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ドクターからの生活習慣病予防アドバイス

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食後高血糖で始まる糖尿病

主食の穀類は低GI(血糖値の上昇が低い)ものを

血糖値が、持続的に高値を示す状態が糖尿病です。しかし中高年で発病してくる糖尿病は、いきなり高血糖になるということはありません。経過は極めて緩慢で食後の高血糖から始まります。

食後血糖値の上昇の程度を的確にみるためには、「75g経口ブドウ糖負荷試験」が最適です。血糖値をみるポイントは、2時間値が140mg/dlを越えているかどうかです。この際尿糖は陽性になります。この点を日常生活の中で明らかにすることが、糖尿病を早期に気付き本格的な糖尿病への進行を防止する上で欠かせない情報になります。

そこでお勧めなのが0~2000mg/dlが定量でき、その成績がデジタル表示されるKKタニタが開発した「デジタル尿糖計」の活用です。これなら痛みも無く、いつでも、誰にでも出来て便利です。

特に肥満を伴った糖尿病の予備軍にはぜひこれを取り入れ、本格的な糖尿病への移行を予防するようにしたいものです。

なお食後血糖値の急上昇を抑えるための食事のポイントは、主食として摂る穀類を可能な限り低グライセミックインデックス(低GI食=血糖値の上昇が低い食品)なものにすることをお勧めします。

プロフィール
池田 義雄(いけだ よしお)氏

日本生活習慣病予防協会 理事長

池田 義雄(いけだ よしお)

昭和36年(1961年)東京慈恵会医科大学卒。同大生理学教室、第3内科教室講師、助教授を経て平成5年より同大健康医学センター健康医学科教授。平成12年同大退任後、現職にて肥満、糖尿病、健康医学を中心に生活習慣病予防活動を推進する一方、日本生活習慣病予防協会、日本食物繊維学会各理事長、セルフメディケーション推進協議会会長、日本肥満学会ほか多くの学会、研究会の役職にあるほか、厚生労働省、薬事・食品衛生審議会委員、共立薬科大学客員教授などにて活躍中。

<主な著書等>
「糖尿病クリニック」新興医学出版(1980)、「糖尿病のスポーツ医学」朝倉出版(1980)、「肥満の臨床医学」(編著)朝倉出版(1986)などの他に、一般向け啓蒙書として、「糖尿病療法のコツ」、「お腹をへこます法---肥満の最新医学」、「糖尿病に克つ」、「こちら健康医学科」、「検査の受け方・検査値の読み方」、「成人病を防ぐ本」、「健康パスポート2000」など、その他論文多数。

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