Vol.90 2011年2月号

Vol.90 2011年2月号

ごあいさつ

こんにちは、メルマガ担当の石原です。
今月から遠藤雄三先生のコラムでは、がんと免疫療法について考えていきます。
序章となる今回は、「自己と非自己」は何が異なるのか解説していただきます。
また、健康豆知識では腹八分目についてお読みいただけます。腹八分目は昔から身体に良いとされていますが、なぜなのでしょうか。知っているようで知らないその理由をお届けいたします。
その他、ワールドヘルスレポートなど盛りだくさんの内容でお届けいたします。
お楽しみ下さい。

トピックス

■病理専門医からみた健康戦略シリーズ 第二弾 炎症と免疫
2)自己とは?非自己とは?
浜松医科大学(第一病理) 医学博士 遠藤雄三先生
◎現在「生体防御学」の一部となり始めている免疫学。
これまでの目覚しい発展を振返りながら、これからの「がん免疫療法」を考えていきます。

■ワールドへルスレポート
ストレスで睡眠障害を訴える米国民が増加
◎米国では長引く景気低迷からストレスを抱える人々が急増していることを先のレポートでお伝えしましたが、身体的な影響では鬱や睡眠障害といった症状で現れるケースが多いようです。
今回は睡眠障害に焦点を当て、対策についてまとめました。

■健康豆知識 健康の温故知新
13)腹八分目、カロリスの効用
◎昔から満腹の手前、いわゆる腹八分目の食べ方が体に良いといわれてきました。
食べ過ぎは、十分な運動によるカロリー消費が伴わなければ、肥満への道を突き進むばかり。待っているのは、メタボであり糖尿病や心臓病です。今回は、腹八分目の効用についてご紹介します。

今月のメニュー

■大和薬品関連最新情報
◎第12回 薬局・薬店勉強会を開催しました
■気になるからだ
◎第11回 歩き始めや階段での膝の痛み
■編集後記

■大和薬品関連最新情報
大和薬品が主催する(協賛:株式会社アアム)第12回薬局・薬店勉強会が東京・品川にて開催されました(2月6日 於品川イーストワンタワー21F)。
今回は、これまでの免疫・人体に関する内容に加え、「糖尿病と時間栄養学」をテーマとした内容にて実施いたしました。講師は小松薬品の小松和史先生にお願いし、夕方までの長丁場でしたが通常よりも沢山の先生方にご参加いただくことができました。大和薬品では今後とも有用な情報を提供すべく、本勉強会のさらなる充実を図っていきます。

■気になるからだ 歩き始めや階段での膝の痛み
歩き始める時や階段の昇り降りに、膝にチクッとした痛みが走る。何となく膝が腫れぼったい――。特に冬の寒い時期、心当たりはありませんか。
そういった症状が出る病気の1つが変形性膝関節症です。関節はあたかも蝶番(ちょうつがい)のようになっていて、すき間の関節液や軟骨などの働きでスムーズな動作ができます。変形性膝関節症は、潤滑油・衝撃吸収材の役割を果たす関節液の成分「ヒアルロン酸」が加齢によって減少し、軟骨がすり減ってしまうことで起こります。
医療機関では、生活のアドバイスや痛み止め(飲み薬・貼り薬・塗り薬)の処方、痛む膝関節へのヒアルロン酸注射、進行した人には手術などが行われています。自分でできる対策として、減量(膝への荷重を減らすため)、太ももの筋力強化、膝を冷やさないようにすること、転ばないようにすることを心がけましょう。
膝の痛みに有望とされている機能性食品には、グルコサミン、コンドロイチンなどがあります。いろいろなメーカーから販売されているので、配合成分や量などをよく調べた上で試してみるのもよいでしょう。

■編集後記
今月のメールマガジンはいかがでしたか?
さて、今月の旬の食材は、独特の香りをもつフキに注目してみます。
高さ3~4mにも成長する種類(ラワンブキ・北海道)があるフキですが、日本原産の山菜です。日本原産とはいえ、近縁種が世界中に分布しており主にハーブとして使用されているようです。葉柄や葉が煮物、和え物、菓子、佃煮など様々な形になり食卓に並びます。中でも春先にはフキノトウ(蕾)が取れ、長年食用として親しまれており、味噌汁や天ぷら、漬物などにして風味を楽しむことができます。食物繊維やカルシウム、ビタミンCなどの栄養素を多く含んでおり、非常に栄養価の高い食品ですので、旬の味覚を楽しみながら健康に役立てましょう。

今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
今後とも充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています。

次回の「e-健康かわら版」は3月10日頃配信予定です。

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