予定です。

TOP