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健康豆知識
ホリティック(全体医療)
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リラクセーション

ストレス社会といわれる現在、否応なしに強いられる不安感や緊張感をほぐす手段として、リラクセーション(Relaxation)が注目されています。

英語のRelaxから派生したこの言葉、本来は「緩和」とか「弛緩」などといった意味ですが、この場合は「心身の緊張を緩和する」ということになります。「緊張」とはまったく逆の意味になります。
リラクセーションという言葉も一般化して、近ごろでは世界のさまざまなリラクセーションと称する施術が日本でも紹介され、それらの施術が受けられる施設も増えています。また、リラクセーション認定を行うNPO法人も設立されています。

恐怖感を抱いたり、不安感をもったり、緊張感に苛まれたりすると、ストレスがたまって、筋肉が緊張し、心身ともに不安感などが増強する、という悪循環になってしまいます。

こうしたときに、自律神経や筋肉の緊張などの状態をコントロールすることでリラックスした弛緩状態にして、本来のバランスのとれた状態を取り戻し、それを保つのがリラクセーションです。筋肉の緊張がほぐれると、身体的に楽になるばかりか、感情的にもリラックスした状態になります。

しかしながら、「緊張感が即ち悪であり、リラクセーションが善である」というわけではありません。両者とも、種類や程度はさまざまですし、人間にとってはある程度の緊張感はむしろ必要です。緊張感とリラクセーションを、バランスよく持ち合わせることが、心身ともに健康でいる秘訣といえるでしょう。

そのバランスを自分でコントロールすることが大切ですが、その前提として、まず自分自身のコンディションを知っておくことです。体の緊張や弛緩などの感覚が、人によって鈍感であったり敏感であったりするからです。

不安感や緊張感が強くなると、臨床心理士などによる専門的な手当てが必要となりますが、セルフコントロールをする場合でも最も適したリラクセーション法を、専門家と相談して見つけ出すことが大切です。それよりも、不安感や緊張感が強くならないように、常に気分転換を図ることも必要です。

音楽を聴いたり、小鳥や波の音を聞いたり、美しい風景や美術品などを鑑賞したり、ハーブの香りやお香を楽しんだり、食事で工夫したり・・・など、五感をフルに使うことです。
旅行や温泉なども効果的でしょう。そもそもリラクセーションには、「心身の緊張緩和を図る技法」という意味のほかに、「休養」「気晴らし」「息抜き」「娯楽」などといった意味もあるのですから。