Vol.83 2010年7月号

Vol.83 2010年7月号

ごあいさつ

こんにちは。メルマガ担当の石原です。
今月の健康戦略シリーズでは遠藤雄三先生(浜松医大)の「免疫細胞たち=血液細胞たち-その②」をご覧いただけます。健康豆知識のコーナーでは、ナットウ菌から取れたたんぱく質「ナットウプロテアーゼ」を取り上げ、日本の伝統的な発酵食品に含まれた酵素のちからをご紹介しています。
今月も盛りだくさんの内容でお届けいたしますので、お楽しみに。

■病理専門医からみた健康戦略シリーズ 第二弾 炎症と免疫
6)からだの防御システム -免疫細胞たち=血液細胞たち-その②
◎前回の「免疫細胞たち-血液細胞たち」の続編です。
医学博士 遠藤雄三 先生

■ワールドへルスレポート
◎米国ではこれまで自閉症とみなされなかった軽度の症状までも自閉症と診断されるようになりました。自閉症の発症率や代替療法利用率など現状をリポート。

■健康豆知識
◎健康の温故知新 6)次世代のナットウ有効成分、NKCP「ナットウプロテアーゼ」
今や世界中で健康に良い食品として知られる納豆に含まれる「酵素のちから」をご紹介します。

今月のメニュー

■大和薬品関連最新情報
◎台湾でバイオブランの講演会が開催されました
■気になるからだ
◎第4回 あなたの「肺年齢」はいくつ?
■編集後記

■大和薬品関連最新情報
台湾現地代理店の主催により、台北・台南・高雄の3箇所においてバイオブランに関する講演会が催されました(7月25日~27日)。
薬剤師、オーガニックショップ関係者、利用者を対象としたセミナーで、フィリピンのDr. Laoによってクリニックの治療方針などを中心にご講演いただき、参加者からは活発な質問が寄せられました。今回の講演会の総参加者は300名を超え、現地では、バイオブランへの期待がさらに高くなりました。

講演会名:The 6th Arabinoxylan BioBran International Workshop
開催場所:Cardinal Tien College of Healthcare & Management (台北)
:National Cheng Kung University(台南)
:Gaoxiong Veterans General Hospital(高雄)
演  題:BioBran, Its Application on Clinical Cases in the Philippine Setting
講  師:Dr. Edna Sasing Lao(Dr.Edna Sasing Lao クリニック・フィリピン)

■気になるからだ あなたの「肺年齢」はいくつ?
長年たばこを吸っているが、最近、風邪をひいたわけではないのに、咳が続いたり、痰がからんだりする。階段を昇るときに息切れがする――。そんな症状が気になったら、一度医療機関を受診した方がよいかもしれません。
肺の病気の1つにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)があります。その名の通り、肺の空気の流れが悪くなる病気です。主に長期間にわたる喫煙が原因とされているので、「タバコ病」とも「肺の生活習慣病」とも言われています。
40歳以上の約10人に1人がCOPDに罹っていると推定されています。
初期は無症状のままゆっくりと進行するので、息切れ、咳、痰など症状が出始めた頃にはすでに病気が進行していると言われます。
そのためもあり、最近では「肺年齢」という言葉が日本呼吸器学会から提唱されています。
これは、1秒間に吐き出せる息の量を特別な機器(スパイロメトリー)で測定し、その数値と身長から算出されるもの。実年齢よりも肺年齢の方が高ければ、肺の老化が進んでいる、あるいは病気の疑いがあるというわけです。肺年齢は、測定機器のある医療機関や人間ドックなどで測定することができます。自分の肺年齢を知ることで、COPDなど肺の病気に対する関心が高まると期待されています。

■編集後記
今月のメールマガジンはいかがでしたか?
さて旬の食材ですが、7月は「ゴーヤ」を取り上げてみたいと思います。
沖縄料理の全国的な広まりを受けゴーヤチャンプルの食材としても有名になったゴーヤの正式名称は「ツルレイシ」といいます。
緑色の表面にあるオウトツが特徴的な形をしていますが、実はそこがビタミンCの宝庫になっています。他にもカリウムやリン、鉄などのミネラルも含みバランスの取れた栄養成分を含んでいます。
ゴーヤの最大の特徴である苦味は「モモルデシン」という成分によるもので、近年では血糖降下作用、血圧のコントロール作用、体を冷やす働きなど様々な機能性についても注目されています。旬の食材を楽しみながら、夏バテ防止に役立てましょう。

-「ドクターから健康アドバイス」のお知らせ-

今夏より新しく連載を始める予定です。それに先立ち少しだけ執筆いただくドクターのプロフィールをご紹介します。

医療法人白寿会ハートフルクリニック院長 平良茂 医師
サプリメント療法、点滴療法、統合医療、予防医学、アンチエイジング医学、補完代替療法などを実践するとともに、普及、研究、発展に従事。
日本臨床自由診療研究会の立ち上げなど精力的に活動する。
統合医療の最先端情報をお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに!

今月も「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
これからも充実したお役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願いします。
皆様からのご意見・感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は8月10日頃配信予定です。

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