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歯周病の怖さとその予防~8020(ハチマルニイマル)を目指して

長寿社会を謳歌するためには健康な歯の維持が必須

最近、日本歯科医師会の執行部に健康保健医療を巡って不祥事が報道されていますが、ちなみに歯科医療を予防も含めた視点で受診出来る体制作りは、国民の歯の健康にとっては大変大事なことです。このためのシステムをしっかりと整備することについては、今や誰もが異存のないところだと思います。

さてもうすぐ6月を迎えますが、6月4日は「虫歯予防デー」です。虫歯対策は、幼小児時期からフッ素を用いた方法などが良い効果を収めています。

一方、「健康日本21」による健康作り運動では、虫歯と並んで「歯周病」が成人における重大な生活習慣病の1つとして取上げられています。歯周病の怖さは、これを放置することで歯の消失を招くだけでなく、歯周病の原因となっている細菌が歯肉から血液の中に入り込み血管、特に心臓を取り巻く冠状動脈の内側に張り付いて、そこに血栓を作り心筋梗塞を起こす可能性が重視されている点を注目しておかねばなりません。

虫歯と歯周病を予防することで、80歳に至っても20本の健康な歯を維持する(8020運動)ことこそが、長寿社会を謳歌するためには必須です。歯ブラシと歯間ブラシを駆使し、細菌の棲み家になるプラークを除去し、虫歯とともに歯周病をもしっかりと予防していきたいものです。

プロフィール
池田 義雄(いけだ よしお)氏

日本生活習慣病予防協会 理事長

池田 義雄(いけだ よしお)

昭和36年(1961年)東京慈恵会医科大学卒。同大生理学教室、第3内科教室講師、助教授を経て平成5年より同大健康医学センター健康医学科教授。平成12年同大退任後、現職にて肥満、糖尿病、健康医学を中心に生活習慣病予防活動を推進する一方、日本生活習慣病予防協会、日本食物繊維学会各理事長、セルフメディケーション推進協議会会長、日本肥満学会ほか多くの学会、研究会の役職にあるほか、厚生労働省、薬事・食品衛生審議会委員、共立薬科大学客員教授などにて活躍中。

<主な著書等>
「糖尿病クリニック」新興医学出版(1980)、「糖尿病のスポーツ医学」朝倉出版(1980)、「肥満の臨床医学」(編著)朝倉出版(1986)などの他に、一般向け啓蒙書として、「糖尿病療法のコツ」、「お腹をへこます法---肥満の最新医学」、「糖尿病に克つ」、「こちら健康医学科」、「検査の受け方・検査値の読み方」、「成人病を防ぐ本」、「健康パスポート2000」など、その他論文多数。

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