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ゲルソン療法

代替療法の中にはいくつもの食事療法・自然療法がありますが、その一つに「ゲルソン(Gerson)療法」があります。

その名のとおり、アメリカでマックス・ゲルソン博士が1930年代に開発した食事療法で、最初は結核の治療に用いられていました。

当初は、科学的な根拠が十分でなかったことなどから医学の主流になれなかったのですが、その後ガンの治療や再発予防のための治療法として広まっていきました。

この療法の考え方は、ガンを肉体の一部にできる局所的な腫瘍ではなく全身の栄養や代謝の障害による疾患であると捉えていることが特徴です。

この考えに基づいて、ガンを誘発・助長する食品はすべて排除し、自然な食物から多種類の有用な栄養素をバランスよく摂取することによって、人間が従来もっている身体の機能を高め、ガンなどの病気を排除しようというものです。

アメリカのゲルソン協会の資料によれば、「ゲルソン療法」を「ガンの食事療法」と考え、具体的に次のようなポイントを挙げています。

  • 塩の禁止
  • 脂質の制限
  • タンパク質の制限
  • 野菜ジュースの大量摂取
  • 天然ビタミンCの大量摂取
  • コーヒーによる浣腸

アメリカやヨーロッパでは、「ゲルソン療法」によってガンを治した人が数千人もいるという情報もありますが、これをもってこの療法がすべてのガン患者に有効ではあるとはいえませんし、これだけでガンと立ち向かうには無理があります。

現にゲルソン博士は、「食事療法(ゲルソン療法)と医学的治療を組み合わせて、初めて治る。どちらか一方だけでは治らない」と説いています。

「ゲルソン療法」は、食事療法の中でも大変厳しい食事制限をしていますので、リバウンドの危険性も含め素人考えで実行するにはリスクが伴います。とくに、脂質やタンパク質の摂取制限は現代の栄養学に相反しています。専門の医師に相談するのが必須といえましょう。